KBCシネマでやっている『ヌーヴェルヴァーグ』を観てきました。KBCシネマって本当の映画好きが集うイメージで、ポップコーンをガサガサやる人はいないし(そもそも売っていない)、場内が暗くなるとピタリと音が止み、なぞの一体感が生まれるところが好きだったんだけど、『ヌーヴェルヴァーグ』上映中は、ぼくの右側の人がずっとカバンの中をゴソゴソやって水筒のフタを2回も落とし、左側の人は何度も激しく咳きこみ、ぼくの中のKBC神話が音を立てて崩れていきました。
映画はというと、あの名作『スクール・オブ・ロック』のリチャード・リンクレイター監督だったのでかなり期待していたけど、うーん、ちょっと期待はずれでした。でも、ゴダールの映画づくりに対する姿勢には感銘を受けました。自分の感性を信じ切ること。他人との衝突もいとわない強い信念。自分が良いと信じるものをつくるためには、現場の空気が悪くなろうが、プロデューサーから怒られようが、構うことなくやりきる強さ。それはぼくに欠けている部分なので、ああいう強さを少しは持ちたいなと思いました。

