小さなデザイン事務所のまじめなホームページ制作

つくるために

いまぼくは47歳で、やがて50歳になり、55歳になり、60歳になる。その時、仕事の依頼は来るのかな?尊敬する宮崎駿さんのように、いくつになっても自分の手を動かして作り続けたい気持ちはあるけど、世の中は年をとったぼくを必要とするのだろうか?

もし必要とされたとしても、それは経験や頭が必要とされていて、ぼく自身が手を動かすことを求めているわけではないだろう。たぶんそうだろう。それに、今はずっと手を動かし続けていたいと思っていても、実際に年をとったら動かなくなるかもしれないし、もーやってられん!と言って、マウスを壁に叩きつけているかもしれない。それはわからない。

ライター業をやりながら米作りをはじめ、やがて猟師にもなった人が書いた本『アロハで猟師はじめました』で著者が、出版不況で食えなくなったという理由でライター業を辞めていく仲間たちに、疑問を感じる場面がある。今までライターをやっていたのは、文章を書いていたのは、単に食うためだったのか?生き方のハナシではなかったのか?と。そして著者は「生きるために書くのではない、書くために生きるのだ」と宣言する。

自分が60歳になった時どうするのか?どうしたいのか?求められようが求められまいが、何かをつくるために生きることが出来ていたら良いんだけど。まあ、先のことはわからんね。

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まちがい電話

考えごとをしている時に電話が鳴った。
しかもケータイではなく
固定電話のほうにかかってきた。

めったに鳴らない音にビクッとして
慌てて受話器をとったぼくは
「お電話ありがとうございます
 株式会社・・・ハラプロ原田です」
と言ってしまった。

ハラプロは株式会社ではありません。
なのになぜそう言ってしまったのか?
ぼんやり頭で電話をとった結果
ぼくの脳は20年前の制作会社時代に
タイムスリップしてしまったのだ。

(しまった!)と焦っていると
受話器の向こうの人が
「〇〇さんのお宅じゃないんですか?」
と言った。まちがい電話だった。

電話をかけたほうもとったほうも
両方間違えるなんてことがあるんですね。
お客さんじゃなくてよかった。

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思い出の伊野波

アジアカップがはじまりますね。
アジアカップといえば
李忠成選手のスーパーボレーが
とても印象に残っています。
セルジオさんも興奮した伝説の1発。

あとはカタールとの死闘で
めちゃくちゃなラフプレーで
バッタバッタと選手が倒されながら
最後に伊野波選手が叩き込んだ
あのゴールが脳裏に焼き付いています。

レギュラー格ではない
しかもディフェンダーの伊野波選手が
なぜかあのとき最前線にいて
まさかの決勝点を決めたあと
ラフプレーを繰り返してきた
相手への怒りをこめて
ボールを天高く蹴り上げたシーン
かっこよかったなあ。

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家が好き

ぼくも妻もこの家が大好きなのです。時を戻すと、紙に書いたのがはじまりだった。子供がまだ小さい時、はじめての子育てでひーひー言っていた。自分たちの気持ちや時間をほぼ子供のために使っていて、もちろんそれはそれで良いんだけど、自分たちのやりたいこともやれたらもっと良いよねと、お互いやりたいことを紙に書いた。映画を観に行きたい、旅行に行きたい、そんな願望と一緒に「仕事環境を良くしたい」と書いた。妻も賛同してくれた。それからとんとん拍子に事が運んでいった。事務所を借りるより、中古の家を買って理想の仕事部屋をつくるという考えに至り、運よくこの家と出会った。はじめて間取図を見たとき、玄関の横にポコっと突き出た部屋が「どうぞここを仕事部屋にしてください」と言っていた。

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未来のために


毎日コツコツ書いている日記が
4冊目に突入しました。
すなわち3年間続いているわけです。
すばらしい!(自画自賛)

日記は後から読み返すためのもので
書いている時はそれほど楽しくはない。
でも1年間書き続けた日記を
読み返すのは最高に楽しい。

いつでもその日に
タイムスリップできるのは
毎日コツコツ日記を
書き続けてきた人にだけ
与えられる特権なのです。

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今月の3冊

今月の3冊。

■老人と海(ヘミングウェイ)
■本の虫二人抄(古田一晴・劉永昇)
■僕の歩き遍路 四国八十八ヶ所巡り(中野周平)

手元にある「悲しき熱帯」が
ぜんぜん進んでないけど
そこは無視して今月も3冊購入。
決めたことは可能な限りやり続ける。
そんな自分にシビれます。

本の中にたった一行でも
自分の心に響く言葉があれば
ぼくはそれだけで
その本を買った意味があると思う。

たった一行のために1500円は高い?
たったひと言で人生が変わることもアルヨ。

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夢はないけど

風呂上りにドライヤーで
子供の髪を乾かしていると
「お父さんの夢は何?」と聞かれた。

夢?うーん、夢かあ、なんだろう。
30秒ぐらい考えたけど出てこなかった。
出てこないってことは
無いってことですね。
夢のない男。

だから正直にそう答えた。
子供はちょっと不満そうだった。
家族と共に健康に過ごせたら
それで十分なのです。

今年も地に足つけて
ひとつひとつの仕事に
全力で取り組んでいきます。
心に残る仕事が出来ればいいな。

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もがき苦しむ道程にこそ

子供の冬休みがはじまった日
遅く起きた子供はパジャマ姿で
仕事部屋にするりと入ってきて
「ふゆやすみイエーイ!」
と言って踊りはじめた。

幼稚園では楽しく過ごしていて
毎朝うれしそうに出かけていくのに
やっぱり休みもうれしいんやね。

ハラプロは12/30から1/4までの間
お正月休みとさせていただきます。

2010年にスタートしたハラプロも
来年は15年目に突入します。
もうそんなに経つのかあ。

どれだけ経験を積んでも
つくることはいつだって難しい。
常に「できるかな?」という
不安との闘いです。

負けそうになって
不安オーラに包まれている時でも
温かく見守ってくれる家族には
本当に感謝をしています。

『作品を完成させて
評価されることより
作るためにもがいた
道程の中にこそ
喜びがあった』

東京ヒゴロで主人公が語るこの台詞は
文字通り命を削って漫画制作に打ち込む
松本大洋さん自身の気持ちだと思うし
僭越ながらぼくも同じように感じています。

今年も一年ありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いします。
それでは皆さま、良いお年を!

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M1グランプリ

クリスマスは家族でM1を見ました。
今までちゃんと見たことなかったから
昔の大会も見てみたくなって
アマプラで第1回大会を見たら
今みたいな華やかさは全然なく
アングラなお笑い選手権みたいだった。

子供もすっかりM1に影響されて
昼間から麻雀セットを使って
M1ごっこをしていたらしく
妻から写真が送られてきた。


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本棚

本棚がある家ってどのくらいの割合なんだろう?ぼくは取材で人の家にお邪魔する機会が結構あるけど、本棚がある家は意外と少ない。

最近は「見せない収納」を採用している家もあるから、もしかしたら見えないところに本が隠されているのかもしれない。もしくはスマホやタブレットの中に、電子書籍として並んでいるのかもしれない。

ぼくは本が好きだから(読むのも好きだし、物質的にも好き)本棚があるとワクワクする。「どんな本を読んでるんだろう?」と見てしまう。読んできた本が、その人の中身をつくっていると言っても過言ではないから。

ぼくの家には本棚がある。仕事部屋とリビングにそれぞれある。仕事部屋のほうには、デザイン書、アート本、写真集、小説などが並んでいる。リビングのほうには、小説、漫画、雑誌、絵本などが並ぶ。どちらも、誰に見られても恥ずかしくない本棚だと思う。

先日、子供が仕事部屋に入ってきて本棚をじーっと見つめたあと「これ全部読んだん?」と聞いてきた。「いや、読んでないのもあるよ」と答えた。いつか読もうと思っている本もあれば、ずっと読まなそうだなと思う本もある。でもそこにあるだけで、自分に何かしらの影響を与えている気がする。

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