
『ハリー・スミスは語る』
表紙の写真から怪しさ全開ですが、ハリー・スミスさん(1923-1991)の肩書きは、画家、映像作家、音楽学者、人類学者、魔術師、詩人、哲学者、錬金術師、蒐集家。ちなみに写真のタイトルは「牛乳を牛乳に変容させる錬金術師」(まったくもって意味不明)。
本を読んでも、ハリー・スミスさんがいったい何者なのか、結局よくわからないままでした。わかりやすさが最優先されてしまう(ツマラナイ)今の世の中で、こういう分類不可能な人が絶滅しかけているように思います。枠に収まらない人。AIに勝てるのは、きっとこういう人です。
ハリー・スミスさんの部屋は、書物やレコードや謎のモノたちで溢れ返り、彼の思考が丸見えになった神秘的な空間だったそうです。ミニマリストたちが見たらひっくり返るでしょうね。

