
もし、『白鯨』という、あの巨大な奇書を読んでみようかな、と思っている人がいたら、本の前に映画(1956年公開版)を観るのもアリかもしれません。アマプラで観ることができます。
ぼくは当時の捕鯨文化について、まったく無知なまま読んだので、なかなか捕鯨のシーンを頭に思い浮かべることができず、苦労しました。読み終えたあとに映画を観て、そうか、捕鯨船ってこういう船だったのか、クジラを追いかけるボートって、こんなに小さかったのか!と、驚きました。
なので、先に映画を(捕鯨シーンだけでも)観ておくと、読みにくさでは他の追随を許さない『白鯨』が、少しは読みやすくなるのではないかと思います。少しはね。
『白鯨』には、3人の銛打ちが出てきます。全身刺青男のクィークェグ。巨体の黒人ダグー。インディアンのタシュテゴ。彼らは誇り高い勇敢な銛打ちで、巨大なクジラにギリギリまで近づき、その体に銛を打ち込むのが仕事です。

