先日、子供のサッカーの試合がありました。上級生たちはとても上手で、エース格の女の子が、ぼく(一応高校の時ちょっとだけサッカー部に在籍していた)にも蹴れないような強烈なシュートを打っていて驚きました。子供はシュートを打つことはできなかったけど、相手の上級生を執拗にマークするという守備面での貢献が光りました。「最近サッカーがたのしい」と言います。
幼稚園の時に買った3号のサッカーボールをそのまま使っていたので、小学生用の4号のボールを買いに、一緒にゆめタウンのゼビオへ行きました。そして子供が「これがいい」と選んだナイキのボールを買いました。近くにゲームセンターがあったので、1回だけクレーンゲームやる?と聞くと、やりたいと言うので、子供に100円を渡しました。あっさり撃沈し、新しいボールを手にご機嫌だった子供のテンションが、一気に下がりました。見かねたぼくが「もう1回いいよ」と、追加で100円を渡しましたが、またあっさり撃沈しました。
しまった、あのまままっすぐ駐車場に向かえばよかったという後悔と、ゲームに感情を左右されてしまう子供への苛立ちで「やらんどけばよかったね」と、思わず突き放すように言ってしまいました。お互い無言のまま車に乗り込み、釣り場へと向かいました。赤信号で停車した時、それまでずっと黙っていた子供が突然「サッカーボール買ってくれてありがとう」と言いました。その後、太刀魚を釣りました。子供はヒトデを釣りました。