小さなデザイン事務所のまじめなホームページ制作

早起き日記

日帰りで浜松へ行ってきました。初めての浜松。新幹線の旅です。

とあるコンテンツづくりのための取材です。お昼はひつまぶしをご馳走になりました。ふっくらでおいしかったです。

朝7時の新幹線に乗るために、逆算して導き出したぼくの起床時間は朝の4時。はやすぎるくらいの早め早めが、ぼくの行動哲学なのです。急なトラブルにも対応できる、時間的ゆとりはマストなのです。

先週末は糸島で撮影があり、そのときも朝の4時起きでした。

妻と子を起こさないよう、寝室とは別の子供部屋で寝たところ、防音マットの上に布団を敷いたせいか異常に暑くて眠れず、こりゃいかん!と、途中でリビングのソファに移動したら、今度は慣れないソファの感触でまた眠れず、結局眠れないまま4時を迎えました。

いつもと違うことをするとろくなことがない、という教訓を得ました。イチロー選手が毎朝カレーしか食べなかった理由がわかりました。(ちょっと違う?)

早起き仕事は、前日からのプレッシャーがすごいので、とりあえずどちらも無事に終えることができてホッとしています。ホッ。

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本、ほん、ホン

どんなに忙しくても、本は読んでいます。以前は、ひとつの本を読み終えてから、次の本にとりかかるという正統派読書スタイルでしたが、最近は同時に複数の本を読むスタイルになりました。

ちなみにいま読んでいるのは

たましいの場所(早川義雄)
カフカ短篇集(池内紀編訳)
銀の匙(中勘助)
新しい人の方へ(大江健三郎)

です。漱石の草枕、梶井基次郎の檸檬、カラマーゾフの兄弟も控えています。そう、ついにカラマーゾフを読む覚悟を決めたのです。

早川義雄さんの「たましいの場所」は、本当の気持ちが書かれていて良いなあ。SNSで書いたらきっと叩かれることも書いてあるけど、それが正直な気持ちだってわかるから、読んでいて心に響く。SNSなんて嘘だらけやもんね。

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花祭窯さまのウェブサイトリニューアル!

花祭窯様ウェブサイト

https://www.fujiyoshikensuke.com/

福津市の磁器作家・藤吉憲典さん(花祭窯)のウェブサイトを、5年ぶりにフルリニューアルさせていただきました。

今回のリニューアル最大のポイントは、日本語と英語のダブル表記です。海外にも多くのファンを持つ藤吉さんのウェブサイトは、以前まで日本語版と英語版でわかれていましたが、今回ひとつのウェブサイトにまとめるカタチで制作をしました。

独創的で美しい作品の魅力をジャマしないよう余計な装飾はせず、日本の美学を感じさせるウェブサイトを目指しました。写真はabcピクチャーズの赤司さんによる撮影です。

分業があたりまえの磁器制作において、藤吉さんは形づくりから絵付まで、全てひとりでされています。「一人の手で作るからこそ実現できる調和美を追求している」と藤吉さんは語っています。

分野は違えど、デザインからコーディングまですべてひとりでやっているぼくは、その言葉にとても勇気づけられるのです。ひとりでやることの弱点に目を向けるのではなく、そこを強みとして追求していこうと思います。

原稿は日本語も英語も、奥様であり花祭窯のおかみである、ゆりさんによるものです。ウェブの運用から広報まで一手に担われています。今回もありがとうございました!

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気まぐれ散歩

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ぐっと集中して作業をしたら、コーヒーを飲んだりうまい棒を食べたりして気分転換をはかりますが、一番効果的なのは散歩です。

やることたくさんあるし散歩いく時間とかないわーっていつも思うけど、散歩に行って後悔したことは一度もない。だから絶対散歩をするべきなんだけど、散歩いく時間とかないわーって思うんです。いいから行きなさい、自分。

子供に「いっしょに散歩いく?」と聞くと、100%必ず「いくー」と言って飛び跳ねます。

「おとうさんが散歩に連れて行ってくれてよかったねえ」と妻は言いますが、気まぐれ散歩に喜んで付き合ってくれる子供に礼を言わないといけないのはぼくのほうなのだ。

ただの散歩のつもりが、公園でがっつり遊ぶことになったりして、そんな日の帰宅後の自分は使いものになりません。それでもやっぱり、散歩に行って後悔したことは一度もないのだ。

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小さなユリと

小さなユリと

なんと・・・

取材の帰りに立ち寄った蔦屋書店、特に何かを探すでもなくぼんやり詩集コーナーを見ていたら、黒田という文字がパッと目に入って、ん?黒田?薄い背表紙のちいさな文字をよーく見ると「小さなユリと」って書いてある。

ネット上から姿を消したと先日ブログに書いたばかりの本に、まさかこんなに早く出会えるとは。とてもうれしい出来事でした。

妻の入院中、3歳の娘ユリとのふたりきりの日々を綴った、黒田三郎さんの詩集。どの詩も温かくて、正直で、じんわりと心に染み入ります。最期を締めくくる「小さなあまりにも小さな」が、ぼくは特に好きです。

夏葉社さんの本はどれも丁寧につくられていて、紙の質感やサイズ感も手に心地よく、物質としての魅力も大きい。詩の題名だけがポツンと書かれたページをめくって詩がはじまる。ひとつひとつの詩に対する、作者に対する、敬意が感じられます。

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テントをたためない男

油山もーもーらんど

なかなか休みがとれない日々ですが、連休中、家族で油山もーもーらんどへ行ってきました。もーもーらんど、いいですね。朝いちばんで行ってテントを張り、お昼過ぎまでのんびり過ごしました。

テントは拠点ができて最高なんだけど、毎回たたむのに苦戦します。今回はたたみ方の動画を見ながら30分以上格闘したあげく、最後はたたむことをあきらめ、広げたまま車に詰め込んで帰りました。

なんでうちのテントはあんなにたたみ方が難しいのか。安物だからだろうか。なぞです。

ちなみに帰宅後、ぼくがスーパーへアイスを買いに行っている間、妻が再挑戦して無事にたたんでくれていました。

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早く家へ帰りたい

早く家へ帰りたい

夏葉社から出ている詩集のうち、この「早く家へ帰りたい」と「小さなユリと」をいつか読もうと思っていたら、「小さなユリと」が暮らしの手帖に掲載された影響で、ネット上からあっという間に姿を消しました。

それで慌てて、こちらを手に入れた次第です。障害をもって生まれ、わずか4歳で亡くなってしまった子供との日々が綴られた、高階杞一さんの詩集。悲しいんだけど、子供を思う温かい気持ちが溢れていて、とても感動します。

子供と遊んでいて、しつこく「もう1回、もう1回」と繰り返されると、うーんキツイ・・・となり、「じゃあこれで最後ね」と切り上げてしまいがちですが、もっとできるかぎり応えてあげなくては、と思いました。

もしそれが本当に、最後になってしまったら、と考えると。

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ブックオフ大学ぶらぶら学部

ブックオフ大学ぶらぶら学部

ブックオフが好きです。

いやいや、もういい大人なんだから、本ぐらい新品で買いなさいという意見はごもっともです。もちろん書店やネットで新刊も買います。しかし、ブックオフでしか味わえない楽しさや喜びがあるのだ。

110円の均一棚から「え!これが110円?」を見つけだす楽しさ。ずっと気になっていた本を見つけて「まさかお前がブックオフにいるとは・・・」という驚き。きっと定価じゃ買わないけど110円だから買っとくかという非常に失礼な気持ちで買った本が当たりだった時の喜び。

たぶん、目利き店主の古書店だとこういう楽しさはなくて、玉石混淆なブックオフだからこそ味わえる楽しさです。欲しい本はほとんど無い。だが見つけたときは即勝利。それがブックオフ。

夏葉社さんのサブレーベル岬書店から出た「ブックオフ大学ぶらぶら学部」を読みました。いろんな人のブックオフ愛が溢れていて、とても面白かったです。

これを読んだら今すぐブックオフに行きたくなります。

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ママチャリ

まいにち目の前の仕事に取り組みながら、次やらないといけないこと、その次にやらないといけないこと、常に頭の中をぐるぐるしていて、いつかひと段落する時は来るんだろうか。

フリーランスなんだから、もっと自由気ままにやってもよさそうなもんだけど、なかなかそれができんのです。

先日、自転車に乗って幼稚園へ子供のお迎えにいきました。後ろに子供用の座席がついたママチャリです。

いつもは妻が送り迎えしてくれて、ぼくが迎えに行くのは3回目。教室から出てきた子供が、ぼくの顔を見つけたときに見せる笑顔ほど、尊いものはありません。

帰り道、ケーキ屋さんの大きなガラスに、ママチャリにまたがる自分が映っていました。なんか不慣れな感じがにじみ出ていたけど、悪くはないなと思いながら、ちょっと遠回りしてのんびり帰りました。

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株式会社MHRさまの法人向けウェブサイトOPEN!

株式会社MHRさま法人向けウェブサイト
株式会社MHRさま法人向けウェブサイト

https://www.m-h-r.co.jp

株式会社MHRさまの法人向けウェブサイトを制作させて頂きました。

トップページは、昼と夜でイラストが切り替わります。ぜひ、夜にもアクセスしてみてください。撮影は黒川舎の黒川さんです。

腕の良さと丁寧な仕事で、クライアントや同業の方々から「困ったときの三原さん」と言われることもあるほど、信頼の厚い代表の三原さん。詳しくは、その言葉がタイトルとなったページでご覧ください。仕事への取り組み方や想いが、伝わるといいなと思います。

ウェブサイトのご相談を頂いてからすこしお待ち頂いて、ようやく着手というタイミングでコロナが発生し、打ち合わせがままならなかったり、長引く梅雨で撮影がずれたりと、完成までの道のりは平坦ではありませんでしたが、三原さんをはじめ皆さまのご協力のおかげで、良いウェブサイトが出来ました。

三原さん、由梨さん、どうもありがとうございました!

株式会社MHRさま

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台風の影響について

台風10号の接近により、9月7日(月)は通常どおりの営業ができない可能性があります。メールのご返信や更新作業など、対応できない場合がありますので、予めご了承ください。

大きな被害がありませんように。みなさまもどうかお気を付けください。

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ドローン!

futari

田川ドローン推進機構さまの撮影で、黒川舎の黒川さんと田川へ行ってまいりました。運よく台風と台風の狭間で、撮影することができました。

魚楽園さんにご協力をいただき、あの雪舟が手掛けた見事な日本庭園の中で、たくさんのドローンたちを撮影しました。ハイテクと和の融合。すごい写真が撮れました。こうご期待。

そのあとは場所を変え、ドローンの飛行風景を撮影。飛んでるドローンをドローンで撮ったとき、そのとんでもない絵力に興奮しました。ぼくは隣でモニターを覗いてただけですけど。

それにしても、はじめて見る業務用大型ドローンの迫力。マイクロドローンたちの可愛さ。たのしい時間でした。田口さん、暑い中ご協力ありがとうございました!

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ハッピーバースデー

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子供が3歳になりました。はやいなあ。

誕生日プレゼントはLEGOにしました。ずっと前から妻と何がいいか話し合うけどなかなか決まらず、ようやく誕生日の2日前に「LEGOにしよう」と決定したのです。

とても気に入ってくれて、一生懸命つくって遊んでいます。1歳の誕生日にデュプロを買って、それもたくさん遊んだけど、3歳になったいまは通常のLEGOがばっちりハマったみたいです。

そして我々おとなもLEGOの魅力に気づき、はやくも人形を買い足したい欲求に駆られています。

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詩的な写真

ロバート・フランクの名作
「THE AMERICANS」の良さが
わかるようになった。
写真にも詩的な表現
があることを知った。
見れば見るほど好きになる。

いまの一番の興味は
写真集を見ることです。
好きな映画を見るように
好きな写真集を見る。

静かに眺めるのも良いし
ヘッドホンで音楽を
聴きながらページをめくると
うまくいけば「自分のための映画」
を観ているような感覚が
味わえたりもします。

日本には写真集を買う習慣がない
と誰かが言っていました。
みんなすぐにiPhoneで
パシャパシャ撮って
写真が大好きなはずなのに
買う習慣がないのは不思議です。

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手を動かし続けたその先に

ある新しいウェブサイトの制作と同時に、ロゴのデザインも進めています。

紙にペンでがりがりと。文字をひたすら書いて書いて、切ったり伸ばしたりくっつけたり、手を動かし続けていると、紙の上にいろいろなカタチが現れてきます。

ペンの細さや色によっても出てくるカタチが変わるので、鉛筆、色鉛筆、ボールペン、筆ペン、ポスカ、画材を変えながら、ひたすら手を動かします。

A4のコピー用紙4枚分くらい描いたところで、お、これは、というカタチを発見しました。良いロゴができますように。

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夜空に浮かぶ月

先日、株式会社MHRさまの写真撮影をおこなってきました。撮影は黒川舎の黒川さん。長引く雨でなかなか撮影のタイミングがなく、梅雨明けを待ってようやくバッチリな写真が撮れました。

職人さんの仕事ぶりはすごい。撮影現場で、いつもそう思います。日焼け止めを塗ったけど、しっかり焼けました。新ウェブサイトは、間もなく完成です。

今回、昼と夜とでトップページのイラストが切り替わる仕掛けになる予定です。全貌はまだ公開できませんが、夜空に浮かぶ満月が、なかなか良い感じに描けました。


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生きている

アルテシマ

アルテシマに新しい葉が続々と出てきています。

やっぱり梅雨明けして、陽の光をたくさん浴びられるようになって、植物たちも喜んでいるんでしょうか。

カットして水に浸していたガジュマルやユッカの分身たちも、水の中で根っこをぐんぐん伸ばしています。生きてるなあ。

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何度も読みたい広告コピー

何度も読みたい広告コピー

仕事をしながら
ぱっと手にとれる場所に
置いてあるデザイン書。

「何度も読みたい広告コピー」も
そこに置いています。

最近ホームページをつくりながら
言葉の重要性を強く感じます。
まず言葉があって
それを補うために
デザインがある。

「何度も読みたい広告コピー」には
有名なコピーがたくさんのっています。
この本の優れたところは
コピーを書いた制作者の想いや
制作秘話が載っていることです。
これがぐっとくるのだ。

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日々のこと



連日の雨降りとジメジメにまいっていた妻が、念願の除湿機を購入して、その効果に驚愕している。ほんの数時間でタンクに水がたっぷりと溜まり、いったいこの水はどこからやってきたんだ?室内干しの洗濯物もパリッと乾き、今年の買ってよかったで賞は、除湿機に決定です。

子供は一時期ハマっていたYouTubeを全然見なくなり、ひとり遊びも上手になって、「かばんうりのガラゴ」の内容を暗記して読んでくれたり、線も上手に描けるようになったり、トイレもできるようになったり、週に2回、幼稚園の練習のような倶楽部に通いはじめたり、日々、その成長を感じています。

仕事は相変わらず忙しくて、マスクの息苦しさと戦いながら打ち合わせをこなし、机にかじりついてデザイン、ときどき太宰治、そして「君たちはどう生きるか(岩波文庫)」に感銘を受けながら、なんとかがんばっています。

やっと梅雨が明けましたね。

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東京百景とアルバイト時代

東京百景

ピースの又吉さんが
芥川賞をとる前に書いた
エッセイ集「東京百景」。
又吉さんの人柄が文章から
にじみ出る素敵な本です。

主に売れない芸人時代のことを書いていて
彼は実に様々なアルバイトを経験しています。
アルバイトのエピソードが出てくるたびに
心は過去の自分へとタイムスリップします。
ぼくもホームぺージ制作の道を見つけるまでに
長いフリーター時代があったから。

コンビニエンスストア
カラオケボックス
居酒屋、カレー屋
パチンコ店、配達
物流倉庫の仕分け
レンタルCDの加工
祭りのテキヤ
いろんなバイトをやりました。

だから又吉さんが芸人として売れず
アルバイトをしていた時の気持ちが
よくわかるのです。

100個あるエッセイの中で
「池尻大橋の小さな部屋」
という話が一番好きです。

ドン底の時に出会った彼女との日々。
又吉さんを献身的に支える
とても明るかった彼女が
少しずつ明るさを失っていく話。
せつない気持ちになるけど
読後はじんわり温かい。

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