小さなデザイン事務所のまじめなホームページ制作

シェルパ族の気分

乾燥機を使ってコットン100%のズボンのエイジングを早めるために、朝のコインランドリーへ行き、高温40分コースでぐるんぐるん回している間、近くを散歩しながら陽の光でパワーをチャージした。「ねじまき鳥クロニクル」で、モンゴルの暗い井戸の中に放り込まれた間宮中尉が、1日の中でたった数秒間、太陽の光がさっと差し込む瞬間に感激する場面があって、太陽が気持ちいいなあという時にはよくそれを思い出します(ぼくはこの間宮中尉の話が好きなのです)。帰りにスーパーで買い物をしたせいで、ズボンを3本入れてパンパンだった手提げ鞄がさらに重たくなったので、写真集「マナスル」で見たシェルパ族の真似をして、持ち手を頭にひっかけて歩いてみた。すると随分ラクになった。

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あこがれ

古い家を買って古いモノが好きになり
着るものも古着へと行き着くのは
ごくごく自然な流れだったのだ。

それに加えおじさんっぽい
スタイルに惹かれ続けています。
LEONとか絶対に読まない
昼間から競艇場にいるような
怪しいおじさんスタイル。

ドキュメント72時間で
競艇場そばの居酒屋が密着されていて
ぼくのイメージするおじさんが
そこに映し出されていた。
いいなーとぼくが唸っていると
「早寝早起き生活じゃこの味は出らんよ」
と妻に言われました。

確かにその通りだ。
もっとやさぐれた生活を送って
役に立たない自意識を飛ばさないと
あのコクと深みは出せないね。

酒もタバコもギャンブルもやらない
早寝早起き健康生活読書人間ですから
謙虚にスタイルだけなぞります。

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はんてん

急に寒くなったので
はんてんを羽織りました。
やっぱりあったかいぜ、はんてん。
今年の冬もお世話になりそうです。

そして、たかなっとうに
刻み沢庵を混ぜるという
新しい技を開発したので
一応、報告しておきます。

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音楽

アニメーション映画の「音楽」を観た。
70分という長さで忙しい現代人でも
サクッと気軽に観られます。

古美術の森田がロン毛を振り乱して
ギターをかき鳴らす場面と
古武術の演奏に衝撃をうけた
森田の心象風景を見せる場面で
やられたー!となりました。

アニメーションにはまだ
こういう可能性があったんだなと
(ジブリやピクサーしか観ていないぼくが
ただ知らなかっただけかもしれないけど)
そういう風に思いました。
森田が最高です。

しばらく画面を見ていて
何かに似ているなあという
既視感がずっとあって
途中で「あ、北野武監督の映画だ」
と気づきました。

これをつくった人が
7年間ほぼひとりでコツコツ手描きで
4万枚の絵を描き上げたという事実に
グッときます。7年って長いよ。

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クモ日記3


階段で見つけたクモは家の中へは入らず、玄関そばの壁に巣を張りました。

足元近く、しかも人が普通に出入りしたら、巣を足でひっかけてしまうような場所です。なので我々は玄関ドアを少ーしだけ開けて、体をするりと外へ出し、クモの巣に接触しないよう迂回しながら外出します。なんという気配り。完全にやりすぎなクモへの配慮。

ベランダのドアガラス、管理室のドア、そして今回の場所、どんだけ人間が出入りする場所が好きなんだ、君は。そんなところじゃ虫も捕れんだろう。しかし、そういう不器用さも含めて、愛着が湧いています。

打ち合わせから帰ってくると、巣が跡形もなく消えていました。アイツもいません。また引っ越しかな?と一瞬思ったけど、痕跡が一切残っていない。たぶんマンションを掃除してくれる業者の方が、片づけてしまったのだと思います。しまった!

ちょうどその日の朝、そうならないように貼り紙をしておこうと、「このクモの巣はそのままにしておいてください」という貼り紙をしておこうかと、妻と話していたのでした。逃がしてもらえてたらいいけど。4度目の再会はあるだろうか。

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早起きの宿命

早起き生活をすると
世間一般のごはんタイムと
お腹が空くタイミングとの間に
ずれが生じます。

これは早起き生活人間の
宿命なのです。

午前中の打ち合わせ中に
ぼくのお腹が「ぐー」と鳴ったら
それは早起き生活の証なのです。

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詩とは何か

吉増剛造さんの本「詩とは何か」は
吉増さんが詩とはこういうことですよと
やさしく教えてくれるわけではなく
ぼくたちの日常にふっと現れる
言葉にはできない詩的な何かを
懸命に探っていく本です。

だから詩に限らず
いろんな分野に話は及ぶし
あのジミヘンまでもが
詩的な対象として語られていて
とても面白い。

ネットレビューを覗いてみると
「結局、詩とは何かが書かれていない」
という低評価レビューを見つけて
ズコーっとなりました。

吉増さんはこの本の中で
芸術とは作品よりもむしろ
そこへ辿りつくまでの道程にこそある
というようなことを言っていて
ぼくは「はっ!」となったわけですが
音楽家のジム・オルークも
全く同じようなことを言っていて
作品なんて捨てていいとまで言っています。
言うだけで捨てていないと思いますけど。

先日読んだ松本大洋さんの
東京ヒゴロという漫画にも
作品を完成させて評価されることより
作るためにもがいた道程の中にこそ
喜びがあると書かれてありました。

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アメリカの神

宙に浮いて
目を半分あけて
おとうさん座りを
しているのが神なんよ。

と言ってポーズをとる子供。
そのイメージはどこで仕入れたんだ?

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球場の音だけ

世間では日本シリーズが
盛り上がっているらしい
ということでテレビをつけると
副音声で「球場の音だけ」
という選択ができた。

実況者も解説者もいない
本当に球場の音だけになって
まるで自分が球場にいるかの
ようなリアルさでした。

サッカーでも
ぜひやってほしい!

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再会

先日このブログで、クモのことを書いた。ベランダのドアガラスに大きな巣を張ったクモのことを。姿を消したあと、どこに引っ越したんだろうと気になっていた。

マンションの1階にある管理室に用事があり、ドアを開けて中へ入ろうとすると、クモの巣が頭にぐちゃーっと絡みついて、ぎゃーと慌てて手でむしり取ると、そこにアイツがいた。クモなんてたくさんいるし、個体の見分けなんてつくわけないんだけど、直感で分かった。

お前はこんなところに引っ越していたのかー。ぼくは巣を破壊したことを謝罪して、用事を済ませて家に帰った。しばらくの間、クモの糸が頭に絡みついているような不快感が消えず、巣に引っかかってしまった虫の気持ちが分かった。

翌日、アイツはまた姿を消していた。ぼくが破壊した巣の残骸が、管理室の前で揺れていた。

そしてまさに今朝、資源ごみを捨てに行くと、階段を歩いて移動しているアイツを発見!ウソじゃないよ、本当です。3Fから4F(うち)へと歩いていたから、もしかしてうちに帰ってくるつもりなのか?と思い、玄関のドアをすこーしだけ開けておいた。

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本を買う人の言い訳として

今月の3冊。

■タコの心身問題(ピーター・ゴドフリー・スミス )
■国境を超えるためのブックガイド50(小川忠)
■万延元年のフットボール(大江健三郎)
■夕べの雲(庄野潤三)
■うんこ文学(頭木弘樹・編)
■悲しき熱帯(レヴィ・ストロース)

あれ、MARUZENを彷徨っているうち、気が付くと、6冊もカゴの中に入っていた!

「タコの心身問題」によると、タコには心(意識)があるらしい。昔、夜釣りをしていると、ルアーにタコが引っかかってきたことがある。暗闇で見るそれは、まるで地球外生命体のようだった。不思議な生き物だ。

庄野潤三作品は「プールサイド小景」「ザボンの花」に続き3冊目。ぼくの好きな、何も起きない日常文学。寝る前にちょこっと読んで、ほっこりしてから寝るのだ。

「うんこ文学」は、うんこを漏らしてしまった悲しみを綴った文学作品のオムニバス。先日うっかりこれを持ったまま定食屋へと入ってしまい、しまった!と思って慌てて隠した。読む場所を選ぶ危険な本だ。でも面白い。

ぼくがブックガイドとして信頼している「本は読めないものだから心配するな」の中で、著者の菅啓次郎さんは、本に「冊」という単位はないと言っている。本は物質的に完結しているフリをするけど騙されるな、すべての本はつながっている、というわけ。

あっちを読んだり、こっちを読んだり、本から本へ、その日の気分で、流れるように読んでいく。そのためには、未読の本を積み上げておく必要があるのだ。(本を買う人の言い訳として)

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たかなっとう


我が家は朝からお米を炊いて
ごはんを食べるスタイルです。

最近のごはんのお供第1位は
納豆に高菜を混ぜる
たかなっとう(特許出願中)です。

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すべての「つくる人」へ

東京ヒゴロ3巻が届きました。発売日に届きました。Amazonの物流システムに感謝!そして結論から言わせていただくと、東京ヒゴロ3巻は最高でした。一話目から心が震えました。一巻、二巻、ずっと良かったけど、この三巻で、これまで丁寧に紡いできた物語がスパークして(と言っても表現は地味でリアルですばらしい)たましいがブルブルします。こんな漫画が1705円で読めていいんですか?もはや漫画というより、上質な映画を観終えた気分です。とても映像的です。いや、ぼくは漫画を知らないから、塩澤さんに言わせれば、本物の漫画は映画に比肩しうる、または超えるものなのかもしれません。ね、塩澤さん!

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華もち吟撰きなこ黒みつ

ハーゲンダッツ華もち吟撰きなこ黒みつ1カップを、3等分して皆で食べるという、実にセコい食べ方で楽しんでいました。「うまい」「もはや和菓子やん」「1人1カップ余裕でいける」などと言いながら、3分の1を噛みしめながら味わっていました。

期間限定商品だから、いつ店頭から消えるか分かりません。消えると困るので、サニーでまとめ買いしました。そして冷凍庫に並べて、ほくそ笑みました。

妻が大変な1日を乗り越えたある日、自分へのご褒美として「今日は1カップいく!」と宣言しました。ぼくも子供も便乗しました。あれを1カップ丸ごといけるのかと、みんなテンションが上がり、アイスのカップで乾杯しました。

しかし食べはじめると、何故かいつもほど美味しくなく、あれ?こんな味だったっけ?と、テンションは急降下しました。きっとあれは、3分の1という少量を有難がって食べるからこその喜びだったのだ。緊張感のない在庫たっぷり状態で食べても、天国には行けないのだ。

それ以来、きなこ黒みつは食べていません。もしかしたらただ単純に、飽きただけなのかもしれないけど。

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ほっ

サーバーの移設がすべて完了しました。

4社のウェブサイトを同時期に移設するという、非常にタフな仕事でした。今回のサーバー移設は、4社共にお客さまが望んだものではなく、10年以上前に契約したサーバーが老朽化し、必要に迫られての移設でした。

サーバー云々って、お客さまからしてみれば目に見えないものだし、正直よくわからないと思うんです。新しいサーバーを契約したり、メールの設定を変更したり、お客さまにやってもらうことも結構あって、移設のための費用もかかるし、嬉しいものではないと思います。

それでも、快くご協力してくださった皆さまには、感謝の念に堪えません。とにかく本当、無事に終わって、ほっとしています。

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釣りスイッチ入らず


今年は釣りスイッチが入らないままだった。
早朝散歩で朝焼けを見るたびに
釣りに狂っていた日々を思い出す。

自動膨張式のライフジャケットを
車の中に放置していたら
車内の熱で誤作動し
勝手に膨らんでいた。
あーあ。

一度膨らんでしまったライフジャケットは
メーカーへ修理に出さないといけない。
実はこのミス、2回目です。
再び修理に出すモチベーションはないので
これで今年は完全に終了。ちーん。

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写ルンです


北海道へ行ったとき
子供に「写ルンです」を渡して
自由に撮ってもらった。
そして2か月後、現像に出した
写真を受け取ってきた。

旅行の記憶がよみがえります。
やっぱりフィルムはいいな。

しかも「子供が撮った」という
スペシャル要素が加わると
露出不足でほとんど
何も写っていなくても
そこに何が写っているのか
何を写そうとしたのか
一生懸命見ようとする。
結果、失敗なんて一枚もない
見応えのある27枚だった!

旅行中、あまりにも簡単に
シャッターを切る子供に
「あんまりムダ打ちせんでよ」と
偉そうに注意していた自分を恥じたよね。

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iPhone + キーボード

iPhoneとキーボードを
接続するという画期的な
試みに成功しました。

文字入力のスピードが
8倍にアップしました(当社比)
ストレスは8割減です。

ぼくみたいな仕事は
いかにストレスを減らすかが
クオリティにも生産性にも
大きく影響します。

外出先では当然キーボードは使えないから
今までどおりボタン連打で入力します。
キーボード入力の快適さを知った後では
ストレス8割増しです。

ちなみにフリック入力は
いまだにマスターできていません。

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クモの巣はSDGs

ベランダのドアガラスの真ん中に、蜘蛛が大きな巣を張ったので、ガラス越しに観察できていいねと喜んだ。しかし、なかなかエサがひっかからず、心配した子供がハネアリを捕まえて「えいっ」と蜘蛛の巣にひっかけた。するとハネアリは、たちまち蜘蛛に食べられてしまった。

翌朝、カメムシが引っかかっていた。でもカメムシは、次の日も、またその次の日も、蜘蛛に食べられることなく、元の姿のままぶら下がり続けた。蜘蛛は日中、風に揺られながらじっと獲物を待つだけで、退屈しないのだろうか。カメムシはやっぱり不味いのだろうか。

ある日、蜘蛛はいなくなった。立派だった巣も壊れていたから、ひょっとして鳥に・・・と想像したけど、蜘蛛は引っ越しをするとき巣の糸を食べてから移動して、次の家づくりに再利用するそうです。SDGsです。

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かじりつく(3回目)

顔や服に絵の具が飛び散っているけど
構うことなく制作に没頭するような
そんな人になりたい。

おしゃれなカフェで
カタカタカタっと
小粋に仕事なんて
できるもんか。

もっとこう
ガッと力をこめて
かじりつくように
仕事をするのだ。

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