子供が描く絵を見ていると
たまに自分のタッチに似ているな
と思うことがあります。
もちろん子供の描く線ほどに
いい線をぼくには描けないけど。
ヒゲのボリュームを少しずつ増やしていると、ある地点からいきなり「ヒゲが・・・」といろんな人に言われます。たぶん、会う人みんな言わないだけで、心の中では思っているようです。
ヒゲをたくわえることに、社会的なメリットはまったく無いと思われます。本当はもっと乱暴に生やしたいんだけど、一応社会と繋がっている身だから、いまの状態でガマンしています。
先日、LLビーンで買い物をしていると、店員さんから「木で何かをつくる職人さんですか?」と言われました。妙に具体的なイメージに戸惑いながら「いいえ、違います」と笑顔で答えました。でも、悪い気はしませんでした。
子供が楽しすぎて
「もう1回やりたい」
と言うときの気持ち
「お願い!」と言うときの
純粋な気持ちをぶつけられると
昔の自分を思い出して
心がぎゅーっとなる。
ホンマタカシさんの「その森の子供」は、福島、スカンジナビア、チェルノブイリ、原発事故で汚染された森のキノコを撮っていて、そこにメッセージ性はあるんだけど、そういうのを抜きにして、シンプルにキノコの写真がいいのです。
キノコの写真を見て「ゲージュツだ」とか言って、悦に入るような人間は嫌だなと思いますよね、わかります。でもスーパーマリオ世代はキノコ好きでしょ。時々挟まれる静謐な森の写真もよくて、ホンマさんは森でキノコを採取したら、その場に白い紙を敷いて撮影したらしく、紙の上には土や菌糸もバッと散っていて、「そこ」で撮ったというリアルが伝わってきます。
ぼくが小学生の時、家の近くに小さな森(森と呼べるほどの大きさじゃなかったかもしれない、子供の感覚で森だと思っていた場所)があって、よくそこで一人で遊んでいました。どんぐりを拾ったり、良い形をした木の枝を探したり、セミが脱皮する姿を初めて見たりしました。KUMONの教室に行くのが嫌で、そこで暗くなるのをじっと待ったこともあります。
そんな森のことはすっかり忘れていたのに、キノコと森の写真を見て、急に思い出しました。
銀座の蔦屋書店へ行った時、写真集の品揃えに圧倒されました。福岡のそれとはレベルが違いすぎて、頭がクラクラしました。室内温度が高すぎたせいかもしれない。東京も福岡も、商業施設の温度センス悪いな!あんな蒸し風呂の中でダウンを着ている猛者もいますね。4月になったら天神に蔦屋書店が出来る。それがとにかく楽しみです。
3回目の子供麻雀教室で
ついにアガりました。
おめでとう!
はじめてのアガリなので
写真撮ってもいいですか?
と妻が保護者に尋ねると
パチパチパチと拍手を
してもらったそうです。
しかもめんたいワイドに
取材されることになりました。
昨年のももち浜ストアといい
どうしたんだ原田家!
2016年、福津で暮らしていた時、ポケモンGOが流行って、ぼくも散歩がてらやっていました。家の近くに強そうなフォルムのポケモンが出現して、慌てて捕獲しに行くと、iPhoneが固まってしまい、そのせいで捕まえられなかったという思い出があります。
もう廃れたと思っていたポケモンGOは今も生きていて、9年ぶりにインストールしてみました。前のデータはちゃんと残っていて、なつかしい気持ちになりました。なにより子供が喜んでいます。ぼくが9年前に強そうなポケモンを取り逃がした話をすると、それは絶対に捕まえたいね、と言いました。
ある日、子供と散歩をしながら起動すると、あのポケモンがすこし離れた場所に出現しました。2人で全速力で走って行き、息切れしながら無事捕獲しました。ちなみにそのポケモンはブーバーです(たいして強くない)。9年越しのリベンジを、当時まだこの世にいなかった子供と、果たしました。
普段は起動しないけど、子供がやりたがるので、散歩の時や、夕食後に少しの時間させています。そこに明確なルールはなく、ぼくのその時の気分で、今日はやめておこうとか、やっていいよとか言っていて、ずいぶん勝手だなあと自分で思います。まるで神のごとく(しかも気分次第で)、子供の楽しみを制限することは正しいんだろうか?と、時々わからなくなります。
2回目のこども麻雀教室は、ちょうど子供の手配が見える場所で見学できました。配牌で么九牌が8枚ほど来た時、これはきっと国士を狙うだろうと思っていると(子供は国士無双が好きだから)、案の定5ピンを切り、子供はちらっとこっちを見ました。うんうん、と頷くぼく。次も迷うことなく真ん中の牌を捨てた時、先生が来て「字牌から切っていったほうがいいよ」とアドバイスを送ってしまった。先生!子供は国士をやろうとしてるんです、無謀かもしれないけど、チャレンジさせてください!とぼくは心の中で叫び、固まっている子供の後頭部に「自分の道をいくんだ」と念を送りました。子供は5秒ほど停止したあと、静かに字牌を切りました。あーーー。頷きながら去っていく先生。こっちを振り向かない子供。自分のやりたいことが分かってもらえず、それを変えられてしまった時、悲しいよね。その日、一度もアガれなかった子供は「焼き鳥になってしまった」と、麻雀用語を知っているアピールを繰り返していました。あそこは国士行きたかったやろ、次からやりたい手があったら先生に言おう、と話しながら帰りました。
突然ふわッと古着の匂いがして
なんか古着の匂いがするねと言うと
え?そうかね?と答えた妻が
「たたかうマヌカハニー」
というのど飴を食べていて
その蜂蜜成分の香りが正体でした。
この勘違いは実は2回目で
どうしてマヌカハニーと古着が
ぼくの中で結びつくのか
それは今のところ不明です。
インフルエンザに罹ってしまい
丸2日間寝込んでいました。
みなさんご自愛ください。
今年は両親の老いと向き合い
心労の重なる1年でした。
あれもこれも今年のことかと思うと
なんて濃い1年だったんだ。
おかげでヒゲも随分白くなりました。
子供は小学1年生になり
文字通りピカピカ輝いて見えます。
それがあまりにも対照的で。
今のぼくはちょうど
人生のはじめとおわりに挟まれて
その全てが見渡せる場所にいるようです。
おかげさまでハラプロは
皆さまに支えられながら
順調に航海を続けています。
AIが台頭してきて
WEB制作の現場にも当然
影響が出てくると思いますが
ぼくは一貫して
「人間にしかつくれないものがある」
と信じているので心配はしていません。
便利なものが登場して
世の中の流れがそちらに傾けば傾くほど
従来の面倒くさいやり方の価値が
相対的に高まっていくものです。
だからぼくたちつくる人は
AIなんかに惑わされず
人間としての感性を磨き
いろんな経験を積むことに
引き続き注力していきましょう。
今年も一年ありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いします。
それでは皆さま、良いお年を!
子供が暇さえあればひとりで麻雀の牌で遊び、合間に「ぎゅわんぶらあ自己中心派」を読み、いつのまにかほとんどの役を覚えてしまった。「麻雀の教室に行ってみたい」と言うので、イオンでやっている子供麻雀教室の一日体験に行ってみました。同じくらいの年齢の子供4人で卓を囲む光景は最高だったな。みんなちゃんと打てていて、誰かがリーチをしたら「いいね」と誉め、誰かが小さな声で「ロン」と言うと、パチパチパチと拍手する、そんな微笑ましい子供麻雀。