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中原昌也 作業日誌 2004→2007

中原昌也 作業日誌 2004→2007

『中原昌也 作業日誌 2004→2007』が届いたので、早速読んでいます。90年代の音楽雑誌の片隅にノイズ音楽家としてよく登場していた中原さんは、この本を書いていた時はもう作家活動がメインになっていたようです。

日記には毎日のように、原稿を書くのがツライ、もう書きたくない、という愚痴が綴られ、そのストレスを発散するために大量のレコード、CD、DVDを買いまくり、お金が尽きると売りに行く。そしてまた買う。売る。朝まで呑む。ツライと愚痴をこぼす。悪口を言って絶望する。そして映画を観て泣く。その繰り返し。ものすごい量の知らない映画や音楽の名前が出てきて、知識欲も満たされます。

中原さんの人脈は相当広くて、毎日いろんな人に会います。孤独な人だと思っていたけど全く違った。しょっちゅう誰かから電話がかかってきて「今どこどこにいるから飲もう」と誘われる。仲間とファミレスで朝まで話しこむ。著名人もいれば、誰だかわからない人もたくさん出てくる。作家として、あの蓮實重彦さんからも一目置かれていて、氏と対談もしている。

それなのに、毎日ツライツライと塞ぎこみ、よくわからないCDやDVDを買い続ける。家賃が払えなくなって家を追い出されても、原稿料が入った途端に買う。中原さんは、決して買うことをやめない。知的好奇心の怪物が書いたすごい本。

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