小さなデザイン事務所のまじめなホームページ制作

本のこと

小さなユリと

なんと・・・

小さなユリと

取材の帰りに立ち寄った蔦屋書店、特に何かを探すでもなくぼんやり詩集コーナーを見ていたら、黒田という文字がパッと目に入って、ん?黒田?薄い背表紙のちいさな文字をよーく見ると「小さなユリと」って書いてある。

ネット上から姿を消したと先日ブログに書いたばかりの本に、まさかこんなに早く出会えるとは。とてもうれしい出来事でした。

妻の入院中、3歳の娘ユリとのふたりきりの日々を綴った、黒田三郎さんの詩集。どの詩もじんわり心に染み入ります。最期を締めくくる「小さなあまりにも小さな」が、ぼくは特に好きです。

夏葉社さんの本はどれも丁寧につくられていて、紙の質感やサイズ感も手に心地よく、物質としての魅力も大きい。詩の題名だけがポツンと書かれたページをめくって詩がはじまる。ひとつひとつの詩に対する、作者に対する、敬意が感じられます。

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早く家へ帰りたい

早く家へ帰りたい

夏葉社から出ている詩集のうち、この「早く家へ帰りたい」と「小さなユリと」をいつか読もうと思っていたら、小さなユリとが暮らしの手帖に掲載されて、ネット上からあっという間に姿を消しました。(いつか重版されるそうです)

それで慌ててこちらを購入した次第です。障害をもって生まれ、わずか4歳で亡くなってしまった子供との日々が綴られた、高階杞一さんの詩集です。悲しいんだけど、子供を思う温かい気持ちが溢れていて、とても感動します。

子供とあそんでいて、しつこく「もう1回もう1回」と繰り返されると、うーんキツイ・・・となり、「じゃあこれで最後ね」と切り上げてしまいがちですが、もっとできるかぎり応えてあげなくては、と思いました。

もしそれが本当に、最後になってしまったら、と考えると。

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ブックオフ大学ぶらぶら学部

ブックオフ大学ぶらぶら学部

ブックオフが好きです。

いやいや、もういい大人なんだから、本ぐらい新品で買いなさいという意見はごもっともです。もちろん書店やネットで新刊も買います。しかし、ブックオフでしか味わえない楽しさや喜びがあるのだ。

110円の均一棚から「え!これが110円?」を見つけだす楽しさ。ずっと気になっていた本を見つけて「まさかお前がブックオフにいるとは・・・」という驚き。きっと定価じゃ買わないけど110円だから買っとくかという非常に失礼な気持ちで買った本が当たりだった時の喜び。

たぶん、目利き店主の古書店だとこういう楽しさはなくて、玉石混淆なブックオフだからこそ味わえる楽しさです。欲しい本はほとんど無い。だが見つけたときは即勝利。それがブックオフ。

夏葉社さんのサブレーベル岬書店から出た「ブックオフ大学ぶらぶら学部」を読みました。いろんな人のブックオフ愛が溢れていて、とても面白かったです。

これを読んだら今すぐブックオフに行きたくなります。

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写真集のはなし

ロバート・フランクの名作「THE AMERICANS」の良さがわかるようになりました。見れば見るほど好きになる。

いまの一番の興味は、写真集を見ることです。好きな映画を見るように、好きな写真集を見ます。

静かに眺めるのも良いし、ヘッドホンで音楽を聴きながらページをめくると、うまくいけば自分だけの映画を観ているような、そんな感覚が味わえたりもします。あ、映画といえば、先日Netflixでジョーカー観ました。

だれかが「日本には写真集を買う習慣がない」と言っていました。みんなiPhoneでパシャパシャ撮ってインスタにあげて、写真大好きなはずなのに、買う習慣はないって不思議ですね。

写真集

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何度も読みたい広告コピー

何度も読みたい広告コピー

仕事中、ぱっと手にとれる場所に置いてある資料やデザイン書。そこに「何度も読みたい広告コピー」も置いています。

最近ホームページをつくっていて、言葉の重要性を前よりも強く感じます。まず言葉があって、それを補うためにデザインがある。

「何度も読みたい広告コピー」には、有名なコピーがたくさんのっています。この本の凄いところは、コピーを書いた制作者の想いや、制作秘話まで載っていることです。これがまた、ぐっとくるんです。

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東京百景とアルバイト時代

ピースの又吉さんが、まだ芥川賞をとる前に書いたエッセイ集「東京百景」が面白い。又吉さんの才能と人柄が、文章からにじみ出ています。

おもに売れない芸人時代のことを書いていて、彼は実にさまざまなアルバイトを経験しています。アルバイトのエピソードが出てくるたびに、ぼくの心は過去の自分にタイムスリップします。

何を隠そう、ぼくも又吉さんに負けないぐらい、豊富なアルバイト経験があるのです。WEB制作会社に入社する前、結構長いアルバイト時代があったのです。

コンビニエンスストア、カラオケボックス、居酒屋、カレー屋、パチンコ店、物流倉庫の仕分け、レンタルCDの加工、配達、祭りのテキヤ、いろいろやりました。だから又吉さんが芸人として売れず、いろんなアルバイトをしていた時の気持ちがよくわかります。

なんて、ぼくの話はどうでもよくて、東京百景はほんとうに素晴らしい本だと思う。

読んでいる途中、思わずパタッと本を閉じて、ああ、めちゃくちゃおもしろいな、良い本だなあ、まだ半分も残ってる、ゆっくり読もう、としばらく表紙を眺めてから、しおりを挟んだページに戻る、そんな本です。

東京百景

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名作のチカラ

先日、妻が絵本を爆買いしてきました。絵本は惜しまずたくさん買おう、というのが我が家の方針なのです。

その中のひとつに「はじめてのおつかい」という絵本があって、ぼくは初見だったのですが、子供と一緒に読んでいて、途中でうるっときて声が詰まりました。名作やないか・・・。

あの番組のタイトルって、この絵本からとってるんですかね、やっぱり。ぼくの両親はあの番組が大好きで、いつも泣きながら観ていましたが、ぼくも今なら泣くでしょう。100%泣く自信があります。

後日、みんなでジョイフルへ行ったとき(ぼくはジョイフルのペッパーハンバーグが好きなのです)、子供が店員さんに向かって「これくださーい」と大きな声で言っていて、あ、はじめてのおつかいのあの子を真似してるんだな、と気づきました。

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青春ピカソ

青春ピカソ

これは完全に名著です。

もっとはやくに読みたかった。いや、今のアップアップ状態で、つくる喜びを見失いかけていた今だからこそ、心に染み入ってくるんでしょう。

つくるぞー。

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最近の傾向

たまに更新したと思ったら、制作実績の紹介か、本買いました、の2パターンのみ。

うーん、いろいろと書けることはあるんです。じゃあなぜ書かないのか?いや、書けないのか?それは、ぼくの気持ちにゆとりがないからです。いかーん。

「忙しい時こそ心にゆとりを持ちなさい」は、ぼくがパチンコ店でバイトしていた時のリーゼント副主任から頂戴した名言ですが、まさに今それを実践しないといけないなあ。

日曜日、キャナルの無印にカーテンと収納アイテムを買いに行きました。出発が夕方前だったので、必要なものだけささっと買って帰ろうねと決めていたんですが、MUJI BOOKS を見たそうにしているぼくに妻が「本屋さん見てきたら?」と、神のひとこと。

じゃあお言葉に甘えて10分だけ!と言って、1時間近くウロチョロしてしまいました。MUJI BOOKS 楽しすぎ。欲しい本が山のようにあったけど、とりあえず今回はアイデアの古本と、CASA BRUTUS の現代アート特集買いました。

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やっぱり本が好き

緊急事態宣言が出されてからずっと本屋に行けず、もっぱらネットで本を買う日々を過ごしていましたが、先日ひさしぶりにブックオフ(ブックオフも本屋ということでいいですよね)へ行ったら、陳列された本を見るのが楽しくて、小一時間ウロウロしてしまいました。

やっぱり本は眺めて手に取って買うのがいいね。ずっと読みたかった「夜と霧」の美本がお得に買えました。

写真は最近買って読んだ本たちです。

最近買って読んだ本

「13歳からのアート思考」は、小野さんに教えてもらいました。とても面白かったです。モネの睡蓮を見た子供が「カエルがいる」と言うので、大人たちは必死に絵の中にカエルを探しますが見つけられません。するとその子供は「カエルは水の中にもぐっている」と言うのです。

これが本来のアートの見方だ、と作者は言います。自分だけのものの見方で、自分だけの答えを手に入れる。これがアート思考なのだと。

庄野潤三の短編集「プールサイド小景・静物」もすごく良かったです。特に「舞踏」と「プールサイド小景」の終わり方がすごく印象的です。簡単な言葉で日常が書かれてあるけど深みがある。

ぼくは小説を読むのが好きだけど、この作家の本なら無条件で読みたいと思える作家は、村上春樹とサリンジャーぐらいでしたが、庄野潤三はそこに加わるかもしれない。それくらいグッときました。

そしてブックオフで入手した「夜と霧」は、読んでよかったと心の底から思える本でした。人間とは何か。生きるとはどういうことか。明らかにぼくの心の中のなにかを変えてくれたような気がします。そういう体験が数百円でできるんだから、やっぱり本って良いですね。

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