小さなデザイン事務所のまじめなホームページ制作

本のこと

蔦屋書店

ぼくの本屋ランキング1位は、六本松の蔦屋書店に決定しました。何度か訪れて、確信しました。アート本やデザイン本がとても充実しているし、雑誌のディスプレイもわくわくする。六本松周辺に住んでいる人がうらやましい。写真集はたぶん福岡で一番豊富だと思う。やっぱり本屋はいいな。ネットは便利だけど、可能であれば実物を見て、触れて、買うかどうかを決めたい。amazonや他のネット書店でもう買えない本が、本屋にさらっと並んでいたりすると、「そうそう、ネットがすべてじゃないんだよ」と、うれしくなります。

カテゴリー: 本のこと コメントをどうぞ

ウィリアム・エグルストン

ウィリアム・エグルストン

朝、仕事にとりかかる前に
ウィリアム・エグルストンの
写真集を眺める。

まだ外はうす暗くて
ちょっと肌寒くて
コーヒーをすすりながら
エグルストン。
コーヒーを飲むと
必ずお腹をこわします。

「The Democratic Forest
Selected Works」は
ぼくがはじめて買ったアート写真集です。
装丁も紙の質も素晴らしく
特別なモノを手に入れたような
高揚感がありました。

すべての写真集が
そうではないと後から知って
最初の一冊がこれだったことを
幸運に思いました。

写真集を専門に扱うお店が
福岡にもできたらいいのにな。
10年くらい前に青山ブックセンターが
できたと思ったらあっさり閉店して
(当時はその有難みがわかっていなかった)
やっぱり東京じゃないと需要がないのかな。

東京に住みたいとは思わないけど
何でもある環境は正直うらやましい。
本屋めぐりの旅に行きたい。
BOOK AND SONS
shelf
SO BOOKS
bookobscura
nostos books・・・

カテゴリー: デザイン&アートのこと, 本のこと コメントをどうぞ

生き方、働き方

kishidanchou

文庫本が出たこのタイミングでわざわざ単行本を買うぼくの奇行を、レジの人はどう思ったんだろう。ぼくは村上さんが小説で描く「働き方」や「仕事に対する考え方」を読むのが好きで、フリーランスとして生きるうえで、ずいぶん勇気づけられています。

「手を抜いてもバレないような小さな仕事でも、決して手を抜かず、入念に準備をする。丁寧な仕事をしていれば、必ず誰かが見てくれている」とかね。「うまくいかなかったら、その時にまた考えよう」というセリフもよく出てきて、不安になった時は、よくこの言葉を思い出します。

ちなみに、インターネット上でぶいぶい言わせているIT系の人が、行動力とスピードをやたら推奨し、とりあえずやってみてダメだったらまた別のことやればいい、と言っていますけど、その考え方は嫌いです。それと村上さんのは違うから。

村上さんの言う「うまくいかなかったら」というのは、準備と覚悟がちゃんとあって、最大限努力をし、それでもうまくいかなかったらという意味です。思いつきで行動して、周りを巻き込んでうまくいかなかったらはい次ーのIT系ぶいぶいマンとは本質が違うのだ。

そして、ぼくがそんなIT系ぶいぶいマンを好きになれないのは、彼らのスピード偏重型無責任行動によって、被害を受けた人や傷ついた人がいることに、彼らが全く気付いていないからです。

カテゴリー: 仕事のこと, 本のこと コメントをどうぞ

単行本か文庫本か

識者120人が選んだ「平成の30冊」の1位が、村上春樹さんの1Q84?ねじまき鳥よりも、カフカよりも、1Q84なんですね。

村上さんといえば、騎士団長殺しが文庫化されました。ぼくは気軽に持ち運べる文庫本が好きなので、騎士団長殺しも文庫化を待っていたのですが、いや、ちょっと待てよ、好きな作家の本くらい、単行本で買うべきなんじゃないか?と、ここにきて気持ちに変化が生じています。

これはレコードのせいですね、たぶん。なんとなく文庫本をCDに、単行本をレコードに、それぞれ置き換えてしまっているようです。さて、どうしようか。

カテゴリー: 本のこと コメントをどうぞ

文字、言葉、デザイン。

文字講座

デザインにおいて文字は重要で
場合によってはほとんど
文字次第みたいな時もある。

『文字講座』を読了しました。
服部一成さんの内容がすばらしくて
ますます服部さんのことが好きになった。

ウェブサイトをつくる時
ダミーテキストを入れて
とりあえずデザインすることがあります。
でも大抵、上手くいきません。
当然ですね、本質が抜けているから。

ことばからデザインする。
文字からデザインする。

それと同じような意味のことを
音楽家であるフィッシュマンズの
故・佐藤伸治さんが語っています。

「俺はいつも歌詞から先に書くんですけど
詞を書いたとき、詞の周りには
いろんな景色があるわけじゃないですか。
書いてないけど。それが
音楽になるんじゃないですかね」

ぼくは、そうか!と
思わず膝を打った。
とても良いことを聞いたなと。

カテゴリー: デザイン&アートのこと, 本のこと コメントをどうぞ

美しい日本のくせ字

tegaki02

tegaki01

tegaki03

手書きの文字が好きです。

電話しながらさっと
メモ紙に書いた文字
録音したカセットテープに
書き込んだ曲名の文字
いいですよね。

「美しい日本のくせ字」は
そんな字を集めた本です。

上手な字は素晴らしいけど
ヘタクソな字だって
同じぐらい素晴らしいのだ!

カテゴリー: デザイン&アートのこと, 本のこと コメントをどうぞ

海辺のカフカ

海辺のカフカを再読。
10年以上前に読んだ時は
「なんか今までの村上作品と違うな」
と感じてイマイチな印象を受けたけど
改めて読むとすごく面白かった。

なんといってもホシノ青年です。
ぼくのぼんやりとした記憶の中でも
ホシノ青年のことだけは覚えていましたが
その記憶を飛び越えて魅力的でした。

好きなシーンはたくさんあるけど
これまで好き勝手に生きてきて
音楽や映画なんてロクに
見てこなかったホシノ青年が
ふらっと入った喫茶店でベートーベンを聴き
店主と音楽について語り合うシーンがとても良い。
フランソワ・トリュフォーの映画を
ぼくも見てみたいと思いました。

先日ラジオで村上さんが
「物語がこの先どうなっていくのか
自分でもわからずに書いている」
と言っていました。

たぶんホシノ青年を登場させた時
彼がここまでの重要キャラになるとは
村上さんも想定していなかったんじゃないかな。
書いてるうちにホシノ青年のことが
どんどん好きになっていったのでしょう。

カテゴリー: 本のこと コメントをどうぞ

スイミーとの再会

suimi02

エリック・カール「巨人にきをつけろ」の表紙裏に、レオ・レオニにささぐ、と書いてあって、レオレオニ?だれやったっけ?グーグル検索で、あ、スイミーだ、という経緯で我が家にやってきました。自作の色紙でコラージュしていく手法は、エリックカールさんと同じですね。綺麗な絵です。

カテゴリー: 本のこと コメントをどうぞ

スパゲッティの正しい食べ方

まずは、スパゲッティの前にきちんと座る。そして、スパゲッティの一部分を押しのけて、皿の隅に小さなスペースをつくり、そこを巻く専用の場所に指定する。これが第一のコツ。そしてほんの2~3本だけフォークにひっかけて、ここが大事なところよ、フォークの先を皿に押しつけて、時計回りに静かに巻く。このとき、決してフォークの先を皿から離してはいけない。これが、第二のコツである。『ヨーロッパ退屈日記・伊丹十三著』

ふむふむ。今まで左手にスプーンを持ち、スプーンのくぼみで巻いていたけど、その方法は伊丹さんに言わせると「粋ではない」らしい。

先日の晩御飯が、スパゲッティとオムレツだったので、これはチャンス!と実践してみました。結果、わりと上手にできました。これで本場イタリアでフォーク1本出されても、涼しい顔でクルクルやれる自信がつきましたよね。

伊丹さんのスパゲティ講座の締めくくりは、こうです。

「さて、あなたは今、スパゲッティを完全な紡錘形に巻きあげて、ほとんど芸術的、といってもいい悦びを感じています。あなたは、その芸術品を静かに口に運び、音もなく味わう」

カテゴリー: 日常のこと, 本のこと コメントをどうぞ

絵本は儲かる?

pinpon

子供が自力で立てるようになって、うれしいけど、ちょっとさみしいような、そんな気持ちです。笑いながらハイハイで突進してくる姿を、もうすぐ見られなくなると思うとね。

子供は絵本が好きで、荒井良二さんの『ピンポーン』がお気に入りです。荒井さんの絵は魅力的だ。まるで子供のように描く。

あらゆるページをびりびり破いてしまうから、その都度、妻がたのしそうにセロハンテープで修復します。それを繰り返してボロボロになると、絵本に風格のようなものが出てきます。

新しい絵本を買ったら、表紙の裏に書いてある増刷数をチェックして「うわ、150回も増刷している、儲かってるなあ」と思います。「この世に赤ちゃんが生まれるたびに売れ続けるのか・・・すごいな」と思います。下世話ですみません。でも実際のはなし、定番モノはすごそうですよね。

カテゴリー: 本のこと コメントをどうぞ

子供の絵と湯村輝彦さんの言葉

湯村輝彦ヒットパレード

長浜の鮮魚市場に、子供が描いた魚の絵がずらっと並んでいて、おもわず目が釘付けになった。どれもが自由で、パワフルで、魅力的なのです。

あのピカソも子供のように描きたいと願い、だけど本当の意味での自由な絵は、子供にしか描けない。漫画家の楳図かずおさんも探求した「子供と大人の違い」は、とても興味深いテーマです。

「仕事で絵を書いているとさ、だんだん上手になっていくでしょう。上達するのは、案外カンタンなんだよね」と言ったのは、元祖ヘタウマイラストレーターの湯村輝彦さんです。

「だからぼくは、子供のときに絵を描いた楽しさを忘れないようにしている。そして、上手くならないように気をつけている」

これはまさに、金言だと思うのです。

カテゴリー: デザイン&アートのこと, 本のこと コメントをどうぞ

生きてるうちにお願いしますよ

本屋へ行くと、また安西水丸さん関連の本が出ていた。亡くなってから再評価されるというのは、本人的にどうなんだろう。ノルウェイの森に出てくる永沢さんは「おれは死んだ作家しか信用しない」とか言ってたっけ。ちなみに作中の人物で、ぼくは永沢さんと突撃隊が好きです。

カテゴリー: 本のこと コメントをどうぞ

装幀が亀倉雄策さんだった

hon01

実家の物置を漁っていると、古い河出書房の文学全集が出てきました。そういえばこんなのあったな、と思いながら「罪と罰」を持って帰りました。装幀が亀倉雄策さんだ!

亀倉さんは東京オリンピックのポスターで有名なグラフィックデザイナーの大御所です。初版印刷は昭和41年。ぼくが生まれる10年前ですね。文字はとても小さく、ところどころに渋い挿絵が入っています。

カテゴリー: 本のこと 2件のコメント

坊っちゃん

夏目漱石の『坊っちゃん』を読了。国語の教科書にものっていた(ような気がする)から、てっきり読んだつもりでいたけど、実は読んだことがなかった。大人たちのインチキ具合やユーモアが、サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』に似ていると感じました。西洋かぶれの嫌なやつ「赤シャツ」のモデルは、漱石自身という説があるそうですね。

カテゴリー: 本のこと コメントをどうぞ

騎士団長殺し

突然、妻に逃げられたり、暗い穴の中にもぐったり、感性の鋭い少女が出てきたり、村上作品でおなじみの要素たちがオールスターのように登場する『騎士団長殺し』。メンシキさんは、グレートギャツビーですよね。

画家の主人公が絵を描くプロセスを結構こまかく描写しているのが面白くて、きっと村上さん自身が小説を書く行為は、こういうことなんだろうなあと、置き換えながら読んでいました。

カフカ以降、主人公の「ぼく」が、あの「ぼく」じゃなくなっていましたが、騎士団長殺しでは、ひさしぶりにあの「ぼく」が戻ってきてうれしくなりました。

村上さんはいつまで長編小説を書くんだろう。まだまだ新しい作品を読みたいので、JDサリンジャーみたいに、突然隠居しないことを願います。

カテゴリー: 本のこと コメントをどうぞ

村上主義者

murakamisannotokoro

2年くらい前に「村上さんのところ」というウェブサイトが期間限定で開設されました。一般の人からの質問メールを受け付け、その質問に村上春樹さんが答えてくれるという夢のようなウェブサイトでした。

膨大な数の質問メールが届き、村上さんはそのひとつひとつに目を通し(やはりまじめで誠実な人なのです)3ヶ月間ほかの仕事がまったくできない状態になったそうです。

そのウェブサイトはもう閉鎖されましたが、選りすぐりの回答をまとめた本が出ています。そして、ぼくはそれを買って今読んでいます。村上さんのやさしく、時に厳しく、知性とユーモア溢れる回答文を読みながら、ひとりニヤニヤ笑ったり感動したりしています。

ぼくは村上ファンのことを「ハルキスト」と呼ぶのが嫌いです。ちょっとバカにしてますよね。「村上さんはハルキストという呼び名についてどう思いますか?」という質問も掲載されていました。

村上さんは「そんなちゃらい呼び方はやめて、村上主義者にしましょう。うでに羊のタトゥーを入れて、地下でこそこそ村上作品を読みましょう 」と提案していました。

カテゴリー: 本のこと コメントをどうぞ

デイヴィッド・ホックニー

ho01

ho02

ho03

プールの絵で有名な
ホックニーの画集を買ったので
寝る前に眺めています。

インスタグラムで
ホックニーの絵にいいねをしたら
知らないだれかが
プールではしゃいでる写真まで
表示されるようになりました。

カテゴリー: デザイン&アートのこと, 本のこと コメントをどうぞ

チククの針は鋭いぞ

ちょっと前にカメラマン黒川さんから「これ読んで」と漫画本を渡されました。ずしりと重たい大型コミックス。正体は松本大洋さんの『sunny』と、宮崎駿さんの『風の谷のナウシカ』でした。

松本大洋さんの漫画をちゃんと読んだのは初めてです。絵を描く人たちがこぞってファンになる理由がわかります。ミリペンで描く線は独特かつ緻密で、ひとコマひとコマが作品のようです。つくる仕事をしていると、その「とてつもない労力」について考えてしまう。sunnyは内容もすごく良かったです。せつない。

そのあと、松本大洋さんについて調べていると、ベン・シャーンのことが好きだとインタビューで語っていて、ああやっぱりなあと思いました。

漫画版『ナウシカ』もはじめて読んで、内容の濃さにビビりました。映画は原作のほんの一部と聞いてはいたけど、これほど原作が濃いとは・・・。ハヤオさんの頭の中は、いったいどうなっているんでしょうね。絶句。

カテゴリー: 本のこと 2件のコメント

wacomのバネつき替芯

pen

使っているペンタブレットはwacomのIntuos Proです。最近、バネのついている替芯をよく使います。描きづらいんだけど、そのせいで線に揺らぎが生まれて良い感じです。

本屋に行くと、平積みされてる「騎士団長殺し」の横に、ひっそりとたたずむ短編集「女のいない男たち」を見つけました。いつの間にかこんなの出ていたんだなと思い、買って帰りました。そして、北海道のとある町からクレームが出たというニュースを思い出しました。あのニュース、この本のことだったのか。

カテゴリー: 仕事のこと, 本のこと コメントをどうぞ

ムラカミハヤオ

村上春樹さんの新作、本日発売されましたね。ぼくはまだ買っていません。ただ、Yahooニュースのコメント欄がまた荒れていて、心を痛めています。そして宮崎駿監督が、新作長編アニメの制作準備に入ったというニュースが届きました。うれしい!やっぱり監督は苦しい苦しいと言いながらも、つくることが好きで好きでたまらないんでしょうね。

カテゴリー: 映画や音楽のこと, 本のこと コメントをどうぞ
  • 月別に記事を見る

  • カテゴリー

PAGE
TOP