小さなデザイン事務所のまじめなホームページ制作

2022年2月の記事

ひとつひとつ

ご相談やお見積りの依頼が重なっていて、
ご提出までお待ちいただく状況が続いています。
ご迷惑をおかけして申し訳ございません。

ご依頼をいただいた順番に、
ひとつひとつ対応しておりますので、
どうかご了承ください。

お待たせしているという
事実がプレッシャーとなって、
時に「ひー!」となりますが、
よくよく考えたら有難いことです。

散歩でリフレッシュしながら、
あせらず(あせるけど)、
ひとつひとつ取り組んでいこう。
確定申告も、ある。

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ゴッホ展で種まく人と2人きりになる

tanemakuhito


コロナ過ですけど、
ゴッホの絵がすぐ近くに来ているのに
見ないという選択はできません。

ゴッホ展、人が少ない雨の平日、
朝いちばんに行ってきました。

普通は入口から順番に絵を見ていきますよね。
そしてまんべんなく全ての絵を見ますよね。
でも今回のぼくは入場するやいなや、
他の絵には目もくれず、
奥のほうへと一直線に突き進みました。

「種蒔く人」をじっくりと
見たかったからです。

予想通り、絵は奥のほうにありました。
他の来場者はまだ入り口付近にいるので、
この瞬間、ぼくはあのゴッホの種蒔く人と、
まさに二人きりの状態になりました。
おおげさにいうと、
それはちょっと神秘的な体験でした。

やがて他の人がぞろぞろとやってきて、
神秘体験は3分くらいで終わりましたが、
そのあとも他の人の邪魔にならないように
遠くから種まく人をじっと見ていました。

小説「月と六ペンス」で、
ストルーヴという画家が、
美について語るセリフがあります。
種蒔く人を見ながら、
ぼくはそのセリフを思い出していました。

「いいかい、美という、およそ世にも貴いものがだよ、まるで砂浜の石ころみたいに、ほんの通りすがりの誰彼にでも無造作に拾えるように、ころころ転がっているとでも思うのかい? 美というものは、すばらしい、不思議なものなんだ。芸術家が、己の魂の苦しみを通して、世界の混沌の中から創り出すものなんだ」

月と六ペンス

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