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映画や音楽のこと

青春②

27時間テレビの武南高校のダンスは、芸人の松尾さんと高校生たちがはじめて顔を合わせた日に一緒に踊ったコミカルなダンスを、演目の最後でまたみんなで踊るという構成も見事で、VTRから宮本亜門さんのコメントまでの全てが良い!そしてハモネプハイスクール、矢板東高校(かじみ屋)のケセラセラもほんとうに素晴らしかった。どう考えても彼女たちが圧倒的1位。人生1回目とは思えない。感動した!(貴乃花にトロフィーを渡しながら叫ぶ小泉純一郎元首相の声で)。はじめて原曲も聴き、ミセスグリーンアップルという方たちの才能にも驚嘆しました。流行りの歌を唄っているグループぐらいの認識だったぼくですが、こうして人は年を取り、時代に取り残され、粗品さんの言う老害になっていくわけですね。気をつけよう。

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この走り出した後ろ姿

最高やろ!

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何度観ても

コットはじまりの夏の好きなシーンを、ちょこちょこ見返す毎日です。何回観ても良いものは良い。ラストシーン、ベタなのにどうしてあんなに感動してしまうのか。そこまで丁寧に描いてきた物語のおかげなんだけど、叔父と叔母がコットの親の手前、あっさりとした別れ方をしてしまい、車でぶーんと走り去った時、観ているぼくたちも、え?これでお別れ?と落胆し、その時に見せるコットの表情に、グッとくるのです。そしてコットが走り出したら、もう泣くしかない。最後、暗転するタイミングも完璧。その後コットがどうなるのかは、視聴者の想像に委ねられていて、ぼくは希望ある未来を想像しています。

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会話はなくても


初見で感動した映画でも、2回目に観るとあれ?こんなもんだった?ということがあるけど、「コット、はじまりの夏」に関してはノープロブレムでした。やっぱり素晴らしい映画だった!わかっていてもあのラストは泣いたし、改めて無駄のない、良い映画だと実感しました。

良いシーンばかりだけど、ショーンとコットが一枚のビスケットを機に打ち解けはじめて、一緒に子牛にミルクをあげたあと、2人で黙って昼食を食べるシーンが、とても好きです。

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待ち遠しいこと

7月が待ち遠しい。
コットはじまりの夏のDVDが届くから!
思い返すと、映像、音楽、脚本、静かさ、
好きな要素ばかりだったけど
欧米の映画で「沈黙の価値」が
語られることへの喜びもあった。
自己主張してナンボという
欧米の価値観が嫌いだから。

待ち遠しいといえば
子供は7歳の誕生日を心待ちにしている。
ニンテンドースイッチを買ってもらえるから。
しかしここに来てスイッチの
後継機発売がアナウンスされてしまった。
このタイミングで現行機を買うのか
それとも新機種を待つのか
子供には難しい選択だ。

さぞかし悩んでいるだろうと思いきや
本人はそのことについて
あまり考えてなくて
かいけつゾロリシリーズの本に
夢中になっている。
ぼくは本を読んでいる時の
子供の顔を見るのが好きだ。

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TAR

気になっていた映画「TAR」を観た。
なんかすごい映画だった。
どういう映画?と聞かれると
説明が難しいんだけど。

はじまっていきなり
主人公の女性指揮者が椅子に座ったまま
延々と音楽への考え方を話すシーンが続く。
たぶん15分くらい続くのだけど
ずっと話を聞いていたい!
と思わせるリアリティと面白さがあった。

あれってかなり勇気がいる構成で
映画の冒頭15分って
観客の心をつかむための
大事な時間じゃないですか。
そこをただ座ったまま
話すだけのシーンに使うとは。

後半はホラーばりに怖くて
真夜中にメトロノームがコツコツ
なり続けるところは正視できず
半分目を閉じながら画面を見ていた。
ラストシーンの観客の姿
あれは何だったんだろう?

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コット情報

コットはじまりの夏
DVDが7月3日に発売!
もちろん予約した。

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コット再び!

ネットを彷徨いながらコット情報を収集していると、なんと上映が終了したはずのKBCシネマで、3月11日から3月14日までの間、再上映されていることを発見してしまった。そんなことあるんだ!観たいなあ、もう一度スクリーンで。しかし、スケジュール的には今、かなり厳しい。うーむ。

昨日は、はぴりのさんの新しいモデルルーム撮影に立ち合い、帰りに丸善に立ち寄ると、いつのまにか4冊の本がぼくの手の中にありました。文庫3冊、デザイン本1冊。デザイン本は大原大次郎さんというデザイナーの方の作品集。今まで知らなかったけど、ぼくが好きな手仕事バリバリの制作スタイルで、大いに刺激を受けました。

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これこそが映画だ!と言いたい

コット、はじまりの夏

良い映画を観た時の、あの画面が黒になって、エンドロールに切り替わった時の気持ちは、人生で感じることができる最良のもののひとつだと思う。だけどそれを感じられる映画は本当に少ない。開始10分でだめだこりゃって思うものはたくさんあるけど。そして映画館を出て、すれ違う人たちは全く別のことを考えていて、たった今ぼくが素晴らしい映画を観て、心に感動を抱えていることを知らないという、あの変な感覚は何だろう。「コット、はじまりの夏」は、本日3月7日で上映が終わってしまう。もう一度スクリーンで観たかった。DVDが出たら絶対に買おう。こんな映画らしい映画は本当に稀だから。言葉にできないものを描くのが映画だとしたら、これこそが映画だ!作品そのものが沈黙の美しさに包まれていて、劇中でも沈黙についての印象的な台詞がある。「沈黙は悪いことではない、たくさんの人が沈黙の機会を逃し、多くのものを失ってきた」金言です。映像はアート写真の連続のようで(北野武監督がどのシーンを切り取っても一枚の絵画になっているのが映画の理想だと言っていたっけ)、このシーンに台詞を入れて欲しくないなあと思いながら見ていると、本当に台詞がないまま次の場面へと移るから、鑑賞中は至福の時間だった。思い返せばあの90分間、ぼくは完全にアイルランドの田舎にいた。綺麗な世界だけではなく、人間の嫌な部分もしっかりと描いていて、ただのほのぼの映画なんかではない。だからこそあのラストシーンにぐっとくる。

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コット、はじまりの夏

税務署へ行って確定申告を終えたあと 、そのままKBCシネマに行って「コット、はじまりの夏」を観ました。何の前情報も無しに、その時間帯に上映している映画を観て帰ろうと決めていたのです。ネットで入念にリサーチしてもハズレる時はハズレるんだから、偶然に賭けてもいいだろうと思ったわけです。そして、その賭けに勝った!久しぶりにこんなに良い映画を観た。静かで抑えた演出、詩的な映像、素晴らしかった。

例えば、コットが叔母さんと2人で井戸水を汲みに行くシーン。凡庸な映画であれば、ここでコットに「美味しい」と言わせたり、目を見開かせたりするけど、この監督はそんなことしない。静かにひとくち水を飲むだけ。例えば、コットが遠く離れたポストへ走っていくシーン。ここはコットと叔父さんの関係が変わりはじめる重要なシーンだから、凡庸な映画であれば、戻ってきたコットと叔父さんが笑いあうところまで入れてしまうけど、この監督はそんなことしない。ただただ走るコットの表情を、見事にとらえるだけ。

つまりそういうことです。良い映画なのです。いやあ、本当に良い映画だった。素晴らしかった。ラストシーンを思い出すだけでじーんとくる。しばらくこの余韻に浸って生きていこう。

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