小さなデザイン事務所のまじめなホームページ制作

本当の気持ちが書いてある

問い詰められたおじさんの答え

『問いつめられたおじさんの答え』(いがらしみきお)

「どうしてみんな、携帯ばっかり見てるの?」「どうしてこんなに暑いの?」「人はどうして死んじゃうの?」などなど、子供からの純粋な質問に、漫画家のいがらしみきおさんが真摯に答えるという本。全編軽やかで、笑えて、しかし、深い内容でした。

特に、震災や核爆弾に対するいがらしさんの本当の気持ちは、むむむ、なるほど、そうか、しかし、うーむ、と考えさせられました。ネットには書けない内容だけど、本でなら書ける、本だからこそ読める、という本の存在価値を感じました。

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レコードは天下の回り物

Charles Mingus Presents Charles Mingus(SMJ-7030)

Charles Mingus Presents Charles Mingus
(SMJ-7030)

今どきめずらしくネット通販をやっていない硬派なレコード屋に向かいながら、ぼくが頭の中に思い浮かべていたのは、小倉駅の古本市で買った本『エリック・ドルフィー(昌文社)』の中で著者が書いていた、「ミンガス・プレゼンツ・ミンガス」でのドルフィーの演奏がいいよ、という言葉でした。

あったらいいな、でもそんな都合よくあるわけないか、と思いながら、体を横向きにして狭い店内を進み、新入荷コーナーの段ボール箱に入れられた50枚弱のレコードをめくっていくと、ありました、まさか!と思いました。ペラジャケ。1500円。

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異国で暮らす

『遠い太鼓』(村上春樹)

ローマ、ギリシャ、ロンドン、いろんな国の、いろんな街で暮らした村上さんの文章を読みながら、ぼくも行こうと思えば、好きなところへ行くことができるんだよな、と思いました。だれにも鎖なんてないのだ。クレタ島の小さな村の食堂で、夕焼けを眺めている村上さんのところへ村の子供たちがやってきて、ちょっとカンフーやって見せて、カンフーできるんでしょ、と言う、村上さんは、もちろんできるよと嘘をついて、アチョーーとやってみせる、子供たちはやっぱりねという顔で満足して帰っていく、というエピソードが好きです。断崖絶壁のぐねぐね道を走るバスの運転手と車掌が、チーズ片手にワインを飲みはじめて酔っ払ってしまい、乗客にもワインが振る舞われ、走るバスの中で酒盛りがはじまってしまう、というエピソードも面白いです。さすが、経験レベルが違いますね。

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台湾パイナップル

サニーで買った台湾パイナップル

やっと花粉が終わったと思ったら、次は黄砂だと!?気象庁の黄砂情報を見ると、黄砂なんて飛んでないということになってるけど、確実に何か飛んでますよね。黄砂じゃなかったら何なんだ?余計に怖いです。

そんなことより、サニーで買った台湾パイナップルが美味しかったです。ぼくは、この世からフルーツが消滅しても困らないタイプの人間ですが、桃とパイナップルは好きです。昨日は50歳にしてはじめて自分でパイナップルをカットしました。早く食べたい子供が声援を送りながら、ちゃんとカットできているかどうかチェックしていました。

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相手を讃える文化

クワラツヘリアの凄さはナポリ時代の映像で十分すぎるほどわかったのに、どうしてレアルは獲りにいかなかったのか。パリSGに負けたバイエルンの監督が、言い訳を一切せず、パリの強さ(と自チーム)を讃えていて、いいなと思いました。日本の場合、負けると反省ばかり口にしますよね。素直に「相手が強かった」でいいと思います。

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呼子の旅

呼子の旅

ゴールデンウィークは
呼子へ行ってきました。
朝市のイカ焼きが最高でした。
はなわの話は本当だろうか?

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鶏まみれ

鶏まみれ

『鶏まみれ』(繁延あづさ)

ニワトリと卵と、息子の思春期』の続編。リストラされた旦那さんが養鶏をやると言い出して、それに巻き込まれるカタチで、作者の繁延さんは食肉を扱う資格をとるために、食肉処理場で3年間アルバイトをします。

そこには、全身血まみれになりながら、生きている鶏を肉にする人たちがいた。次から次に流れてくる鶏たちを、ひたすらナイフで絶命させていく「首切り」という仕事。繁延さんは血で真っ赤に染まった自分の姿に驚き、打ちのめされ、なんて凄い仕事なんだ、なんてとうとい仕事なんだ、と感じます。

どうして「とうとい」と感じたのか。それは本を読めばわかります。生きるために殺すという大変な行為を、だれかにやってもらっていることは知っていたけど、本当には知らなかった。

旦那さんがはじめた養鶏場のことも並行して綴られます。3人の子供たちは、鶏舎の設営を手伝ったり、鶏の世話をしたり、卵のパック詰めをしたり、ヒヨコの群れといっしょにミミズを探したりします。めちゃくちゃ羨ましい。ニワトリがいる生活、憧れます。雄のニワトリのカッコよさ!

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最近の日常 04.13-04.24

4月13日 アメリカ

お宅訪問取材。アメリカ在住で、セカンドハウスとして団地をリノベーションした方へのインタビュー。とても面白い話が聞けた。アメリカでは築80年なんて普通のことで、みんな当たり前のように、自分で壁を塗ったり、DIYをしているらしい。


4月15日 ミディアムレア

お昼に牛もも肉のステーキ(特価300円)を焼いて食べる。


4月16日 ダンス・ダンス・ダンス

ひさしぶりに『ダンス・ダンス・ダンス』のページをめくる。五反田君が海にマセラティごと飛び込んで死んでしまったあと、五反田君のことをユキと話すシーンでウルっときてしまう。やっぱり名作だな、と思う。村上作品をはじめて読むなら『ダンス・ダンス・ダンス』がおすすめです。


4月18日 焼き鳥

近所の焼き鳥屋で、おいしい焼き鳥をたべる。3月生まれのぼくと、4月生まれの妻の、ささやかな合同バースデー食事会。炙りレバー、ハツ、もも焼き、せせり、肩焼き、全部おいしかった。


4月19日 ベランダ読書

ベランダに椅子を出して、のんびり読書。しばらくすると子供もやってきて、一緒に本を読む。ベランダ菜園のレタスの成長が著しい。


4月24日 宝くじ

南蔵院に行くついでに買った宝くじは、かすりもせずハズレ。子供が「宝くじが当たる確率は、カミナリに打たれる確率より低いらしいよ」と言う。本当だろうか?

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小倉駅ナカ本の市

子供とふたりで「小倉駅ナカ本の市」へ。端から見ていくと、いきなり楳図かずおの『漂流教室』全巻セットがあって、子供とふたりでむむむ!となり、一度手にとるも、いやいや、いったん落ち着こう、まだ来たばっかりだし、他に買いたいモノが何も無かったら、その時は買って帰ろう、と棚に戻しました。

そのわずか1分後、「おとうさん、漂流が無くなってる!」という子供の声。(ヤラレタ!)先ほど我々が漂流教室を見つけてむむむ!となっている時、斜めうしろからじっとこちらを見ている人影には気付いていたのです。ああ・・・

しかし、『エリック・ドルフィー(昌文社)』の発見を皮切りに、『バルト 美術論集(みすず書房)』『遠い太鼓(村上春樹・単行本の初版)』『チベット密教(ちくま学芸文庫)』『我が詩的自伝(吉増剛造)』などなど、子供の本もふくめ良本を次から次に発掘。すぐに痛みは消え去ります。

結果的に満足して帰ったけど、あのとき、漂流セットを他人に抜かれた棚を見たとき、なんともいえない気持ちになったなあ。それと同時に、自分の中にある強欲さも見えてしまった。そんな出来事。

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マイルスの「オン・ザ・コーナー」は家宝になった

『On the Corner』が凄すぎて、聴いている途中で笑ってしまう。なんなんだ、この混沌としたパワーは。1972年当時、レコーディングに参加したミュージシャンたちは、演奏している時も、レコードが完成した時も、さっぱりワケがわからなかったそうです。マイルスとテオだけがわかっていた!ジャズでもなければ、ファンクでもなく、ロックでもない。一番しっくりくるのは「人力テクノ」だけど、テクノよりも狂暴で、グルーヴがあって、いかがわしさもあって、しかしうるさくはないという、本当に聴いたことがない音楽。それを50年前につくっていたマイルス・デイビス!黄色いジャケットも大好きです。家宝です。

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電化マイルスデビュー

On the Corner

『On the Corner』Miles Davis

なんだこれは。
めちゃくちゃカッコいい。
びっくりした。
電化マイルスを
もっと聴きたくなった。

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詩をどう読めばいいのか

詩の構造についての覚え書

詩ってわからないですよね。「詩的なもの」はわかるけど。トマトは苦手、でもトマト風味は好き、みたいな。詩の良さをわかりたい、という気持ちはずっとあって、それで詩集を読んでみたり、詩を論じた本を読んでみるのですが、一向にわかりません。

ちくま学芸文庫から復刊された『詩の構造についての覚え書』(入沢康夫)を読んで、詩がわからないのは当たり前だったんだ!と、一気に腑に落ちました。入沢さんは言います。「詩を読むという行為は、詩をつくる行為と質的には等価、あるいはそれ以上の行為だ」と。

詩が一般的に読まれない現状を揶揄して、よく「詩の読者は、詩人しかいない」と言うそうですが、詩人じゃないぼくらが、詩を読むことに苦労するのは当然で、詩をつくるのと同じくらいの時間、労力、態度をもって向き合うことが、「詩を読む」ということなんですね。はー(白目をむきながら)

詩人という言葉から、ぼくはいつも「ディック・ノース」のことを思い浮かべてしまいます。ディック・ノースというのは、村上春樹さんの小説『ダンス・ダンス・ダンス』に出てくる、片腕の詩人です。

ディック・ノースは善良な男で、1本しかない腕を器用に使ってサンドウィッチをつくり、家事全般をそつなくこなす好人物ですが、どこか胡散臭い凡人として描かれます。ユキという13歳の少女からは、軽蔑すらされています。何も悪いことをしていないのに!そのせいでぼくは、「詩人=胡散臭い人」という、間違ったイメージを持ってしまいました。今はそんなこと、思っていません。

(余談ですが、ディック・ノースは交通事故で死んでしまいます。ユキは、生前の彼に冷たく接したことを後悔するような言葉を口にします。それを聞いた主人公が、「そういうことを簡単に口に出してはいけない」と、厳しく諭す場面は、村上作品屈指の名シーンです)

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最近の日常 03.22-04.08

3月22日 手羽先

晩ごはんの手羽先が美味しい。しかし、手がベタベタになる(これが手羽先唯一の弱点)。最初は箸でなんとか食べようとするけど、結局、最後は手で食べる。手で食べたほうが美味しい。もしかしたら、すべての食べ物は、手で食べたほうが美味しいのかもしれない。


3月29日 手紙

国宝図鑑をプレゼントしてくれた人に、子供が手紙を書いた。好きな国宝の絵を添えて。ぼくもだれかに手紙を書きたくなった。


3月30日 時間感覚

夜中に目が覚めて、瞬間的に、2時だとわかる。時計を見ると、2時だった。目覚めた瞬間に時間を知っていた感覚は、意識とともに消えてしまった。


4月5日 不動明王

家族で南蔵院へ。どうせ行くならと、道中、篠栗チャンスセンターで宝くじを買う。当たるかな?ねはんぞうより、ぼくは不動明王像に感激した。


不動明王

4月8日 貼り紙

天気がいいので、散歩がてら「本々堂」という古本屋まで歩く。お店の入口に「古本に興味がない方の入店お断り」という、なかなかハードな貼り紙があった。中に入ると、店主らしき人が「こんにちは」と挨拶してくれた。チェーザレ・パヴェーゼの『女ともだち・美しい夏』(昭和39年・白水社)、他1冊を購入。

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ボヴァリー夫人

フローベールの『ボヴァリー夫人』読了です。死ぬまでに「世界10大小説を読む」というミッションを自分に課していて、これで4作品を読み終えたことになります。

『ボヴァリー夫人』のあらすじは有名で、田舎暮らしに退屈した女性が不倫と贅沢に走り、最後は破滅して自害するという、本当にあらすじだけを見るとなんてことない、まるで昼ドラのような(昼ドラって今もやってるんですか?)、あまり読む気になれないストーリーですが、読みはじめるとグイグイ引き込まれました。共進会のシーンと辻馬車のシーンはすごかった!

エンマは愚かすぎる。シャルルはお人好しすぎる。オメーは隣人にしたくない人ナンバーワン。いんちき手術で片足を失ったイポリットはもっと怒っていい。ロドルフとは一生友だちになれない。レオンはただの小僧。使いみちのない器づくりに打ち込む実直なビネーが一番好き。

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ローファイな写真

KINO Ricarda Roggan

『KINO』Ricarda Roggan

リカルダ・ロッガンというドイツ人アーティストが、夜の映画館のスクリーンに映し出される、カーチェイスシーンや爆破シーンを、カメラでこっそり撮影した写真集。ザ・映画泥棒です。

暗闇で撮っているせいか、画質は荒く、対象が鮮明に写っていない、とてもアナログ感の強い写真です。ぼくはこういうローファイな写真が大好きなのです。

セロハンテープで補修したような装丁もGOOD。

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W杯パワーランキングで日本が8位!

まさか、ドイツ、オランダ、イングランドよりも高く評価される日がくるなんて。こういう事前の順位付けには意味がない、と言う人もいるけど、意味あるよ!日本チームが何年にも渡って積み上げてきたことへの、世界からの評価ですよ。ラッキーパンチや審判買収で結果だけ残しても、こういう評価を得ることはできないんだから。世界からのリスペクトが、その国の「格」になっていくんだから。

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イングランド戦

すばらしい前半、ボールは持たれているけど、しっかりと落ち着いて守っている。ウェンブリースタジアムで、イングランド相手に、堂々としている!もう弱者の雰囲気はない。そして美しいカウンターが炸裂!深夜だし、妻も子供も寝ているから、ヘッドホンでおとなしく観戦しているつもりだったのに、ぼくはそのとき叫んでいたそうです。ゴールを決めたあとのミトマ選手の振る舞いを見て、日本はついに強豪国の仲間入りをしたんだな、と思いました。フランスやブラジルのような一流国のひとつ下のカテゴリーには、もう入れていいでしょう。いいよ。後半も、ボールを奪った後のカウンターは鋭かった。せっかくボールを奪ったのにバックパスをしていた日本チームはもう遠い過去のものになりました。感慨深いです。歴史的勝利の中で、ひとつだけ気になったのは、交代で入ってきたFWの小川選手が、プレーに関与することを恐れていたことです。しかも中村選手がカウンターから鋭いシュートを放ったとき、彼はゴール前で髪型を気にしていた。前半のメンバーは全員素晴らしかった。みんなが健康で、ワールドカップ本番を迎えられますように。あと2か月半!

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最近の日常 03.09-03.21

3月9日 ボヴァリー夫人

『ボヴァリー夫人』を読むモチベーションを高めるために、まずは蓮実重彦さんの『ボヴァリー夫人 捨遺』を読む。蓮実さんは「ぜひ、山田爵の翻訳(河出文庫)で読みましょう」と言っていて、すでに新潮文庫で買っていたぼくは慌てて買いなおした。


3月13日 おにぎり

ご近所さんから頂いた「塩のり」を巻いておにぎりを食べる。


3月14日 白鯨よさようなら

人生で初めて「ガレット」というものを食べる。平尾の書店「本灯社」へ行くと、狭い店内に人がひしめき合っていた。あんなに賑わっている書店は初めて見た。ほとんどが女性客。ガレットのお店も女性客ばかりだった。男はどこにいるんだ?『知的創造のヒント』と『島とクジラと女をめぐる断片』の2冊を購入。夜、ついに『白鯨』を読み終える。


3月16日 たんじょうび

50歳になった。50年というのはとても長いような気がするけど、1年はあっという間に終わるから、それをまだ50回しか繰り返していないのか、という気もして、時間って不思議だなと思う。


3月17日 ぼくの読書スタイル

机の上には常に5~6冊の本。あっちを読んだり、こっちを読んだり、同時進行で読んでいく。いまのラインナップは『ボヴァリー夫人』『知的創造のヒント』『無限のエコー』『中原中也詩集』『ボナール画集』『失われた時を求めて』


3月20日 ドキュメンタリーに起承転結はいらない

予約していた『パトリックとクジラ 6000日の絆』のDVDが届く。はじめの10分、クジラのあまりに雄大な姿に涙が出る。しかし、だんだんと都合のいい解釈や編集が目につきはじめる。ラストの歌は完全に余計だった。なにあれ?映像が素晴らしいだけにもったいない。


3月21日 思いこみ

子供が仕事部屋に入ってきて、本棚の中から一番うすい本『五重塔』を抜きとり、「これは詩でしょう?」と言いながらページを開いた。「詩じゃない!」。うすい本 = 詩ではないことを学んで去っていった。

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磨く

いまの自分だったらこうしていたのに!と、数年前の行動を悔やむことがあります。感性や知識が、目の前の事象に追い付いていなかったわけです。そしていまも現在進行形で、未来の自分を悔やませる行動をとっていることに気が付いていません。ひたすら磨き続けるしかない!

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フランシス・ベイコン・インタビュー

日美の「私とベイコン」を見て以来、ベイコンの絵が気になりはじめて、毎日のように画像を見ていると、気持ち悪さよりも、造形の美が見えてくるようになりました。すごいな、ベイコンの絵。なんで今まで気付かなかったんだろう。実物の大きな絵を見たら圧倒されそうです。

もっとベイコンのことを知りたくて、『フランシス・ベイコン・インタビュー』(ちくま学芸文庫)を読みました。ベイコンは頻繁に「偶然性」を口にし、自分の絵のフォルムは偶然できる、自分は画家というより偶然が生じるための媒体だ、と言います。

偶然性を得るために、ベイコンは絵の具を手のひらに絞り出して、絵に向かって投げつけたそうです。インタビュアーが「1枚の絵に対して何回ぐらい絵の具を投げつけるのか?」と質問すると、ベイコンは「頻繁に投げつけることもあるし、たった1回で絵がよくなることもある」と答えます。このくだりはシュールでちょっと笑えます。

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