広島へ行った帰り道
岩国にある地底王国
「美川ムーバレー」に行ってきました。
鉱山跡地をレジャー施設にした場所です。
行く前はそれほど期待せず
ひょっとしたら子供が喜ぶかな?
程度に考えていたんですが
行ってみると大人も興奮できる
たのしい場所でした。
ホンモノの鉱山跡地だから
暗くて長い道の頭上から
ぽたぽたと水滴が落ちてくるし
抗夫たちが使っていた本物のトロッコが
そのままのカタチで残されています。
レールの先は果てしない暗闇。
コウモリも飛んでいました。
夏目漱石の小説「抗夫」を読んだとき
地球の底へ底へと降りていく描写は
まるで地獄に落ちていくような怖さがあり
強く印象に残りました。
その時に想像していたイメージと
美川ムーバレーの景色が
ぼくの頭の中でリンクして
ちょっとした感動を覚えました。