
いいねボタンがあったら、10回ぐらいプッシュしたい。四国の小さな山村で暮らす子供や、若者や、お年寄りたち15人に、27枚撮りの使い捨てカメラ(おそらく写ルンです)を渡して、1枚ずつにテーマを決めて撮ってもらったという、ユニークな写真集。写真ってこういうものだったよね、と、感動します。
同じシロウト写真でも、iPhoneで撮ったシロウト写真はとてつもなくツマラナイのにね。チャンスは1回だけ。テーマは「明るい色一色」「テーブルに用意した朝食」「お気に入りの靴」「あなたの右手」「水道から流れる水」「起きてすぐの寝床」などなど。当然、技術的にはヘタなんだけど、逆にプロにはこういう写真は撮れないでしょ、という魅力的な写真がたくさんある。
27個のテーマは書いてあるけど、どの写真がどのテーマで撮られたのかは書かれていません。「笑顔の人」と「一番好きな人」というテーマがそれぞれあるので、カメラに向かって笑っている人の写真が、どっちのテーマで撮られたのか、それは撮影者にしかわからないのです(ここで再びいいねボタンを10回プッシュ)。

