小さなデザイン事務所のまじめなホームページ制作

多崎つくるを読み終えた

村上春樹の「多崎つくる」を読み終えました。買ったのって2月だから、だいぶ経ってますね。

冒頭が暗くてなんか重いなあと思って、読まずにしばらく放置してたんですけど、読むとやっぱり村上春樹な面白さでした。グループを追放された理由を知るため、数十年ぶりにアオやアカに会いにいく場面は緊張するし、ワクワクしました。

やり手の営業マンになっていたアオが、レクサスを語るシーンを読むと「ほー、レクサスってすごい車なんやなあ」と一気にレクサスを信用させてしまうのが、村上春樹のすごさです。

やっぱり実際にレクサスに乗ってみたり、取材をしたりするんだろうか。するでしょうね。アカが語る自己啓発セミナーの話も、いろいろと考えさせられる話です。

しかしなんで村上春樹ってあんなに売れるんだろう。だいたいはっきりとしたストーリーが無かったり、ちゃんとした答えが無かったり、暗かったり、バカ売れする要素なんてない気がするけど。

たくさん売れるということは、好きじゃない人の手にも渡るということだから、アンチがたくさん生まれるのも仕方ないですね。

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