小さなデザイン事務所のまじめなホームページ制作

白鯨を読む④

白鯨のことをぼくは「はくげい」と読んでいました。ところが、作中に「しろくじら」と呼んでいる場面が出てきました。どっちが正解なんだ?ChatGPTには聞かんよ。疑問のままにしておきます。

長かったクジラのうんちく話が終わり、乗組員たちの退屈な説明もようやく終わりました。海に出てから急に文章が難解になってきて、ぼくは何度も遭難しかけました。しかしついに、クジラと戦う場面がやってきた!クジラの群れを見つけるやいなや、3隻のボートで追跡します。手漕ぎです。あっさりとボートは転覆し、あやうく死にかけます。ワクワクするシーンのはずなのに、メルヴィルの文章が詩的で難解だから、面白さよりも、「難しい」が先に来ます。

クジラを追う物語ということで、「白鯨」のことをちょっと舐めていました。もしかしたら、あの「魔の山」よりも難解かもしれんぞ、これは。

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コツコツと

毎日「日記」をつけています。
このブログとは別に
NOLTY(あの書店や文具店に
必ず並んでいる平凡な日記帳)
にせっせと書いています。

今年で6年目です。
ぼくは一度やると決めたら
やり続ける男なのです。

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こっち系

お店に入ってカウンターに座り
注文を済ませたあと
メガネをはずして
指で目をぐっと抑えていると
「目がお疲れのようですね」
と店主に言われました。

そしてタイピングの仕草をしながら
「こっち系ですか?」
と聞かれました。

そうです。
こっち系です。
今日も目と手首が
じんわり痛いです。

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かばんの話



愛用しているfabricaのトートバッグに風格が出てきました。はじめは硬かった帆布生地がクタっとなって、内側の金具にいつも取り付けている鍵の重みで四隅のひとつがぐにゃっと内側に沈んでいます。良い感じです。革のエイジングも進んでいます。人によってはボロいと感じるのかもしれないけど、ぼくにとっては、ようやく自分のモノになってきたという手応えがあります。この鞄をつくっている北島さんというデザイナーの方が、旅の相棒としてクタクタになるまで使い込んでいる写真を見て購入を決めたのですが、その時に見たボロ具合に近づいてきました。

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チ。

年末に紅白歌合戦を見て
サカナクションの怪獣を聴いて
漫画『チ。』も買いました。
(ミーハー丸出しの流れ)

チ。の物語の中で
本を読むことの大切さを
説くセリフが出てきて
ぼくは胸が熱くなりました。
それはこんなセリフでした。

「本を読め。
物知りになるためじゃなく
考えるためだ。
無関係に見える
情報と情報の間に
関わりを見つけろ。
その過程に知性が宿るのだ」

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写真論

写真論を見つけるとつい買ってしまいます。
ホンマタカシさんが最近出した
『新しい写真のために』も買いました。

もっと直接的に自分の仕事の役にたつ本を
買って読んだほうがいいんじゃないか?
という心の声よりも
読みたい!知りたい!
という気持ちのほうが
いつも勝るからです。

きっとムダではないはず
そう自分に言い聞かせています。
(ムダでもいいか)

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100円



手塚治虫展(1991)の古びたチラシ。
鋤田収集事務所さんが八女で開催した
100円均一のイベントで買いました。

写真では伝わらないけど
古びた紙と印刷の質感が
良い感じです。

仕事部屋の壁に
写真やイラストやメモなどを
無造作にペタペタと
貼り付けているコーナーがあって
そこに新入りとして加わりました。

妻は土鍋を買いました。
子供は古びた小さなダルマを買いました。

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漂流雀荘

取材を受けてテレビ出演までしたのに、子供はもう麻雀教室には通っていません。取材してくれた記者の方がそのことを知ったら、ズッコケるかもしれない。かといって麻雀に飽きたわけではありません。教室が入っていたイオンモール側の都合で、教室が移転することになったのが理由です。仲良くなったあの子たちは、今でも通っているのかな?

子供は今でも家で、ジャラジャラと牌をかき混ぜながら、ひとり麻雀を打っています。ぼくと打つこともあります。お正月に妻の実家で4人打ちをしたことが、とても楽しかったようです。

『ぎゅわんぶらあ自己中心派』も、いまだに読んでいます。ワンピースとぎゅわんぶらあが、彼にとっての漫画ツートップだそうです。ぼくはぎゅわんぶらあの中で、「漂流雀荘」の回が特に好きです。あの漂流教室をパロった設定で、翔くんが大四喜字一色のダブル役満をアガった衝撃で、雀荘が異世界に転送される話です。

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2025年に買った写真集を振り返る

・その森の子供(ホンマタカシ)
・SWISS(長島有里枝)
・midday ghost(濵本奏)
・TTP(富安隼久)
・洋子(深瀬昌久)
・I had a dream you married a boy(Valerie Phillips)
・照度 あめつち 影を見る(川内倫子)
・CLARITY(永瀬沙世)
・写真がいってかえってきた(佐内正史)
・WINSLOW ARIZONA(Stephen Shore)
・眠る木(上原沙也加)

2025年に買った写真集は11冊でした。あまり買ってないと思っていたけど、そこそこ買っていました。

写真集と聞いて多くの人が想像するのはたぶん、アイドルの写真集だったり、鳥や花の写真集だと思いますが、ぼくが買っているのは写真家による写真集です。何が違うのか?前者は写っている被写体を目当てに買うもので、誰が撮ったのかは重要視されません。しかし、写真家による写真集は、誰が撮ったのかが重要です。被写体ではなく、佐内さんやショアさんが撮った「写真」が見たいのです。

それでいうと、写真家の個性が大事になります。写真ってシャッターを押せばだれでも撮れるし、機械が生み出すモノだから、個性を出すのってすごく難しいと思うんです。それなのに、森山大道さんの写真はパっと見ただけで森山さんの写真だと分かるし、深瀬さん、佐内さん、ショアさんの写真も分かります。すごいことですよね。

SWISS

一番印象に残っているのは、長島有里枝さんの『SWISS』です。

本として完璧なほど美しくて、ページをめくるのがもったいなかったです。写真と音楽の相乗効果はすでに体験済みだったけど、写真と文章の相乗効果はこの本ではじめて体験しました。

本の終盤、自分をバカだと責める長島さんの言葉は、ものすごい純度で胸に迫ってきます。本当にすばらしい本。このクオリティで5,000円は安いと思う。赤々舎さん、ありがとうございます。

その森の子供

ホンマタカシさんの『その森の子供』も良かったです。キノコがこんなにもフォトジェニックだなんて知りませんでした。本のサイズが大きいので、写真は静謐なのに迫力があります。どこか1ページを切り取って部屋に貼りたい衝動を抑えながら、キノコたちの写真を眺めています。

ぼくはホンマさんの写真がずっと好きで、OIL MAGAZINEで連載していた「TOKYO AND ME」の写真も好きでした。こんな風に街をビシッビシッと切り取れたら、さぞ楽しいだろうなあと思います。


WINSLOW ARIZONA

スティーブン・ショアさんがデジカメで、しかもたった1日で撮影した『WINSLOW ARIZONA』を見て、ようやくぼくは「フィルムじゃなくても別にいいやん」という気持ちになれました。手段とは関係なく、良いモノは良いのだ。もう『Uncommon Places』を買う必要はないな。


写真がいってかえってきた

佐内正史さんの『写真がいってかえってきた』も、ぼくの写真集観を変えた1冊でした。手に収まるサイズ感、ざらざらした紙、ハッキリしないプリント、そのどれもが心地よくて、立派な製本だけが正義じゃないことを知りました。

キング・オブ・何気ない風景。だけど、佐内さんの写真だとわかる。被写体が何だろうが、佐内さんが撮ると佐内さんの写真になる。純粋な写真集ではないけど、歌人とコラボした『あなたに犬がそばにいた夏』に収められた佐内さんの写真も良かった。


眠る木

ブログでは紹介していませんでしたが、上原沙也加さんの『眠る木』も、密かに買っていました。

沖縄だけど、沖縄っぽくない、でも言われてみれば沖縄だな、という風景を切り取っていて、どの写真もキマっています。どうやったらこんな場所を見つけることができるのか。写真家の眼ってすごいな。

ショアさんやエグルストンさんの影響を強く感じる、柔らかいニューカラー写真。日本の風景でもニューカラー的な写真は撮れるのだ。


CLARITY

一番わからなかったのは、永瀬沙世さんの『CLARITY』です。

ここで言う「わからない」は誉め言葉で、ぼくはアートブックを買う時、よくわからないものも買うようにしています。自分の幅を広げてくれるから。でも油断すると、つい好みのモノばかり買ってしまうので、部屋の壁に「よくわからないものを買う」と紙に書いて貼っています。子供がそれを見て、首をかしげていました。

CLARITYのページを開くと、博物館に展示されている化石の写真が現れて、次に海の底のような写真が出てきて、最後は岩場を飛ぶ蝶の写真がひたすら続きます。なんだこれは?と思って買いました。

意味はわからないけど、生命や時間の秘密がそこに写ってしまったような、そんな雰囲気があります。永瀬沙世さんという人をぼくは全く知らなかったけど、他の作品も見てみたいです。


照度 あめつち 影を見る

11冊の中で唯一、川内倫子さんの『照度 あめつち 影を見る』だけが古書です。

川内さんの写真は、一見すると淡いトーンや光の印象でやさしいように見えるけど、同時に気持ち悪さもあって、ぼくはそれが少し苦手でした。でも、この写真集は好きでした。特に阿蘇の野焼きの写真が好きです。表紙の写真、良いですよね。

子供はこれを見るなり「これって阿蘇?」と言い当てました。ぼくたち九州人にとって阿蘇は見慣れた土地だけど、川内さんは阿蘇に来たとき、はじめて地球の上に立っているような感覚があったそうです。

今年は佐内さんの『生きている』が復刊されます。それがすごく楽しみです。

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手づくり肉まん



家でゆっくり過ごした1月2日。
朝は炊きたてのご飯とめざし。
昼はみんなで肉まんづくり。
生地からつくった。
美味しかった!

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笑ったり転んだり

2025年、一番の思い出は、万博に行ったこと、でした。M1で優勝したたくろうの人が万博好きと知り、さらに好感度が増しました。年末はいろいろあって、気が付いたらお正月でした。しばらくは落ち着かない日々が続きそうです。街ゆく人々を眺めていると、みんないろんなことを抱えながら黙って歩いているんだよな、と思うのです。

31日は妻の実家で紅白歌合戦を見ました。若い時は紅白の良さがわからなかったけど、今はわかるようになりました。ハンバートハンバートの「笑ったり転んだり」を聴いて、じーんときました。2026年も、何があるのか、どこに行くのか、わかりませんが、一生懸命歩いていきます。本年もどうぞよろしくお願いします。

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牛乳配達DIARY

牛乳配達DIARY

これはなあ、人に教えたいような、教えたくないような、自分だけの漫画にしたいような、そんな漫画です。買ったのは5年前。トーチWEBで読んで衝撃を受け、出版後すぐに買いました。絵はヘタなのに、上手い。狙ったヘタウマではなく、表現したいことがあって、足りない画力で懸命に描いた結果、だれにも描けない漫画が出来上がった、そんな感じです。しかし絵はどんどん上手くなっていき、最後のほうは自分だけのタッチを手に入れています。牛乳配達のアルバイト経験を漫画にしていて、これを読むと、どんな仕事にも、面白くて詩的なことが起こるとわかります。豊かな感受性さえあれば、どんなことでも漫画にできるとわかります。この本を読むたびに、自分でも漫画を描いてみたいという気持ちになります。

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Y君の新聞配達

ぼくは中学生の時に転校を経験しました。なかなかヘビーな経験でした。自分の子供には、絶対に転校は経験させないと決めています。

転校後、やっとできた数人の友だちの中に、新聞配達のアルバイトをしているY君がいました。野球が好きで、ちょっと気難しいところがあり、だけど根は優しく、みんながリーバイス501に夢中になる中、頑なにジーパンを履かないという、「自分」を持っている男でした。

Y君と話していると、配達ルートにぼくの家が含まれていることがわかりました。仲良くなった友だちが、毎朝うちに新聞を届けに来てくれている。それは不思議な感覚でした。

ある日、Y君が朝刊と一緒にスポーツ新聞をサービスで入れてくれました。Y君からの友情の証です。何も知らないぼくの親は、ポストに入っているスポーツ新聞を見るなり「こんなの頼んでいない」と、営業所に苦情の電話をかけました。Y君は怒られてしまいました。

やっとできた友だちの好意を、最悪のカタチで返してしまい、ぼくはひどく落ち込みました。その後もY君とは友だちのままだったけど、その出来事はずっと苦い思い出として、ぼくの心に残り続けました。

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希望的観測

AIが絵も描くようになったので、デジタルツールで描いた絵は「AIでいいやん」となっていくだろう。そして手描きの絵の価値が相対的に高まっていくのだ。とりわけAIには描けないヘタウマイラストが王者となるのだ。ははは。勝ち組や。AIが描いた絵の味気なさよ。自分たちでどんどん世の中をつまらなくしていることに、人は早く気付かないといけない。ChatGPTは便利ですけどね。一貫性が無いよね。ウソもつくし。

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最近の日常 1217-1221

12月17日 意見の一致

子供の絵(魚を描いた版画作品)が入賞した。みんなで喜んだ。実際の作品をまだ見ることができていないので、はやく見たい。妻と子供も『わたしは真悟』を読了。ロビンが嫌い、まりん似の子供がすごく嫌な顔をしている、という点で意見が一致した。


12月18日 取材

住宅設備メーカーさんへの取材。へとへとになる。自分の仕事の中で、取材が一番難しい仕事かもしれない。終わったあとはいつも、反省点ばかりが頭をよぎる。とにかくベストを尽くすしかないのだ。


12月20日 結婚10周年

10回目の結婚記念日(ぱちぱちぱち)。子供と一緒に花を受け取りに行く。夜はみんなで焼き鳥屋へ。串も美味しかったけど、サゴシの藁焼きが特に美味しかった。(これからもよろしくお願いします)



12月21日 温度センス

天神はクリスマス前ですごく賑わっていた。しかし商業施設の中はどうしてあんなに暑いのか。それを見越してシャツ1枚で行ったのに、それでもちょっと暑いぐらいだった。いかんやろ。夜はみんなでM1を見た。面白かった。たくろう!

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グッドニュース

子供の絵が入賞しました!
やったーーーーー!

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冨安選手

冨安選手のアヤックス加入が発表されて
所属チームが決まったことも嬉しいし
髪色を黒に戻していたのもグッド!

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白鯨を読む③

ようやく船は出航しました。捕鯨船は3年もの長いあいだ、航海を続けることがあるそうです。3年!そんなに長いあいだ世間と切り離され、しょうもないゴシップ記事を目にすることもなく、広大な海の上を漂いながら暮らしたら、人間がすっかり変わってしまいそうです。気になるのはトイレと風呂問題。昔の捕鯨船だと風呂なんて入れませんよね。3年間も?

やっと海に出たと思ったら、クジラに関するウンチクが永遠と続く章に突入して、ぼくの読書スピードは一気に失速しました。モームは「そんなところは読み飛ばせ」と言っていたけど、辛抱強く読みました。クジラにもいろんな種類がいるんですね。エイハブ船長の足を食いちぎったクジラは、どうやらマッコウクジラのようです。現存動物最大の脳を持ち、深海まで潜ってダイオウイカを捕食する唯一のクジラ。知れば知るほど、興味深い生き物です。

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見えないつながり

ブログよりもSNSのほうが早く広がるし、集客にもつながりやすい、ブログなんて時代遅れなのかもしれない、それでもぼくは、ブログにしかできないことがあると思っています。人のタイムラインに勝手に入っていくSNSだと、自分の気持ちや考えを正直に書くのは難しい。自分のフィールドであるブログなら、字数も気にせず、好きなように書けます。いいねがもらえるかどうかを意識する必要もありません(これ大事)。ブログはわざわざ見に行かないといけない。この「わざわざ見に行く」という行為が持つ意味は、結構大きいと思います。SNSと違ってつながりは目に見えないけど、お互いに見えないつながりは心地良いですよね。

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ひじきチャーハン

スケッチブックに向かって
もくもくと絵を描いているところへ
子供がひじきチャーハンを持ってやって来た。

そして、ひじきチャーハンを
サイドテーブルに置き
ぼくが描いている絵をじっと見ながら
「絵を描くのも大変やろうけど
パソコンに打ち込む仕事よりは
楽しいでしょう?」と言った。

そうやね、と答えると
子供は満足そうに頷き
ひじきチャーハンにとりかかった。

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