2年ほど履きこんだVANSのオーセンティック(白)が、良い感じにクタっとなって、風格が出てきました。VANSはボロボロのほうがカッコイイと思うけど、靴の綺麗さと社会的信用度は比例するので、そこが悩みどころです。特におじさんとボロボロの相性は最悪なので、じゅうぶん気をつけないといけません。でもやっぱり、VANSはボロボロのほうがカッコイイ。以前、何かの雑誌で見た記憶があるのですが、海外のセレブ(ラッパーの人だったと思う)が、白いスニーカーは1回しか履かないと言っていました。1回履いたら捨てて、また新品を履くそうです。資本主義の権化です。
ついに子供がマイクラをはじめた。すばらしいグラフィック!初日は勝手がわからず、どんどん歩いているうちに夜が来て、ゾンビに襲われた。ゾンビの攻撃を受けるとき、肉を叩く鈍い音がして怖かった。そしてサボテンが刺さって死んだ。2日目には洞穴に拠点をつくっていた。家は建てんと?と聞くと、建築はまだ早いと言う。洞穴の周りに、ゾンビ除けのたいまつを大量に設置していた。マイクラを開発した人は億万長者になっていて、お金を持ったことで孤独になり、ハッピーではなくなってしまったという記事を読んだ。それが本当かどうかはわからないけど。
休日の朝、子供と近所を散歩した。起きてすぐ、朝ごはんも食べずに家を出たので、散歩の途中でお腹が空いてきた。2人でいま食べたい理想の朝ごはんについて話し合った。その結果、理想の朝ごはんはこうなった。炊きたてのごはん、赤味噌のみそ汁、香ばしく焼いためざし、ふわっとした卵焼き。のりの佃煮もあれば言うことないね。出発した時は風が気持ちよかったけど、帰り着く頃にはもう暑くなっていた。マンションの階段でカマキリが死んでいた。土に埋めてあげようと子供が言った。
人から聞いたこと、本で読んだこと、ネットで見たこと、新しく入ってくる情報に対して、一度は疑ってみること。本当にそうだろうか?と。ただやみくもに否定するわけではなく、健全なギモンを自分に向けること。それは案外、生きていくうえで大事なことじゃないかと思います。ギモンを持つということは、自分の頭で考えるということだから。
8月2日 何気ないひとコマ
朝、リビングへ行くと、子供がテーブルに座って「万博の思い出ノート」を一生懸命つくっていた。そういう何気ない日常のひとコマに幸福があると思った。
8月4日 失敗
子供が布団を運ぶ手伝いをしようとして、植木を倒してしまった。フローリングに土が散らばる瞬間、時間が止まった。子供はごめんなさいと言って落ち込んだ。ぼくは深いため息をついて、無言で土を集めた。そのあとで後悔した。やさしく気にせんでいいよと言ってあげるべきだった。
8月17日 帰省
お盆休み最後の2日間は妻の実家で過ごした。早朝、福津の海岸を散歩した。魚が釣れそうな気配があった。そのあとナマズの郷に行ったけどナマズはいなかった。係員の人の話では、白鷺がナマズを食べてしまうそうだ。お義母さんが子供に鬼滅の刃を買ってくれた。ぼくと妻も便乗して読んでいる。
8月20日 トイカメラ
妻の友だち夫婦から、トイカメラをもらった(子供が)。デジタルで撮れて、すぐにロール紙に印刷できる優れモノだ。荒いモノクロプリントが良い感じ。ぼくも便乗して遊んでいる。
8月22日 コウモリ
鬼滅の刃の続きが気になるので、夕食後、子供と2人で歩いて黒木書店へ買いに行った。空は暗くなり始めていて、黒い物体がひらひらと舞っていた。よく見るとコウモリだった。
ぜんぜん釣れなくて、釣れそうな気配もなく、ただ惰性でルアーを投げ続けていると、少し離れたところから、じーーーーーというドラグの音が聞こえた。見ると、おじさんの竿が弓なりにしなっている。ドラグの音は鳴りっぱなしで、おじさんは必死でリールを巻いている。かなりの大物だ。すると、隣で釣りをしていた親子がおじさんのところへ近づいていき、間近で見学をはじめた。ぼくは嫌な予感がした。案の定、タモ入れを手伝いはじめた。まずいぞ。たしかにおじさんは苦戦している。でもそれは、釣り人にとって待ちに待った苦戦で、おじさんはタモ入れまで自分の力でやりたいかもしれないのだ。知らない人のおせっかいで魚を逃したら、きっと悔しくて眠れない。タモ入れに手間取っている様子を横目で見ながら、ぼくは1グラムのジグヘッドに、2.5インチのイージーシェイカーをつけて投げ続けていた。アジの気配はゼロだった。結局おじさんたちはタモ入れに失敗した。タモ入れは意外と難しいのだ。
朝、学校への行き道
何の話をするか
ジャンケンで決める。
みんな話したいことが違うのだ。
昨日は鬼滅の刃について話した。
今日は「みんなが話せる話にしよう」
と誰かが言ったから
ジャンケンはなかった。
子供がヒラメを釣った時
アジング用の細くて短い竿に
3000番のリールという
ちぐはぐな組み合わせで
道具にこだわる人から
怒られそうなセットだった。
それでも釣れる時は
釣れてしまうのが
釣りの面白さだ。
YouTubeで人気の「釣りドラ」さんは
道具にこだわらない野生派アングラーで
ボロボロのロッドに錆びたリールで
常人の10倍の釣果を叩きだす。
釣れた魚は素手で鷲づかみ。
服に海水やウロコが飛び散っても
まったく気にするそぶりを見せない。
あのアリゲーターガーを
たった一人で釣り上げるのも凄いけど
それを調理して食べるのもすごい。
子供が学童で将棋をやっていると聞いて、ぼくも将棋がやりたくなった。それでおもちゃ屋へ行き、1,780円の将棋セットを買った。駒はペナペナのプラスチック製だったけど、盤は木製だったから良しとしよう。ひさしぶりすぎて、1手指すのに時間がかかり「お父さんはやくー」と急かされた。お互いが相手の駒を乱獲して、盤の上がスカスカになった。王将が剥き出しになっていた。

万博会場へ入場するとき、風にはためく無数の国旗を見て、理由はわからないけど、目頭が熱くなりました。
ぼくは「大屋根リング」という言葉すら知らなかった「万博への興味ゼロ男」でしたが、実際に行ってみると、万博サイコウ!来てよかった!と思いました。
何がいいのか?正直パビリオンに、期待を超えるようなものは無かったです。6つほど入ったけど、でかいスクリーン映像とか、自然や歴史の展示とか、なるほどねという感じで、そこに万博でしか得られない体験は無かったです(フランス館は面白かったけど)
ただ、会場全体のスケール感(とにかく広くてデカい!)や、みんなが楽しんでいる雰囲気が良くて、歩き回るだけでたのしい。建築を見るだけでたのしい。大屋根リングがすごい。めちゃくちゃすごい。
写真じゃ伝わらんなあ。
普段、都市高を下から見上げた時、こんなバカでかいモノをよく作ったなと感心しますが、あれと同じスケールの巨大建築物を、木だけでつくるなんて、しかもわずか半年間のためだけにつくってしまうなんて、本当にすごい。圧倒されます。大屋根リングを見て、その上を歩くだけで、万博に行く価値があるとぼくは思います。
これを10月には壊してしまうのか、モッタイナイ、と思ったけど、いや、その儚さに価値があるのかもしれん、今しか見られないから、余計に感動して、みんなの記憶の中に残り続けるのかもしれない。
たった半年間のために!と、世間から叩かれたけど、「そんな批判の中、黙々とこれをつくっていた人たちがいたんやね」と、妻がぼそっと言った時、大屋根リングに対して、つくった人たちに対して、畏敬の念を感じずにはいられませんでした。
デザインのことで言うと、やっぱりミャクミャクが素晴らしくて、あのロゴマークを生み出した人の功績はとてつもなく大きい。グッズは飛ぶように売れていて、デザイナーはそれに見合った対価を得られているのだろうか?と、余計な心配をしてしまいました。
7月25日(金)~7月27日(日)に大阪万博へ行ってきます。その間に頂いたお問い合わせやご依頼については、28日以降の対応となりますことをご了承ください。
ちなみ妻と子供は2回目です。ぼくはあまり興味が無かったし、仕事もあったから、前回は行きませんでした。しかし、万博から帰ってきた2人が「楽しかった!また行きたい!」と言い、話を聞くうちにぼくも興味が湧いてきました。万博とはいったい何なのか?この目で確かめてきたいと思います。
桃が美味い。
くだものナンバーワンは桃です。
昔は冷蔵庫に入れていたせいで
桃の本当の実力を
味わえていなかったけど
常温保存で適切なタイミングで食べたら
桃がナンバーワンになりました。
サニーで買った2個380円の桃も抜群でした。
ふるさと納税の桃もたのしみです。