小さなデザイン事務所のまじめなホームページ制作

たとえ儚くても

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一生懸命ウェブサイトをつくって、お客さまに喜んでいただく。つくったウェブサイトは、触ることのできないデジタルデータだけど、それでもネット上に確かに存在して、情報を更新しながら生き続けます。

リニューアルをして消えてしまうことはあるけど、大抵のウェブサイトは、何年も生き続けます。それがもし、つくった当日に消えてしまったら、喪失感はハンパないと思う。あんなに一生懸命つくったのに、もう見ることもできないのかと、ガッカリすると思う。

妻は毎日、ぼくと子供のために(そしてたぶん自分のために)、料理をつくってくれます。しかもバリエーション豊かに、いろんな美味しい料理をつくってくれます。

料理もクリエイティブですよね。頭も技術も使って手間もかかる。だけど、料理の命は、とても儚い。つくったその日に、食べて無くなってしまいます。どれだけ手間暇かけた料理でも、あっという間に。

それでも毎日、美味しい料理をつくり続ける妻を、ぼくはリスペクトしています。カタチとしては残らないけど、ぼくたち家族のカラダは、妻の料理でできています。

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Enjoy at Home

Enjoy at Home

株式会社はぴりの様のウェブサイトで、新しい連載コンテンツがスタートしました。その名も Enjoy at Home。

毎月1回、リノベーションをした方のお宅を取材して記事にしています。先日、第2弾が公開されました。

リノベのプロがつくった心地いい家
https://www.happy-renovation.com/enjoyathome/02/index.php

自分自身も家をリノベーションしたことで、他の家への興味が増したので、毎回取材をするのが楽しみです。

これから家を買おうと思っている人や、リノベに興味がある人など、参考になるコンテンツだと思います。ぜひご覧ください。

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胎内記憶

そろそろ寝ようかと寝室でゴロゴロしていると、子供がぼくと妻が二人で写っている写真を手にとって、「お父さんとお母さんしかいないね」と言いました。

そこで「〇〇〇はこの時どこにおったと?」と聞くと、「お母さんのおなかの中」と答えました。

まあここまではよくある話。我々が子供にそう教えたのかもしれないし、何かテレビとかで見たのかもしれない。ちなみに子供は2歳10か月です。

「お母さんのお腹の中でなんしよったと?」

「お母さんのおなかのお風呂で遊んでた」

「お風呂!?お腹のお風呂で遊びよったと?」

「うん、そうよ」

「お風呂冷たかった?」

「ううん、あたたかかった。そしたらいきなり流されたんだー、ぶわーーって」と言いました。

それはきっと、生まれ落ちた瞬間のことでしょう。ぼくも妻もびっくりしました。ダッシュでノートを取ってきて、メモしました。

その後、もっと話してくれるかもしれないと思って、いろいろ聞いてみたんだけどダメでしたね。いやあ、それにしても、ビックリしたなあ。

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最近の傾向

たまに更新したと思ったら、制作実績の紹介か、本買いました、の2パターンのみ。

うーん、いろいろと書けることはあるんです。じゃあなぜ書かないのか?いや、書けないのか?それは、ぼくの気持ちにゆとりがないからです。いかーん。

「忙しい時こそ心にゆとりを持ちなさい」は、ぼくがパチンコ店でバイトしていた時のリーゼント副主任から頂戴した名言ですが、まさに今それを実践しないといけないなあ。

日曜日、キャナルの無印にカーテンと収納アイテムを買いに行きました。出発が夕方前だったので、必要なものだけささっと買って帰ろうねと決めていたんですが、MUJI BOOKS を見たそうにしているぼくに妻が「本屋さん見てきたら?」と、神のひとこと。

じゃあお言葉に甘えて10分だけ!と言って、1時間近くウロチョロしてしまいました。MUJI BOOKS 楽しすぎ。欲しい本が山のようにあったけど、とりあえず今回はアイデアの古本と、CASA BRUTUS の現代アート特集買いました。

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マーケティングとかではなく

夏葉社さんのウェブサイトで、ぼくがすごく良いなあと思うのは、考え方というページに書いてある「マーケティングとかではなく」という言葉です。

ぼくはマーケティング的にどうのこうのという話が苦手で、本当にいいものであれば、本当にいい仕事をしていれば、マーケティングなんか関係ないと信じているところがあります。

映画「かもめ食堂」のサチエさんもマーケティングなんかやらず、自分の感覚を頼りに、まじめにやっていればそのうちきっとお客さんは来てくれると信じていて、結果そのとおりになっていくのを見るのが好きなのです。

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新規受付一時休止のご案内

現在ホームページの制作依頼が立て込んでおりまして、しばらくの間、新規の受付を休止させていただきます。

これまでにハラプロで制作をさせていただいたホームページの更新作業やメンテナンス作業は、変わらずご対応をさせていただきますので、お気兼ねなくお申し付けください。なお、リニューアルをご希望の場合は、誠に恐れ入りますが着手可能になるまでお待ちいただくことをご了承ください。

これからも質を落とすことなく、ひとつひとつ丁寧に作り続けていきたいと思っておりますので、ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解・ご了承の程どうぞよろしくお願い申し上げます。

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株式会社黒川鐵工所さまのウェブサイトリニューアル!

株式会社黒川鐵工所様

https://www.kurokawa-t.jp/

長崎市で60年以上の歴史を持つ、株式会社黒川鐵工所さまのウェブサイトをリニューアルさせて頂きました。8年前にもハラプロでつくらせていただいて、今回新工場の完成に伴い、全面リニューアルを実施いたしました。

まだ緊急事態宣言などが出される前、カメラマンの黒川さんと一緒に長崎の新工場を訪れ、取材と撮影をおこないました。以前の工場もぼくは好きでしたが、新しい工場はかなりのスケール感で圧倒されました。

男はだいたい鉄と機械が好きじゃないですか。だから工場内を見学するとワクワクするんですよね。これぞ「ものづくり」という感じがカッコよくて、それを今回線画のイラストでも表現しました。黒川鐵工所が何をつくっている会社なのか、わかりやすいウェブサイトになったと思います。

お忙しい中ご協力をいただきました黒川社長、高月さん、そして撮影していただいた黒川さん、どうもありがとうございました!

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ジャムへ

両親が飼っていた柴犬のジャムが、先日14歳で旅立ちました。あまりにも突然のことで、知らせの電話を受けたその場でへたりこみました。

賢い犬で、まるで悟っているかのように穏やかな顔で、いつも静かでじっとしていて、ぼくがたまに実家へ行くと車のエンジン音でわかるらしく、いつも玄関に先回りして待ってくれていました。

14年前、ジャムがはじめて実家へ来たときは、まだ手のひらに乗るぐらい小さくて、家族みんなの靴下を順番に噛んでまわるから椅子の上に足を非難させて、ぐるぐる走りまわるジャムを笑って眺めていました。

両親は自分たちと同じ食事を与えて、大好きな千鳥饅頭もたくさん食べさせて、おかげでジャムはみるみるうちに大きくなって、ちょっと太りすぎじゃない?と、人から言われるようになりました。だけど、病気らしい病気はまったくしませんでした。

両親から、毎日たっぷり愛情をもらって、きっとジャムは幸せだったと思います。

ぼくは自分に子供ができて、実家へ子供を連れていくようになると、ジャムが子供を噛んだりしないだろうか?と、そんな心配をするようになりました。子供が無邪気にジャムへ近づいていくと、危ないよと言ってすばやく抱きかかえて引き離しました。

でも、ジャムは一度も噛んだりなんかしなかったし、吠えることだってしなかったし、子供がこたつで寝てしまった時はそばに腰を下ろして、まるで子供を守るような姿でじっとしていました。

ジャムごめん。噛むかもしれないとか考えてしまって、ごめん。

14年間、両親のそばにいてくれて、ありがとう。

柴犬ジャム

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事務所を移転いたしました。

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無事に事務所の移転が完了しました。移転中はメールのお返事が遅くなったりと、ご迷惑をおかけいたしました。あたらしい住所は下記になります。

〒815-0072
福岡市南区多賀1-7-24-401

株式会社はぴりのさんに、住居兼事務所としてリノベーションをしていただきました。それについてはまた後日改めて、ブログに掲載したいと思っています。

これからもコツコツまじめにホームページづくりに励んでいきますので、今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。

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仕事の基本

ぼくが普段お世話になっているプログラマーさんやカメラマンさんは皆いい人です。常識があって、思いやりがあって、ちゃんとコミュニケーションがとれる人。

今までいろんな人と仕事をする機会がありましたが、ずっと関係が続いているのは、結局いい人たちばかりです。人間関係は一方通行ではないから、これはあくまでも「ぼくにとってのいい人」ということになりますが。

プロとして仕事の質が高いのはもちろん大事だけど、一緒に仕事をして心地いいかどうかは、同じくらい大事。心地よく仕事ができる人が周りにいてくれることを本当に有難く思うし、その人にとって自分もそう感じてもらえるよう、常に心がけないといけない。

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福神茶楼さまウェブサイトリニューアル!

福神茶楼様ウェブサイト

https://www.fukujinsalon.com/

美と健康のための商品づくりと、カフェの運営をおこなっている福神茶楼さまのウェブサイトをリニューアルさせて頂きました。商品開発チームの皆さんに、商品の特性やこだわり、開発秘話などたくさん話を聞き、商品の良さが伝わるページづくりを目指しました。

実際にぼくも福神茶楼さんの無添加化粧水を愛用しているので、なんとかこの良さを知ってもらいたい、という気持ちでつくりました。まだウェブサイトリニューアルのプロジェクトがスタートする前、商品開発チームの方が「この化粧水は生コラーゲンをたっぷり含んでいるけど、防腐剤が入っていないから冷蔵庫で保管してください。お味噌と同じように扱ってください。」と言っているのを聞き、これは良いものに違いないと直感しました。

新しいウェブサイトを通じて、多くの人に(特にお肌が弱くて化粧品選びで困っている人に)知ってもらえるとうれしいです。渡邊さんをはじめ、商品開発チームのみなさま、ご協力をいただいた皆さま、どうもありがとうございました!

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最近読んだ本

緊急事態宣言が出されてから本屋に行けず、
もっぱらネットで本を買う日々を
過ごしていましたが、
先日ひさしぶりに本屋へ行ったら、
陳列された本を見るのが楽しくて、
小一時間ウロウロしてしまいました。

やっぱり本は目で眺めて、
手に取って買うのがいい。
写真は最近買って読んだ本たちです。


最近買って読んだ本


「13歳からのアート思考」は、
小野さんに教えてもらいました。
自分だけのものの見方で、
自分だけの答えを手に入れる。
それがアート思考なのだ。

「プールサイド小景・静物」
もすごく良かったです。
特に「舞踏」と「プールサイド小景」の
ぶつっと切れる終わり方が印象的です。
簡単な言葉で日常が書かれてあるけど深みがある。


プールサイド


「夜と霧」は読んでよかったと
心の底から思える本でした。
明らかにぼくの心の中のなにかを
変えてくれたような気がします。

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株式会社木村組さまのウェブサイトリニューアル!

株式会社木村組様ウェブサイト

https://www.f-kimuragumi.co.jp/index.php

福岡を拠点に海岸・港湾の土木工事を手掛ける株式会社木村組さまのウェブサイトをリニューアルさせて頂きました。

1月の寒い日、マイヘルメットを着用して朝から現場を撮影しました。みなさんテキパキと抜群のチームワークで仕事をこなし、みるみるうちに構造物が出来ていくのを見て、プロの仕事はすごいなと感心しました。

木村組さまの本社へ打ち合わせで何度かお伺いしましたが、いつもラテアートの素敵なカフェラテをご馳走になりました。事務所にエスプレッソマシンがあり、そこのスペースはまさにカフェです。

みなさんの温かい人柄や雰囲気、作業現場でのプロフェッショナルな仕事、その両方を感じてもらえるウェブサイトを目指しました。ブログはとても面白いです。生駒さん、木村さん、そしてご協力いただいた皆さま、ありがとうございました!

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我が家の鉄板料理

餃子

どんな餃子よりも、妻の餃子が一番おいしくて、一番好きです。焼きたての餃子を家族で食べているとき、大袈裟ではなく、幸せを感じます。子供も餃子が大好きで、こちらの予想をはるかに上回るペースでパクつきます。写真左上の手は、なぜかサラダのキュウリを酢醤油で食べる子供の手です。

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パンチの打ち方

仕事の合間、集中力の切れたぼくは(40歳を過ぎてから集中力が切れやすくなったのだ)ツイッターのタイムラインをぼんやりと眺めていた。すると、パンチの打ち方についてのツイートが目に留まった。「パンチは拳を前に出すのではなく、反対側の拳を引く動きなのだ」と。

「ん?」と思い、その場で椅子から立ち上がり、右手でパンチしながら左手をぐっと後ろに引いたら、マイクタイソンみたいなパンチが出て驚いた。「は?」と思った方、ちょっとやってみてください。右手でパンチを出して、左手は引く。

晩ごはんを食べたあと、妻に「パンチって実は逆の手を引く動きなんよ」と得意げに語った。それを聞いた妻は、早速その場でパンチを打ち、それはかなり速いパンチだった。びゅっ!

パンチの打ち方をマスターしたところで、実際に打つ機会なんてないんだけど、カラダの使い方って面白いな、と思いました。

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古くてあたらしい仕事

夏葉社という出版社を、たったひとりで経営している島田潤一郎さんの本「古くてあたらしい仕事」を読んだ。島田さんはぼくと同じ1976年生まれ。編集も営業も事務も発送作業も、すべてひとりでやっている。

つくっているのは年に3冊ほどの本。マーケティングとかではなく、自分が心から良いと思える本を、妥協することなくつくる。具体的なだれかをおもってつくる。売るための過激な言葉を嫌い、できる限り静かで、地味な本をつくる。美しい本をつくる。

本ができたら、全国各地の書店を自分の足で訪ね、一軒一軒、営業する。夏葉社の本を良いと思ってくれる書店員さんとの一対一の関係を、島田さんはとても大事にする。

島田さんは「小さな仕事を長く続けるためのコツのようなものがあるとすれば、それは手間暇のかかった、具体的で、小さな声によりそったものだ」と言う。同じくひとりで小さくやってきたぼくにとって、共感できる言葉だ。早速、夏葉社の本を1冊買った。ホームページもシンプルで良い。

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西門蒲鉾さんのかまぼこ

5年ほど前にホームページを作らせていただいた西門蒲鉾本店さんの蒲鉾が、ネットショップでも買えるようになりました。早速注文をする原田家。届いた蒲鉾はこちらです。

西門蒲鉾のかまぼこ
西門蒲鉾のかまぼこ

100年以上の歴史をもつ西門蒲鉾さんですが、伝統の味を守りながらも、同時に「バジルペッパーきのこつみれ」といった新しい商品もつくっているのがすばらしい。そして、これがまた美味しいのだ。

これからしばらくの間、我が家の食卓に西門蒲鉾が並びます。お家時間のたのしみが、ひとつ増えました。ちなみにネットショップは、BASEを使って西門蒲鉾さんご自身で作成されています。

■西門蒲鉾さんのネットショップ
https://saimonhakata.thebase.in/

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そして究極のサービスが生まれた

京都にある善行堂という古書店。本好きの人には有名なお店だそうです。善行堂さんをネットで調べると、とても素敵なたたずまいで、だけどここの扉をガラガラっと開けるのは、結構勇気がいるかもなあと感じるほど、オーラが写真に漂っています。でもツイッターを見ると、すごく気さくな感じです。フォローをすると、善行堂さんもフォローしてくれました。

いまコロナの影響で、本屋さんも休業するところがどんどん増えています。善行堂さんも、2週間前から休業されています。店主の山本さんは、お店を閉めるのは勇気がいるし怖い、とつぶやいていました。そんな中、山本さんは「善行堂倶楽部」というサービスをはじめました。これはお客さんの予算と好みに合わせて、山本さんが本を選んでお届けするというサービスです。

ツイッターを見ると早速注文が入っていて、なんとも良い味わいの本たちが届けられていました。そしてぼくが目を見張ったのが、選んだ本についての解説を、一人ひとりに手書きで手紙に書いていたことです。これはまさに、究極の通販じゃないかと、ぼくはちょっと興奮してしまいました。

善行堂倶楽部、いいなあ。ぼくも山本さんに選書してもらいたい。自分では選ばない(選べない)本との出会いは、自分の世界を広げてくれると思うから。

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写真にしかできないこと

写真にしかできないこと

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わすれないように

2週間もブログをほったらかしにしていましたが、元気です。こんなときでも相談や依頼をしてくださるお客さまに感謝しながら、変わらずせっせと制作に励んでいる毎日です。

暗いニュースばかりが目について落ち込んでしまうけど、逆に気づけたこともあって、気兼ねなく好きなところへ行けることの素晴らしさとか、モノがあることの有難さとか、そういうのはずっと、忘れないようにしたい。

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