ついに1巻を読み終えました。深い感動。物語が面白いわけではないのに、というか物語らしい物語は無いに等しいのに。驚嘆するのはプルーストの表現力で、だれもが心の中に一度は感じたことのある感情を、いろんな言葉や比喩をつかって、的確に表現してくれるので、忘れていた感情(記憶)が自分の中に蘇ってきます。
1巻の終盤、語り手が昔を懐かしみ、自動車なんかよりも馬車のほうがエレガントでよかったと嘆いていて、そうか、昔の人も「昔のほうがよかった」と感じていたのか、いつの時代でも同じなんだなと思いました。それは単なる懐古趣味なのか、それとも実際にいろんなことがどんどんダメになっているのか、どっちなんでしょうね。

