村上春樹さんの新刊についてのYahooニュースを見ていたら、コメント欄が荒れておりました。ほぼすべてアンチのコメントです。ひー。
なんで村上さんは、こんなにも嫌われてるんでしょうか。批判コメントの中に「まったく意味がわからん」というのがありました。
たとえば初期の作品には、羊の皮をかぶった羊男がちょいちょい登場します。なんで羊の皮をかぶっているのか?そもそも羊男とは何なのか?村上さんは本の中で一切説明をしません。羊男として当然のように現れて、会話をして、去っていきます。
たぶんアンチの人は「意味わからん」ってなりますよね。意味なんて無いんだと思います。(本当はあるのかもしれないけど)
村上さんが描く、日常に混じった不思議要素を受け入れられるかどうかが、ポイントのひとつなのかもしれません。
あと、これは何度かブログに書いてますが、村上さんはエッセイも面白いのです。小説ではキザな台詞が目立つけど、エッセイの中の村上さんは、親しみやすい自然体のおじちゃんです。
先日、村上ラジオ2をパラパラっと読み返していたら、巻末に自分が書いたメモを発見しました。クライアントさんの名前と連絡先。
そうそう、仕事の電話がかかってきて、慌ててメモ紙を探して、そのへんにあった村上ラジオ2に、書き込んだのだった。