小さなデザイン事務所のまじめなホームページ制作

本のこと

生きてるうちにお願いしますよ

本屋へ行くと、また安西水丸さん関連の本が出ていた。亡くなってから再評価されるというのは、本人的にどうなんだろう。ノルウェイの森に出てくる永沢さんは「おれは死んだ作家しか信用しない」とか言ってたっけ。ちなみに作中の人物で、ぼくは永沢さんと突撃隊が好きです。

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装幀が亀倉雄策さんだった

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実家の物置を漁っていると、古い河出書房の文学全集が出てきました。そういえばこんなのあったな、と思いながら「罪と罰」を持って帰りました。装幀が亀倉雄策さんだ!

亀倉さんは東京オリンピックのポスターで有名なグラフィックデザイナーの大御所です。初版印刷は昭和41年。ぼくが生まれる10年前ですね。文字はとても小さく、ところどころに渋い挿絵が入っています。

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坊っちゃん

夏目漱石の『坊っちゃん』を読了。国語の教科書にものっていた(ような気がする)から、てっきり読んだつもりでいたけど、実は読んだことがなかった。大人たちのインチキ具合やユーモアが、サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』に似ていると感じました。西洋かぶれの嫌なやつ「赤シャツ」のモデルは、漱石自身という説があるそうですね。

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騎士団長殺し

突然、妻に逃げられたり、暗い穴の中にもぐったり、感性の鋭い少女が出てきたり、村上作品でおなじみの要素たちがオールスターのように登場する『騎士団長殺し』。メンシキさんは、グレートギャツビーですよね。

画家の主人公が絵を描くプロセスを結構こまかく描写しているのが面白くて、きっと村上さん自身が小説を書く行為は、こういうことなんだろうなあと、置き換えながら読んでいました。

カフカ以降、主人公の「ぼく」が、あの「ぼく」じゃなくなっていましたが、騎士団長殺しでは、ひさしぶりにあの「ぼく」が戻ってきてうれしくなりました。

村上さんはいつまで長編小説を書くんだろう。まだまだ新しい作品を読みたいので、JDサリンジャーみたいに、突然隠居しないことを願います。

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村上主義者

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2年くらい前に「村上さんのところ」というウェブサイトが期間限定で開設されました。一般の人からの質問メールを受け付け、その質問に村上春樹さんが答えてくれるという夢のようなウェブサイトでした。

膨大な数の質問メールが届き、村上さんはそのひとつひとつに目を通し(やはりまじめで誠実な人なのです)3ヶ月間ほかの仕事がまったくできない状態になったそうです。

そのウェブサイトはもう閉鎖されましたが、選りすぐりの回答をまとめた本が出ています。そして、ぼくはそれを買って今読んでいます。村上さんのやさしく、時に厳しく、知性とユーモア溢れる回答文を読みながら、ひとりニヤニヤ笑ったり感動したりしています。

ぼくは村上ファンのことを「ハルキスト」と呼ぶのが嫌いです。ちょっとバカにしてますよね。「村上さんはハルキストという呼び名についてどう思いますか?」という質問も掲載されていました。

村上さんは「そんなちゃらい呼び方はやめて、村上主義者にしましょう。うでに羊のタトゥーを入れて、地下でこそこそ村上作品を読みましょう 」と提案していました。

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デイヴィッド・ホックニー

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プールの絵で有名な
ホックニーの画集を買ったので
寝る前に眺めています。

インスタグラムで
ホックニーの絵にいいねをしたら
知らないだれかが
プールではしゃいでる写真まで
表示されるようになりました。

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チククの針は鋭いぞ

ちょっと前にカメラマン黒川さんから「これ読んで」と漫画本を渡されました。ずしりと重たい大型コミックス。正体は松本大洋さんの『sunny』と、宮崎駿さんの『風の谷のナウシカ』でした。

松本大洋さんの漫画をちゃんと読んだのは初めてです。絵を描く人たちがこぞってファンになる理由がわかります。ミリペンで描く線は独特かつ緻密で、ひとコマひとコマが作品のようです。つくる仕事をしていると、その「とてつもない労力」について考えてしまう。sunnyは内容もすごく良かったです。せつない。

そのあと、松本大洋さんについて調べていると、ベン・シャーンのことが好きだとインタビューで語っていて、ああやっぱりなあと思いました。

漫画版『ナウシカ』もはじめて読んで、内容の濃さにビビりました。映画は原作のほんの一部と聞いてはいたけど、これほど原作が濃いとは・・・。ハヤオさんの頭の中は、いったいどうなっているんでしょうね。絶句。

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wacomのバネつき替芯

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使っているペンタブレットはwacomのIntuos Proです。最近、バネのついている替芯をよく使います。描きづらいんだけど、そのせいで線に揺らぎが生まれて良い感じです。

本屋に行くと、平積みされてる「騎士団長殺し」の横に、ひっそりとたたずむ短編集「女のいない男たち」を見つけました。いつの間にかこんなの出ていたんだなと思い、買って帰りました。そして、北海道のとある町からクレームが出たというニュースを思い出しました。あのニュース、この本のことだったのか。

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ムラカミハヤオ

村上春樹さんの新作、本日発売されましたね。ぼくはまだ買っていません。ただ、Yahooニュースのコメント欄がまた荒れていて、心を痛めています。そして宮崎駿監督が、新作長編アニメの制作準備に入ったというニュースが届きました。うれしい!やっぱり監督は苦しい苦しいと言いながらも、つくることが好きで好きでたまらないんでしょうね。

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初めに描くものが一番いい

安西水丸さんを特集した「おもしろ美術一年生」という本を、妻からプレゼントしてもらいました。イラストだけじゃなく、水丸さんの文章やエピソードもたくさん掲っていて面白い。「描き直しはしない、初めに描くものが一番いい」という言葉が好きです。

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多崎つくるを読み終えた

村上春樹の「多崎つくる」を読み終えました。買ったのは2月だから、だいぶ経ってますね。

最初はなんか暗くて重い話だなあと思い、なかなかページが進まなかったのですが、だんだん面白くなっていき、友人グループを追放された理由を知るために、旧友たちを訪ねる場面はワクワクしました。

やり手の営業マンになっていたアオがレクサスの良さを語るシーンを読むと、「なるほど、レクサスというのはとても良い車なんだな」と、こちらを納得させてしまうところが村上春樹のすごさです。

やっぱり実際にレクサスに乗ってみたり、取材したりするんだろうか。するんでしょうね。アカが語る自己啓発セミナーの話も、いろいろと考えさせられました。

それにしても、なんで村上春樹ってあんなに売れるんだろう?万人受けするような内容だとは思えないんだけど。たくさん売れるということは、好きじゃない人の手にも渡るということだから、アンチがたくさん生まれるのも仕方ないですね。

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改めて実感する

いろいろな人に支えられていると、改めて実感したここ数ヶ月。当日もたのしみだけど、ここまでの準備期間もまた、かけがえのない経験となりました。

そんな中、うしおととら、ついに読み終えてしまった。1巻から33巻まで、一本筋の通った大作。最後は、泣くよね、これは。名言1位は「泥なんて何だい」。

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キュウリのサンドイッチ

ぼくがキュウリのサンドイッチを好きになったのは、村上春樹さんの影響です。

「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」(初期の傑作)で、天才博士が塩をふってポリポリとキュウリのサンドイッチを食べるシーンを読んで、ぼくも真似をしました。そんな感じで、ちょこちょこと村上作品から影響を受けています。地底に対する恐怖もこの作品のせいです。

新しい作品を次から次に読むのもいいけど、ぼくは大好きな作品を何度も繰り返し読むタイプです。読むたびに発見があります。ひさしぶりに「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」を引っ張り出して読もうかなと、今朝、キュウリのサンドイッチを食べながら思いました。

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なぜ初期作品のほうがいいのか?

ふらっと立ち寄った本屋に、村上春樹さんの「多崎つくる」が並んでいたので買いました。たとえタイトルがイタい感じだろうが、そこは見てみぬふりをして買うのです。

多くの村上ファンと同じように、ぼくも初期の作品が好きで、ねじまき鳥以降はしっくりこないままですが、1Q84は面白かったから今回もちょっと期待しています。ネット上の評価は見ません。見ないし、気にもしません。好きな作家の作品ぐらい、自分自身で評価したいよね。

音楽も、映画も、文学も、ほとんどの作家の作品は「初期のほうが好き」となるのは何故なんだろう?北野武監督の作品も、やっぱり初期が好きです。だんだん上手になっていって、その代償として何かを失くしていくのでしょうか。その「何か」って何なんだ?

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行ってみないと分からないこと

村上春樹さんがギリシャとトルコを旅してまわる旅行記「雨天炎天」を読みました。トルコではかなり大変な目に遭っていて、武装ゲリラに囲まれたり、子供に石を投げられたり、ひどいホテルに泊まって、ひどい下痢をします。それでも村上さんは「旅の手ごたえ」を感じ、大変さと同じくらいの喜びを感じます。

いろんな国や場所に行ったことのある人とない人とでは、人間的にどんな違いが生まれるんでしょうね。ちなみにトルコではパンが抜群に美味しかったんだって。どのガイドブックを読んでも、そんなことひと言も書いていなかったそうです。行ってみないと分からないことがある。

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ストイックスイッチ

3月のライオンの最新刊を読みました。感想は人それぞれだろうけど、川本家との話が多すぎて、少女マンガみたいになっていますね。島田さんや二階堂が命がけで将棋の勝負に挑むあの熱い感じが、このマンガのすばらしさだったのに。

ぼくはストイックでありたいと願う怠け者だから、定期的に自分の中のストイックスイッチをパチンと入れてあげる必要があります。3月のライオン4巻の島田さんのストイックさに、日ごろからお世話になっているのです。だからこそ、最新刊の将棋の扱いはちょっと・・・。

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フラニーとゾーイー

フラニー

JDサリンジャーの未発表作品が
出版されるそうですね。
あのグラース一家の新しい話もあるみたいで
「フラニーとゾーイー」が好きなぼくにとって
非常にうれしいニュースです。

死後に発表するようにとの遺言らしいけど
なんで生前に出さなかったんだろう?
天才の考えは常人にはわかりません。

「フラニーとゾーイー」は一時期
何度も何度も読み返していたので
ボロボロになっています。

爆笑問題の太田さんも
この本が好きだと公言していて
ぼくはますます太田さんのことが
好きになりました。

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本の装丁は大事

太宰治の「人間失格」を読もうと、近くの本屋に行ってみたら、あるにはあったけど装丁がひどい。アニメのような表紙で、買う気が失せました。どうやら新潮文庫のほうはちゃんとした装丁みたいだけど、そっちは在庫がなかったので断念。帰宅後、amazonで購入しました。本の装丁って大事なんだよ。

しかし太宰は文章がきれいだなあ。読んでいて、惚れ惚れします。同じく、又吉さんがお勧めしていた、谷崎潤一郎の「春琴抄」も買ってみました。谷崎はヘンタイだとよく言われるけど、どう変態なのか楽しみです。

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空っぽになった後に

ピース又吉さんの書いた小説が評判いいので気になっています。今後も続けて書いていきたいと語る彼の言葉で印象的だったのが、「5作目くらいまでは今自分が持っている情報で書ける。それ以降は書くことがなくなってしまうだろう。それからの自分が楽しみだ」という言葉です。

空っぽになることを怖がるのではなく、空っぽになった自分から何が出るのか、そこに期待して楽しめるってすごい。いまの自分の資産を小出しにして、チマチマやってるようではダメですね。空っぽになるぐらい力を出し切ったあとに、ニュー原田があるのかもしれない。

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薩摩の男たち

『翔ぶが如く』の読書スピードが遅くて、まだ2巻の中盤をうろついています。「竜馬がゆく」や「坂の上の雲」よりも、非常に緻密で情報量が多いから、ページをめくるためにかなりのパワーが必要です。だから焦らず、じっくりと向き合っています。

それにしても薩摩の男はいい。西郷さんの人間的魅力がすごいのだ。彼らは「自分の人生をどう終わらせるか」を常に考えていて、それが生き様になっている。彼らのように大きな視点で人生を捉えることができたら、目の前のイヤな出来事にいちいち凹んだりすることなく、まっすぐ生きていけるんでしょうね。

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