小さなデザイン事務所のまじめなホームページ制作

バスの時間

4月から子供は歩き登園です。
幼稚園バスに乗るのも、
もう終わりです。

バス停まで手をつないで、
一緒にバスを待つ朝の時間も、
もう終わります。

バス登園最後の日、
先生に許可をもらって
窓越しに一枚、
写真を撮りました。


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すごい話

大江健三郎さんがノーベル文学賞を獲った時、
ミーハーなぼくは「死者の奢り・飼育」の
文庫本を買って読んでみるも、
小僧だった当時のぼくには難しくて、
あの暗いイメージだけが残りました。

それから大人になって
「新しい人の方へ」という本を読んで、
大江さんという人はとても
魅力的な人だなと思いました。

そこにはコラムのようなかたちで、
本はゆっくりと読むものだとか、
ウソをつかない人になるための方法だとか、
大江さんの生き方や考え方が
やさしい文章で書かれていました。

なかなか手を出せずにいた
カラマーゾフの兄弟を「読むぞ!」
と決意させてくれたのも、
この本のおかげです。

先日ツイッターを眺めていると、
大江さんに関するツイートが
流れてきました。

伊集院光さんのラジオに
大江さんが出演した時のことを、
リスナーが記憶を頼りに綴った
ブログ記事が紹介されていて、
それがすごい話だったので
リンクを貼っておきます。

https://plaza.rakuten.co.jp/norimasa1718/diary/200803030002/

ちょっと長いですけど、
ぜひ最後まで読んでほしいです。

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けんこう、たのしい、ゴリラ




子供が「でんじゃらすじーさん」の
1巻を買って最近よく読んでいます。

見たい夢を紙に書いて
枕の下に入れて眠ると、
その夢が見られるという話が
マンガの中にあったみたいで、
「おれがみんなの夢を書くね」
と言ってせっせと書いてくれました。

けんこう
たのしい
ゴリラ

たのしいはわかるんやけど、
けんこうというワードチョイスが
なかなか良い味出してるなあと思いました。

翌朝聞いてみると、
みんな夢を見ていませんでした。
そういえば最近、
夢を見ていないような気がします。

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おかえり

帰ってきたー。
黄泉の国から、
戦士が帰ってきたー。
(おっことぬしの声で)

修理に出していたX100Fが、
元気に帰ってきました。

修理費は高かったけど、
より愛着が湧いています。
このカメラで、これからも
家族の時間を残していくのだ。

夜の長崎で黒川カメラマンが
取り出したニュー兵器は、
撮れる空気感がすごかった。
マニュアルフォーカスのみ、
デジタルだけど一枚一枚、
丁寧にシャッターを切りたくなる、
そんなカメラでした。

帰ってきたX100Fでも、
小さなファインダーを覗いて、
指先でピントを合わせながら
「チッ」とシャッターを切る。
カメラで、写真を、撮っている、
という気持ちになる。

たのしー

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最近の日常 0206-0220

2月6日 脱スマホ

枕元のスマホは睡眠の質を悪くすると聞いたので、アナログの目覚まし時計を買った。長い間スマホで起きていたから、時計の目覚まし音になかなか体が慣れてくれず、アラーム音を止めるまでにモタついている。睡眠の質が良くなったかどうかは、正直わからない。


2月11日 ラルフローレン

天神へ買い物に行き、古着屋で子供にラルフローレンのシャツを買った。ブルーのギンガムチェックのボタンダウンシャツ。とてもよく似合っている。


2月12日 カメラの修理

愛用しているカメラ「X100F」が故障してしまった。宮城県にある修理センターに送って診てもらったら、修理の見積りが7万円だった。がびーん。思ったより高いけど、7万円でこれより良いカメラを買うことは不可能なので、修理を依頼した。どうかよろしくお願いします。


2月16日 言葉から組み立てる

言葉からウェブサイトを組み立てるために、思いつく限りのコピーを紙に書いていく。とにかく書きまくる。圧倒的な量を生産して、そこから選別し、磨いてゆく。アイデアを出す時は、パソコンは使わず、紙と鉛筆でやる。


2月20日 早め早め主義

3月のスケジュールが恐ろしいほどパンパンになってしまったので、今のうちにやっておこうと、早めに確定申告を終わらせた。翌日、早朝から長崎行きなので、夜の8時に布団に入る。早め早めがハラプロ流。

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永遠のソール・ライター

福岡市美術館でやっている
「永遠のソール・ライター」
行ってきました。
めちゃくちゃ良かったです。

Early Color に掲っている写真も
たくさん展示されていたけど、
写真集で見るのとは全然違いました。
写真でありながら絵画のようでもあった。

絵画も本物を見ると、
やっぱり本物は違うなって思うけど、
写真もこんなに違うなんて知らなかった。

その違いとは、
「サイズの大きさ」と、
「プリントの質」によるもので、
「写真はプリントまでが作品」という
デジタル世代の僕たちが忘れている事実を
ガツンと見せつけられました。

ではプリントまでが作品だとすれば、
今回展示されていた写真たちは、
やはりソール・ライター本人が
プリントしたものなんでしょうか?

それとも本人はすでに亡くなっているから、
誰か他の人がプリントしたのか?
それはちょっとわかりません。

とにかくアート写真の良さを
本当の意味で知ることができたので、
いつかエグルストンの作品も、
必ず見たいと思いました。


永遠のソール・ライター

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最近の日常 0115-0131

1月15日 本を買う

博多駅の丸善で、ずっと気になっていた「神々の沈黙」を買った。3000年前まで人間は意識を持たず、神の声を聞いて行動していたという衝撃的仮説が書かれた本。人にとって意思決定が大きなストレスになるらしいから、この仮説がもし本当なら、太古の人間にはストレスなんて無かったのかもしれない。その他、3冊の本を買う。


1月17日 はじめてのおつかい

久しぶりに子供に絵本を読んだ。「はじめてのおつかい」を読むと、ぼくは決まって同じ場面で声が詰まる。主人公の女の子は5歳で、うちの子供と同じ歳だ。ひとりで買い物に行かせるなんて、まだちょっと出来ない。狭い道をびゅんびゅん飛ばす車がおるけんね。もしもこの世から車が無くなったら、実はみんな幸せになるんじゃない?


1月18日 うれしいこと

7年前にホームページを制作したお客さまから、再びリニューアルの相談をいただく。他にもたくさん制作会社がある中で、継続して相談してもらえるのは本当に有難いことです。うれしいと同時に、責任感もヒシヒシと感じる。


1月21日 ナイスゴール

子供がサッカーの試合で、ドリブルで見せ場をつくり、ゴールまで決めた。ナイスシュート!保護者vs子供の試合では、妻もナイスシュートを決めた。


1月31日 聞くこと

先日おこなった取材の文字起こし。だいたいいつもテープを聞き返しながら「そこもうちょっと突っ込んで聞こうよ」と、自分に対して思う。その場ではなかなか気付けないのです。阿川佐和子さんの「聞く力」、古賀史健さんの「取材・執筆・推敲」を読むも、そう上手くはいかない。聞くって本当に難しい。

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最近の日常 0103-0111

1月3日 歩くこと

「お年玉で本を買いたい」と言う子供を連れて本屋へ。天気がいいので、若久の黒木書店まで歩いて行く。普段ちょっとした距離でも車に乗ってしまうけど、歩くとそれだけで楽しい。家族といっしょに歩くと、なおさら楽しい。車だといろんなことにイライラしてしまうのに、歩いてイライラすることはない。子供はお年玉で、コロコロコミックを買った。


1月4日 トランプ

コロコロコミックのおまけに付いていたトランプで遊んだ。はじめは七ならべをやって、次にババ抜きをやった。子供の素直なリアクションのおかげで、だれがババを持っているのか一目瞭然だった。ゲーム中は大笑いしたけど、2回とも負けてしまった子供が必死に泣くのをこらえていて、その顔を見て胸がぎゅっとなった。


1月8日 ヨドバシカメラ

実家用の浄水器を買うために、ヨドバシカメラへ行った。ヨドバシ.comはいつも利用してるけど、実店舗に行くのは久しぶり。駐車券を取るところが妙に狭くて怖かった。前からあんなに狭かったっけ?浄水器コーナーにいた若い店員さんはとても親切で、おかげで納得のいく買い物ができた。店員さん、ありがとう。


1月10日 幼稚園はじまる

冬休みが終わり、また幼稚園がはじまった。朝の送迎はぼくの役目だが、この日は妻もいっしょにバス停まで行く。バスを待つ間、体操服を入れた布袋をボールに見立てて、ヘディングの練習をする。バスに乗りこみ、窓からこっちを見る子供の顔は、なぜかいつも不安げだ。


1月11日 お弁当をつくる

子供はいつもより30分早起きをして、自分でお弁当をつくった。要所要所は妻が手伝ったけど、自分でメニューを考えてつくれたことがうれしそうだった。バスを待つ間、またヘディングの練習をしていると「いてっ!」という子供。布袋の中を見たら、けん玉が入っていた。

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ニワトリと卵と、息子の思春期

ニワトリと卵と息子の思春期

ゲームを買ってとねだる小6の長男、
その要求を拒む写真家の母、
ある日突然、長男が
「ゲームの代わりにニワトリ飼わせて」
と言ってはじまる親子と鶏の物語。

長男の目的は、
ニワトリの卵を売って
お小遣いを稼ぐこと。
そして最後は絞めて
食べるところまで計画する。
小6の少年が!すごすぎる!

果たしてその結末は・・・

親子のこと、生死のこと、お金のこと、
人生のぜんぶが詰まっていて、
めちゃくちゃ面白かった。
ときどき挟まれる写真も素敵です。

思春期の子供って、
こんなに大変で、
でも眩しいものなのか。
自分の子供にもいずれ
思春期が来るんだよなあ。
(うまく対応できるかな)

ニワトリがはじめて卵を産んだ日、
読んでる自分もぽろっと
涙が出そうになりました。

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時代とか流行りとかを寄せ付けないモノを作りたい

世の中はどんどん変わっていくので、
自分もその変化に
対応しないといけないと思う反面、
ずっと変わらずにいることも
大事だなと思ったり。

成長はしないといけないけど、
根っこの部分はブレずに
生きたいものです。

前から古いモノが好きだったけど、
ここ数年その傾向がより強くなっていて、
新品よりも古道具屋で買った
使い込まれた木製スツールや、
糸のほつれた古いランプなんかに
惹かれるようになりました。

良いモノはずっと良いし、
世代を超えて使われていきます。
古本にも価値があり、
車も進化するけど
旧車には旧車の価値があります。

でもホームページには無い。
ビンテージのホームページは存在しません。
何故なのか?

それはホームページがモノではなく、
情報提供ツールであり、
広告ツールであり、
手に触れることのできない
デジタルデータだからです。
そう考えると、デジタルって
ちょっぴり虚しいものです。

それでもぼくは
ホームページをつくることが好きです。
ホームページという存在が
今後どうなっていくのか分からないけど、
必要とされる限り作り続けたいです。

そしてちゃんと進化しつつも、
ビンテージWEBサイトとなり得るモノを、
時代とか流行りとかを寄せ付けない、
強いモノを作りたいです。

今年も一年ありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
それでは皆さま、良いお年を!

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