小さなデザイン事務所のまじめなホームページ制作

クワガタ日記

ノコギリクワガタが木から落ちてきた


糸島でミヤマクワガタを捕まえました。

子供の幼稚園友だちの家族が
虫のプロフェッショナルで、
今度いっしょにクワガタを採りに行こうと
約束していたのに雨でなかなか行けず、
先日やっと行ってきたのです。

友人家族の先導で、
とある山道をぐるぐるのぼっていきます。
なかなかハードな道のりに
「こんなとこまで来んとクワガタって採れんのやね」と妻。
この道中だけでもうすでに楽しいのです。

マル秘ポイントに着いた我々は小雨も気にせず、
クヌギの木がたくさん生えている場所を探索します。
「この木は樹液が出てるからいるんじゃないかなあ、
あ!おったおった」と、友人パパがいきなり発見。
それが写真のミヤマクワガタでした。


糸島で捕まえたミヤマクワガタ


普通に木の上をのそりのそりと歩いていましたよ。
子供より大人が興奮。
野生のミヤマクワガタ、初めて見た。

「じゃあ次はちょっと木を蹴ってみます」
と言ってポコっと蹴ると、
ノコギリクワガタが上から
ポトリと落ちてきました。
えーこんな簡単に採れるん?

その後も場所を変えつつ探索し、
ミヤマ1匹、ノコギリ1匹、コクワガタ2匹、ヒラタ2匹、
カブト1匹、計7匹捕獲という結果になりました。
ミヤマもノコギリもコクワも譲ってくれて、
現在うちにはたくさんのクワガタがいます。

生き物が家にいるっていいですね。
クワガタにも1匹1匹個性があって、
見てるだけで楽しい。
子供といっしょに全員に名前をつけて、
毎日観察しています。

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鴉とカー

ひさしぶりに本屋青旗へ行ってきました。
中山信一さんの絵本「うそ」が好きな妻は、
その原画展が青旗であると知って
興奮していました。
それでぼくも一緒に付いて行ったわけです。

原画はとても良かった。
こんなこと言うのは
よくないかもしれないけど、
絵本の100倍良かった。

原画は絵を切り貼りして重ねていたり、
汚しがそのまま残されていたり、
絵柄自体はシンプルなタッチだけど、
アナログならではの質感が
それに合わさってとても良い感じでした。
やっぱり原画はいい。

ついでに本を2冊買いました。
ひとつは佐々木俊さんの「CAR(カー)」。


佐々木俊さんのCAR(カー)


ぼくはデザイナーでは服部一成さんが好きですが、
佐々木さんは服部さんの影響を
すごく受けていると思います。
というか、最近のグラフィックデザイン界は、
服部さん風のヘタウマデザインが
流行ってるんですかね?
よく見るような気がします。

もう1冊は、深瀬昌久さんの「鴉」。


深瀬昌久さんの鴉


有名な写真集なので
ご存じの方も多いと思いますが、
ずっと見たくて、ついに手に入れました。

写真集ってだいたいどれもお高いけど、
これもやっぱりなかなかのお値段で
「どうしようかなあ」とウロウロしていると、
妻から「私がおるけん悩むふりしよっちゃろ」
と言われました。うう、鋭い・・・。

映画や絵画でよく、好きとか嫌いとか、
分かるとか分からないとか、そういうの関係なく、
とにかくそのイメージが
脳にベッタリくっついて
離れないことがたまにありますけど、
この写真集もまさにそれでした。

鴉を撮った写真はどれも不気味でカッコいいし、
突然差し込まれる鴉以外の写真がまた良くて、
写真家の村越としやさんも
「鴉じゃないものを撮った写真が好きだった」
と何かのインタビューで話していました。
この女学生のなびく黒髪も鴉なんですね。

そして、鴉と(カー)を
たまたま一緒に買った奇跡に
いま気がつきました。

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スペイン戦

世界の強豪国との差は
まだかなりあるなという印象で、
スコア以上の実力差を見せつけられました。

スペインは強くて上手かった。
決められたシュートもさすがのひと言。
負けたのは残念だけど、
なぜかワールドカップの
ベルギー戦のような喪失感はありません。

GKの谷選手は良い!
林選手と谷選手は、
今大会の大きな発見だったのではないでしょうか。
旗手選手も戦える選手で好きになりました。
やはり世界と戦うためには
守備のところで戦わないとダメなんだ。

上田選手はなぜひとりジョギングをしているのか。
先発したフランス戦のときも一人ふわふわと漂い、
まったくプレスにいかず、
全力疾走する姿を一度も見ませんでしたが、
途中出場のスペイン戦でもそれは変わらず、
ひとりだけ戦っていなかった。

負けたことよりも、日本チームに
戦おうとしない選手がいたことのほうが、
ぼくは悔しい。

銅メダルをかけたメキシコ戦は、
ぜひ戦える選手だけを
ピッチに送り出してください。
おねがいします、監督。

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TOKYO 2020

はじまりましたね。
始まる前はああいう空気だったから
「ほんとうにはじまるのかな」
っていうぐらい実感が無いまま開幕したけど、
はじまったらしっかり盛り上がっている我が家です。

昨日は柔道を見て、感動しました。
日本選手の金メダルももちろんうれしかったですが、
それよりも負けた選手が悔しさをぐっとこらえ、
お互いに健闘を称えあう姿に涙しました。
なんか歳をとると、勝った選手よりも、
負けた選手に心を動かされてしまいます。

ところで、日本のインタビュアーは
なぜ決勝まで行って負けた選手に
「残念でした」なんて声をかけるのでしょうか。

金も銀も銅もすごいことなのに。
選手自身が言うならまだしも、
周りが残念とか言う権利ないでしょうに。
もっとリスペクトして称えようよ。

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高畑勲展

福岡市美術館でやっている
「高畑勲展」に行ってきました。
結論から言いますと、感動しました。
はっきり言って、感動しました。

すでに観に行っていた妻から
「すごくよかったから行ったほうがいいよ」
と言われていたけどなかなか時間がとれず、
確かにジブリは好きだけど
ハヤオ派だしなあとも思いながら、
ずるずると会期終了が近づいていました。

「行かんと?」
「行ってきたら?」
「週末は夜8時までやってるらしいよ」

妻の猛プッシュ。

そして金曜日、
打ち合わせが終わって
時計を見ると夕方5時。

今から行けば十分見れるやん、
ということでブイーンと行ってみたら
まあ素晴らしかったのです。

高畑さんが手掛けたアニメーションの原画や、
打ち合わせ資料や、手描きのスケッチなどが
年代順に並んでいて、すごいんです。
何が凄いか?クオリティはもちろんだけど、
人間がひとつの作品をつくりあげるために
注いだ情熱とか時間とか汗とか執念とか
そういうものがぐわっと迫ってきて
胸が熱くなるんです。

「大事なことは大抵面倒くさい」
というハヤオさんの名言がありますが、
やっぱり面倒くさいことの
積み重ねによってしか
人が感動するものはつくれないのだ。
うおおおおおお。

ホルスの大冒険から順に見ていき、
ハイジらへんですでにウルっときて、
火垂るの墓、ぽんぽこ、山田君、
そして最後のかぐや姫でうわーっとなりました。

高畑さんはこうして
かぐや姫の表現にたどり着いたんだ、
いくとこまで行ったんだな、
最後にこれが作れてよかったな、
と思いました。

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毎日の日課

「このままだと5月に続いて、
6月も更新1回の記録を叩きだすよ」
と妻に言われ、なんとか今月
2本目の投稿をしているぼくです。

以前は毎日更新を高らかに
宣言していたこのブログも、
すっかり低空飛行が
常になってしまいました。

毎朝子供の幼稚園バスを待っている間、
一緒に虫捕りをしています。
バスの送迎ポイントが
いい感じの草むらになっていて、
蝶々やバッタがたくさんいるのです。
毎日やっていると、捕まえるのが
だんだん上手くなってきました。

子供はつかまえた虫を虫かごにそっと入れて、
大事そうに抱えてバスに乗り込みます。

子供を見送ったあとのぼくは、
ひとりで虫捕り網を持っているのが
ちょっと恥ずかしくて、
足早に家へと戻ります。

一度、家の中まで持って帰ったテントウムシが
次の日に死んでいたことがあって、
それ以来、捕まえた虫は
家に帰る前に逃がすようになりました。

でも今年の夏はクワガタを
採りにいく予定なので、
クワガタが採れたら飼育セットを買って、
家で飼ってみようと話しています。

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グンゼボーイ

すっかり暑くなってきて、
もう完全に半袖の季節ですね。
ぼくはTシャツを着る時も必ず
インナーを着用するタイプですが、
最近そのインナーをグンゼで
揃えるようになりました。

そして子供の肌着もグンゼにしたら、
ちょっと懐かしい「ザ・夏の子供スタイル」
が出来上がりました。

白のタンクトップに白のパンツ。
清潔感があって、子供らしくて、最高です。
もっとはやく赤ちゃんの頃から
グンゼにしとけばよかったね、
と妻と話しています。

でも子供自身はキャラクターものが
やっぱり好きみたいで、
自分でパンツを選ぶときは
キャラものを選びます。
シンプル・イズ・ベストがわかるのは、
まだまだ先のようです。


GUNZEBOY

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トトロはすごい

ぼくも妻もジブリファンなので
家にいくつかDVDがあるのですが、
最近子供がとなりのトトロにハマって、
飽きることなく何度も繰り返し見ています。

ぼくもたまに一緒に見るんですが、
トトロってすごいですね。
めちゃくちゃ良いですね。
今更何言ってんの?って感じですが、
トトロの良さが本当の意味で
わかったのって、実は最近なんです。

昔はあんまり好きじゃなくて
「なんでジブリの代表作として
トトロがいつも挙がるんだ、ラピュタやろ」
と憤慨していたのですが、
いやいやトトロは良い。
最初から最後までずっと名場面。
どこを切り取っても面白い。

たぶん自分が親になったことが大きいんでしょうね。
もちろん親じゃなくても
わかる人はたくさんいると思いますが、
ぼくはそのへんの感覚が鈍い人間なので、
子供を持ってやっと理解できたんだと思います。

メイとサツキがばあちゃんの畑で
たくさん野菜を採って食べるシーンがあります。
それを見ながらぼくが
「豊かやなあ」とボソッとつぶやくと、
子供が「ゆたか?ゆたかってなに?
たからものがいっぱいってこと?」と言って、
いやあー君はたまにすごいことを言うねえ、
と驚きました。

後日またトトロを見ていて気づいたんですが、
野菜のシーンでサツキが
「おばあちゃんの畑って宝の山みたいね!」
と言っていたんです。そうか、
このセリフを覚えていたんですね、きみは。

ちなみに一番好きなのは、
雨のバス停でトトロに出会うシーンです。
傘があることで最初
トトロの足しか見えない
という演出。天才。

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ようちえん

4月から子供が幼稚園に通いはじめました。
といっても半年ぐらい前から週2回、
未就園児教室に行っていたので
デビュー感は無いのですが、
それでも制服に身を包み
毎朝でかけていく姿を見ると、
感慨深いものがあります。

はじめてバスに乗って、
ひとりで登園する朝。

ちょっと肌寒くて、
バスを待っている間「まだかねえ」と
意味もなくウロウロするぼく。

妻「何かこまったことがあったら先生に言うんよ」
子供「うん、じゃあせんせいがこまったら?」
妻「その時は〇〇が先生を助けてあげて」
子供「わかった」

向こうから黄色いバスがやってきて、
ぼくはドキドキしました。
子供はこっちを振り返ることもなく
ささっとバスに乗り込み、
うしろのほうの席にちょこんと座って、
窓越しにこっちを見ました。
そしてバスはあっという間に
走り去っていきました。

未就園児教室のときから、
泣いたりぐずったりすることは
無かったので心配はしていなかったけど、
思った以上にあっさりと行ってしまい、
ぼくも妻も「行ったねえ」と、
やや拍子抜けした感じで家に戻りました。

特になんのドラマも起きなかった初登園。

でも、ひとりバスに乗って
窓からこっちを見た時の子供の顔は、
少し緊張しているように見えたし、
心の中にはやっぱり
不安があったんじゃないかなあと思います。

しばらくはお弁当でしたが、
今日から給食がはじまるそうです。


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ELVIN JONES LIVE AT THE LIGHTHOUSE

エルヴィン・ジョーンズ「Live At The Lighthouse」


レコードはレコード屋に足を運んで買う派です。
ネットを使って欲しいレコードを簡単に
手に入れてしまったらツマラナイからです。

だけど唯一例外的に、某レコード屋さんの
ネットショップで買うことがあります。
そこはとても信頼できるレコード屋さんで
価格も良心的だし、福岡では
なかなか出会えないレコードや、
いままで知らなかった良盤を
知れるのでたまに覗いています。

エルヴィン・ジョーンズの
「Live At The Lighthouse」
を知ったのもそこですが、
今まで存在すら知らなかった
このレコードをはじめて聴いた時、
度肝を抜かれました。

エルヴィンのドラムは言わずもがな、
ジーンパーラのベースが最高で
「やっぱりジャズはベースなんだ」
と再認識させてくれるし、
グロスマンとリーブマンの
ダブルサックスは縦横無尽に吹きまくっていて、
本当にかっこいい。かっこいいとしか
言いようがないのです。

録音されたのは1972年だから、
音楽シーンはまさにロック全盛時代。
そんな中、電気化に走ることなく
こんなにかっこいいジャズを
演っている人たちがいたんですね。

まぎれもなくジャズなこってりスープに、
ロックの隠しだれをちょっと垂らしたような、
だけどロックにはすり寄ってないし、
あくまでも正統派ジャズなんだけど、
オルタナっぽく聴こえる瞬間もあったりして、
とにかくかっこいい。
大量の魚たちが泳ぐなぞのジャケットもいい。

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