小さなデザイン事務所のまじめなホームページ制作

ひじきチャーハン

スケッチブックに向かってもくもくと絵を描いているところへ、子供がひじきチャーハンを持ってやって来た。そして、ひじきチャーハンをサイドテーブルに置き、ぼくが描いている絵をじっと見ながら「絵を描くのも大変やろうけど、パソコンに打ち込む仕事よりは楽しいでしょう?」と言った。そうやね、と答えると、子供は満足そうに頷き、ひじきチャーハンにとりかかった。

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なんとか無事に

子供の学校で、インフルエンザが猛威をふるっているそうだ。ひー!幸い、子供はまだ罹っていない。しかし、学級閉鎖が相次いでいるらしい。そういえば、昨年末は一家全滅だった。ぼくは高熱にうなされながら、年末ギリギリまで作業するという地獄を味わった。今年は無事に過ごしたい。

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おもちゃ箱を開ける時の気持ち

最初の打ち合わせで、これは絶対に良いホームページができるぞ、と思うことがあります。atelier +i(アトリエトイ)さんは、まさにそうでした。

建築だけにとどまらず、家具、陶器、絵画、音楽など、様々なものづくりをおこなう小田さんと富川さんのアトリエは、とてもやさしい空気が流れていました。お二人の希望は、「建築家っぽいカッコいいホームぺージではなく、おもちゃ箱を開ける時のような気持ちになれるホームぺージにしたい」というものでした。

さらに、「建築も陶器もすべて等価なモノとして見せたい」というスタンスと、「自分たちの考え方や、人となりを知ってもらうためにブログもやりたい」というお話を聞いて、最初の直感につながったのです。

特にぼくは、建築も陶器も等価に扱うという考え方にとても惹かれました。建築と陶器が同じように混ざって紹介されているホームぺージは見たことがないし、それがカタチになったら面白いだろうなとワクワクしました。

11月に完成したホームぺージは、はじめの直感どおり素敵なものになりました。手掛けたモノが等価に並べられた実績ページは、一覧画像の縦横比をあえてバラバラにするというお二人のアイデアでさらにユニークさが増し、見応え十分。早速更新されているブログも最高です(やっぱりブログっていいですね!)

トップページには、おもちゃ箱がポツンと置かれています。開けるとどうなるのか?ぜひ、ご覧ください。

https://www.t-o-i.com/

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わたしは真悟

楳図かずおさんの『わたしは真悟』が全話無料でネットで読めるぞ!というツイートを見て、ひさしぶりに読んだ。やっぱり凄い。以前、ネットカフェで読んだ時も驚いたけど、今の自分が読むと衝撃が倍増した。凄すぎる!絵が上手すぎる。映画的なコマ割り、独自の文体を持ったセリフ、悟のお父さんがうなされるだけのシーンに見開きいっぱい使う豪快さ、どこからどう見ても天才の仕事です。(ちなみに無料期間は11/30で終了しています)

家族で出かけた休日、前夜の興奮をまだ心に残していたぼくは、妻に「いまネットで真悟が読めるよ」と話した。そして、ハニーショップふじいではちみつを買い、その隣のお店で焼き芋を3つ買って、みんなで公園で食べた。妻は真悟を読むだろうか?目の前では若者がスケボーをしていた。背後に広がる芝生の上には、子供連れの家族が寝っ転がっていた。ぼくの焼き芋より、子供の焼き芋のほうが、ねっとりしていて美味そうだった。

焼き芋を食べたあと、子供が行きたがっていた「まんだらけ」に行った。子供はまんだらけの50円コーナーが好きなのだ。そこでお目当てのワンピースを何冊か、自分のお小遣いで買った。ぼくはまんだらけに入るのは初めてだった。店内はとても活気があった。欧米人もいた。懐かしい漫画がたくさん売られていて、ぼくはその中に『わたしは真悟』を見つけてしまった。当時のオリジナルの全巻セットだった。

7千円(子供から見たら大金だ)で漫画を大人買いするぼくを、子供はどう思うんだろう?お父さんだけそんなにお金を使ってズルいと思うのかな?という考えが頭をよぎったけど、子供は「わたしは真悟が買えてよかったね!」と一緒に喜んでくれた。子供は心がキレイなのだ。それは『わたしは真悟』のテーマでもある。

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カラフルな収納ワゴン



古道具屋で売られていた、シルバーフレームにカラフルなトレイの付いた収納ワゴンが、我が家にやってきた。子供がリビングにまき散らしていた、プリント、えんぴつ、折り紙、UNO、何かの説明書、そんなモノたちを収納した。いいかんじ。

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フレンチトースト

妻が3時のおやつにフレンチトーストをつくってくれて、子供が帰ってくるのを待つ。学校から帰ってきて、フレンチトーストあるよ、と言われたら、100%うれしいに決まっている。最近、はちみつにハマっているので、メイプルシロップではなく、はちみつをかけて食べた。はちみつの瓶の原材料名を見ると、はちみつと書いてあった。

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バズったことはないけど

ひさしぶりにブログのアクセス解析を見た。あいかわらずアクセス数は少なかった。もしかしたら知らない間にバズっているかもしれないと思ったけど、まったくそんな気配は無かった。SNS全盛のいま、自分のホームページでひっそりと更新しているブログが、バズる可能性はゼロに等しいのだ。

落ち込んでいると、アクセス元に見慣れないドメインを見つけた。辿っていくと、あるWEBデザイナーさんが運営するホームページのブログだった。そこに「ハラプロさんのブログが好きだ」と書いてあった。ひゃー。そして、自身が日記ブログをはじめるきっかけになった、とまで書いてくれていた。誰か一人にでも深く刺さってくれるなら、バズらなくてもいいやと思った。

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スクリーンショットは写真か否か?



ヴァレリー・フィリップスさんの『I had a dream you married a boy』が面白いのは、カメラで撮っていないという点にある。どういうことかというと、オンライン上でSkypeやFaceTimeを使い、被写体が映し出された画面をスクリーンショットしているのです。だからスマホ動画の画角だし、画質は荒い。写真的な奥行きや質感もありません。だけど「これでもいいんだ」という自由を感じます。

そもそもスクリーンショットは写真と言えるのか?という話になってくるのですが、デジタル世代の若い人たちからすると、そんなのどうでもいい話かもしれません。立派なカメラで撮られた写真も、Skypeで撮った(?)写真も、どちらも等しくイメージ画像で、むしろ後者のほうに「いいね」がつくかもしれません。(たくさんいいねがつく写真こそが良い写真だと言っているわけではないですよ、もちろん)

写真とはこうあるべきだ、という考え方のように、ホームぺージとはこうあるべきだ、という考え方が、黎明期からつくり続けるぼくたちには強く刻み込まれています。自分が蓄積してきた方針、すなわち理念は大切に守り続けていきたいけど、時には常識から脱却して、自由な発想でつくることも必要だなと感じます。

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仏像が好き

国宝図鑑をプレゼントでもらった子供が、仏像を見ながら「カッコいい」と言っています。特に阿修羅像が好きらしい。センスあるな!

なにを隠そう、ぼくも仏像が好きなのです。若い時は仏像の本を読み込みました。漫画『孔雀王』の影響です。九州国立博物館に阿修羅像が来たときは、もちろん見に行きました。鎌倉へ行ったときは、黄金に輝く長谷観音を見て感動しました。新婚旅行でカンボジアに行ったときは、もちろん仏像を買いました。友人へのお土産も仏像です。渡したとき、ちょっと困った顔をしていました。

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ベックとスティーブン・ショア

スティーブン・ショアの『WINSLOW ARIZONA』があまりにも良くて、写真集はこれ1冊手元にあればいいんじゃないか、と思えるくらい気に入っています。とか言いながらまた買うんだけど。全部の写真が同じ日に撮られているから、空の青さが全部一緒で、それがまた良い。撮られた順に掲載しているのもいい。もともと写真集のためではなく、あるアートプロジェクトのスライドショーで流すために撮影したもので、スライドショーの前ではBECKが生演奏したらしい。そのエピソードも良い。

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わからないものがわかるようになること



語るのが恥ずかしいぐらいの有名盤ですが、ぼくにとって特別なレコードです。今から10年以上前、ジャズに興味はあるけど、なかなかその良さが理解できなかったぼくが、はじめて好きになれたレコードだからです。

YouTubeでタイトル曲「モーニン」を繰り返し聴いていると、突然ジャズがわかりました。それまで苦痛だったトランペットの音やアドリブ演奏が、急に自分の心とすっと溶け合って、古代文字を解読するムスカ大佐のように、わかる、わかるぞ!と興奮しました。

わからないものがある、というのは幸せなことです。ジャズの良さがわかって良かったけど、あのわからなかった時代、ジャズをミステリアスなものだと感じていた感覚はもう戻ってこないし、わかった時の感動も二度と味わえないからです。

ジャズの次は写真集にそれを求め、いまだわかっていないけど、もうミステリアスな存在ではなくなりました。さて次は・・・。

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上田選手

日本とガーナの試合、佐野海舟選手の力強い持ち運びから、南野選手が決めたゴールは美しかった。佐野海舟選手はすばらしい。フルネームで呼びたくなる男です。妻はしきりに「海舟ってイイ名前やねえ」と言っております。そして上田選手よ。東京オリンピックの時はまったくプレスにいかず、クラゲのようにふらふら漂い、森保監督から「綺世戦うよー」と怒られていたあの青年が、こんなにも頼もしい男になるなんてね。ベスト8本当に行くんじゃない?

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レコードの枚数

ハラプロHPのよくある質問のページは、手描き新聞になっていて、これをつくったのは7年前になります。そこに、ジャズのレコードを73枚持っていると書いてあります。今はいったい何枚あるんだろう?と思い数えてみると、121枚でした。たいして増えていませんでした。

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白鯨を読む②

まだ上巻の前半、乗り込む捕鯨船をようやく決めたところで、まだ海には出ていません。しかしすでに面白い。ぼくは確信しました、名作とされている古典文学は、どれを読んでも面白い、間違いないです。まったく未知の捕鯨の世界。主人公が乗ると決めた捕鯨船「ピークォド号」の船長、エイハブ船長はまだ登場していません。先の航海で、鯨に片足を取られたそうです。どうやらかなりの変人らしい。

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かたつむり

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寒いから暖かい

長年使っている羽毛布団を
布団屋さんにリフォームしてもらったら
すこぶる調子がいいです。
寒いからこそ暖かい。

『およそどんな性質でも
この世では比較対照によってのみ
存在するものだからである。
何ものもそれ自体では存在せぬ』
(メルヴィル著「白鯨」P130より)

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WINSLOW ARIZONA

winslow arizona

スティーブン・ショア大先生が、たった1日で撮ったという写真集。大先生いわく、被写体に対して1回しかシャッターを切らないという撮影方法を長年続けてきたことで、感覚が極限まで研ぎ澄まされ、1日の中で多くの写真的瞬間を見つけられるようになったそうです。

そのせいで、大判カメラでは間に合わなくなり、この写真集はすべてデジカメ(ニコンのD3X)で撮ったそうです。デジカメ!そして驚くべきことに、デジカメで撮っても、ちゃんとショアさんの写真になっているのでした。

同じニューカラーでいうと、エグルストンさんの写真も好きですが、あちらは作品感が強いので、この『WINSLOW ARIZONA』の作為がまるで無いように見える写真(だけど画面はキマっているという不思議)が、今のぼくにはとてもしっくりきます。最高。

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最近の日常 10.19-11.03

10月19日 千と千尋の神隠し

家でのんびり過ごす休日。子供と「千と千尋の神隠し」のDVDを観る。何度観てもおもしろい。自分の年齢と共に、感じ方が変わる。名作はすべてそうだ。


10月22日 ことわざ

熱を出して学校を休んだ翌日、なんとか復活して登校するも、転んで顔にケガをして帰ってきた。子供は「これを泣きっ面に蜂って言うんよ」と、最近覚えたことわざを披露した。


10月30日 行列

近所にあたらしくオープンした無添加ラーメンのお店に行列ができていた。美味しいのだろうか?小麦断ちをしているぼくには無縁だけど。


10月31日 グッドニュース

学校から帰ってくるなり「お父さんに見せたいものがある」と、ランドセルから1枚のプリントを取り出した。それは、図画工作作品展への出品のお知らせだった。クラスから3名、選ばれたらしい。すごいやん!と一緒に喜んだ。


11月3日 真顔

子供を近所の床屋へ連れて行く。髪を切られている間、子供はずっと真顔だ。

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スイカゲーム

ぼく「サンタさんに何お願いするん?」

子供「スイカゲームにしようかな」

ぼく「それいくらすると?」

子供「3000円とかじゃない?」

検索すると240円だった。やすっ!
その日のうちにダウンロードした。
自分のお小遣いで。

子供のゲームラインアップ
・マリオカート
・マインクラフト
・スイカゲーム(NEW!)

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ウェブの人じゃない

子供がスイッチで遊んでいる画面を見ていると、酔いそうになる。自分がバリバリやっていた子供時代は、全く平気だったのに。先日、スマホの画面をすばやくスクロールしていると、酔いそうになった。それで酔うとか、もうウェブの人じゃないやん、と言われた。

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