やっぱり淹れたコーヒーはおいしい。最近面倒くさがって、ボトルのアイスコーヒーを飲んでいたけど、手間を惜しんだらダメですね。ホームページ制作もそうです。昔のぼくはカフェオレ小僧でしたけど、もうブラック無糖の大人の男です。ガチャガチャで手に入れたグレムリンが、いい感じにオーディオコーナーに鎮座しています。300円でした。
入口のドアには、いつの時代のものか分からないポスターやチラシが、ベタベタと貼ってある。オシャレさから遠ければ遠いほど、そのレコード店への信頼度は増すのだ。
中へ入ると、古本とはまた違う、中古レコード特有の匂いが鼻を刺す。とにかく狭いうえに、ダンボールが無造作に積まれてあるから、他のお客さんとすれ違う時は命がけだ。この前なんてダンボールの置きすぎで、背中にリュックを背負ったままでは通ることすらできなかった。媚びていない。そしてそれに対して文句を言う野暮な客なんて、もちろんいない。
ダンボールの中には買い取ったレコードが無数に詰まっており、無口で無愛想な店主(いらっしゃいませなんて言わない)に値札を付けられるのを待っている。
この店最大の魅力は、ネット販売を一切やっていないところだ。せっせと店に足を運んだ者だけが、商品を見て、買うことができる。これが良いのだ。クリックひとつで何でも欲しいものが買えるなんてツマラナイ。
今日は何があるかな?と、ワクワクしながらドアを開け、レコードをぱたぱためくっていき、欲しかったジャケットが目に飛びこんできた時の高揚感こそが、買い物の醍醐味なんだから。
まだ1歳の子に、ミニカーは早いかな?と思ったけど、とても気に入っている様子で、特にJAFが大のお気に入り。しょっちゅうJAFで遊んでいます。ぶーぶー。
ちなみにぼくは、JAFファンなのです。彼らに助けてもらったことがある人なら分かると思いますが、JAFはヒーローでしょ。
島根旅行での「あわやガス欠事件」や、街中でのパンクなど、何度か助けていただきました。だからミニカーを買いに行って、妻がJAFカーを見つけたとき、これや!と思いました。
ヨーロッパ退屈日記の中で伊丹十三さんが、カンボジアの人たちの純真さ、礼儀正しさ、そしてはにかみ屋さんであることを賞賛していた。そう、まさにそうなのです。ぼくもカンボジアを訪れて、カンボジアの人たちのことが大好きになりましたから。本当に素敵な国ですよ。
カンボジアに滞在した1週間。ぼくは小さなノートに短い日記をつけました。それを今読み返すと、当時の記憶がよみがえってきて面白いです。
暑さ、大量の汗、プール、ハンモック、トゥクトゥク、スースダイ、スープドラゴン、ベンメリア、タプローム、アンコールワット、夕日、そして笑顔のすてきな、カンボジアの人たち。
追記:この記事を書いたあとで、本田選手がカンボジア代表の監督に就任したというニュースが飛び込んできました。本田選手も、カンボジアの国と人に魅せられたひとりなのかもね。
長浜の鮮魚市場に、子供が描いたと思われる魚の絵がずらっと並んでいて、おもわず目が釘付けになりました。どれもが自由で、パワフルで、魅力的なのです。
あのピカソも、子供のように描きたいと願ったはずで、だけど本当の意味での自由な絵というのは、子供にしか描けないんだなあ。漫画家の楳図かずおさんも探求した「子供と大人の違い」は、とても興味深いですね。
「仕事で絵を書いているとさ、だんだん上手になっていくでしょう。上達するのは、案外カンタンなんだよね。」と言ったのは、ヘタウマの元祖、イラストレーターの湯村輝彦さんです。
「だからぼくは、子供のときに絵を描いた楽しさを忘れないようにしている。そして、上手くならないように気をつけている。」これはまさに、金言だと思うのです。
とある有名なWEB制作会社の社長さんが「バズる」とか言っていて、ちょっとガッカリしたのはここだけの話です。
「このツイートがバズって」「記事をバズらせるためには」うーん、なんだかな。わざわざネットスラングを使わなくても、普通に日本語で表現できると思うんだけど。「このツイートがすごく話題になって」「記事を爆発的に広めるためには」これでよくないですか。
あとこれはネットスラングというより、ビジネス用語なんだろうけど「本日新しいサービスをローンチしました!」とかね。いやいや、普通に公開しましたでいいやん。こんなこと言っていると「なんだあの老害」と言われそうですけど。
子がぼくのメガネをむしり取って、レンズをガリガリかじり、フレームをしゃぶってぽいっとやるので、家では2軍メガネを着用しています。すでにレンズには、勲章とも呼べるキズが、無数に刻まれております。
外出先でこれをやられると困るので、出かけるときはコンタクトが増えました。帰宅してシャワーを浴びていると、コンタクトが目の中で行方不明になってあせりました。後から自然に出てきたけどね。
失敗しない唯一の方法、それは挑戦しないことだっていう言葉を目にしました。ふむ、年をとればとるほど、失敗しないように生きてしまいますね。だって失敗しないことも大事だからさ。
ぼくはいま挑戦しているのだろうか?はじめて使うスタイルシート、はじめて試すデザイン、そういうのは挑戦と呼んじゃいけない気もする。
あ、そういえば、先日はじめて、ひとりで子を連れて児童館へ行ってきました。どうやら挑戦レベルが小さすぎる。
8月5日に放送された村上RADIO、聞きましたか?あの村上春樹さんの声がはじめて聞けるということで、ぼくはラジオがはじまる1時間前から、ドキドキしていました。
さて、いよいよ午後7時、村上RADIOがスタート、しばらく続く、無音、シーーン。なんやこの緊張感。ゴクリ。そして、ついに、第一声。
「こんばんは、村上春樹です」
キターーーー!え?なんかイメージと違う。声が、若い。とても69歳の声とは思えない。写真でよく見るあの顔からまさかこの声が?というか、もしかして、村上さん、キンチョウしている?
はじめの10分は何故か僕までキンチョウしてしまい、その後はだんだんリラックスしてきて、あの村上さんのしゃべり声を聞いているという不思議な感動に包まれました。
村上さんのしゃべり方には、なかなかキザな感じもあり、こりゃまたアンチが騒ぐぞ。質問に対する返答も、やっぱりすこしひねくれているというか、まっすぐには回答せず。マニアックな選曲やウンチク話で、あっという間の1時間でした。
村上さんいわく「僕は小説の書き方を、音楽から学んだようなものだから、僕の小説を好きだと言ってくれる人とは、音楽的に通じ合うと思っている」はい、そうだと思います。
昔から飲み物を最後ちょっとだけ残してしまうクセがあって、母や姉から「ちょい残しのプロ」と呼ばれた時期がありました。今でも、たまにやってしまいます。コップの底に、ちょっとだけ残す。
単なる癖なのか、何かしらの心理が働いているのか、自分でもナゾだけど、子がミルクを飲むとき、たまにこのちょい残しをやるので「お前もか!」と、思わず突っ込みたくなります。