撮影の仕事がおわった後、はじめてジャズバーに行きました。カメラマンの黒川さんと一緒に。
そこはジャズバーらしいジャズバーで、カウンターの後ろには2000枚のアナログレコードがぎっしり。JBLのスピーカーから良い音でジャズが鳴っています。
カウンターに座ってしばらくすると、マスターが「何聴きたい?」と聞いてくれました。ついにきた!この時が。ぼくはずっと、はじめてリクエストするのはマイルスのリラクシンと、心に決めていたのです。
針を落とした後、ジャケットを手渡してくれたので見ると、ぼくのと同じビクター盤(SMJ6532)でした。なのにこんなにも音が違うのかっていうくらい良い音で鳴っていて、最高でしたね。
その後もマスターおすすめのレコードをたくさん聴かせてもらって、中でもジョニーグリフィンのThe Kerry Dancers、ハンク・モブレーのRoll Callがよかったな。Roll Callは、マスターが無人島に1枚だけ持っていくならこれっていうくらい、好きなレコードなんだそうです。