小さなデザイン事務所のまじめなホームページ制作

コム・デ・ギャルソン工場

村上春樹さんの本はほとんど
持っているつもりだったけど
ふらっと立ち寄ったMUJIBOOKSで
目に留まった「日出る国の工場」
そういえば持ってないかも
いや持ってるかな?
ぱらぱらぱら・・・
やっぱり持っていなかった。

例によって安西水丸さんの
素敵な挿絵が付いています。

ぼくは水丸さんの仕事の中では
「村上朝日堂はいかにして鍛えられたか」
の挿絵がいちばん好きです。
フォルムも線の太さも抜群にいい。
「日出る国の工場」の挿絵も
なかなか素敵でした。

村上さんによる工場見学記も面白くて
コム・デ・ギャルソンの工場を取材する話は
それだけでこの本を買う価値がある。

村上さんが川久保玲さんのことを
語っているのがとても興味深く
あのコム・デ・ギャルソンの服を
町の職人さんが自宅の2階で
奥さんと共に縫製している事実には
ちょっとした興奮を覚えます。

この本が書かれたのは1986年だから
今はもうそんなこじんまりとした
生産体制ではないんだろうけど。

ちなみにぼくは20代の頃
一度だけコム・デ・ギャルソンの服を
買ったことがあります。

それは生地の薄いシンプルなニットで
たしか2万円ぐらいしたと思います。
酔ったアルバイト仲間に
袖口を雑に引っ張られて
本気で腹を立てました。

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