先日、ロバート・フランクの『IN AMERICA』を見る機会がありました。フランクの代表作『THE AMERICANS』のアウトテイク集のような写真集で、どうしてこれを選ばなかったんだろう?と思うような、本当にすばらしい写真がたくさんあって興奮しました。
家に帰り、あらためて『THE AMERICANS』を見ると、1冊の写真集としてやっぱり完成されていて、『IN AMERICA』の写真は一枚の写真としてすごく力があったけど、この中に入れると違和感が生じるかもしれない、と感じました。そう考えると、写真は撮る行為と同じぐらい、選ぶ行為というものが、とても大事なんですね。
ぼくも仕事でよく「写真を選ぶ」場面があります。そして、それはすごく難しい作業です。選ぶということは、捨てることでもあるから。よく芸能人がインスタで、ほぼ同じような自撮り写真を何枚も載せていますが、あれは選ぶ能力が無いんだと思います。

