小さなデザイン事務所のまじめなホームページ制作

クモ日記3


階段で見つけたクモは家の中へは入らず、玄関そばの壁に巣を張りました。

足元近く、しかも人が普通に出入りしたら、巣を足でひっかけてしまうような場所です。なので我々は玄関ドアを少ーしだけ開けて、体をするりと外へ出し、クモの巣に接触しないよう迂回しながら外出します。なんという気配り。完全にやりすぎなクモへの配慮。

ベランダのドアガラス、管理室のドア、そして今回の場所、どんだけ人間が出入りする場所が好きなんだ、君は。そんなところじゃ虫も捕れんだろう。しかし、そういう不器用さも含めて、愛着が湧いています。

打ち合わせから帰ってくると、巣が跡形もなく消えていました。アイツもいません。また引っ越しかな?と一瞬思ったけど、痕跡が一切残っていない。たぶんマンションを掃除してくれる業者の方が、片づけてしまったのだと思います。しまった!

ちょうどその日の朝、そうならないように貼り紙をしておこうと、「このクモの巣はそのままにしておいてください」という貼り紙をしておこうかと、妻と話していたのでした。逃がしてもらえてたらいいけど。4度目の再会はあるだろうか。

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早起きの宿命

早起き生活をすると
世間一般のごはんタイムと
お腹が空くタイミングとの間に
ずれが生じます。

これは早起き生活人間の
宿命なのです。

午前中の打ち合わせ中に
ぼくのお腹が「ぐー」と鳴ったら
それは早起き生活の証なのです。

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つくることについて


吉増剛造さんの本「詩とは何か」は
吉増さんが詩とはこういうことですよと
やさしく教えてくれるわけではなく
ぼくたちの日常にふっと現れる
言葉にはできない詩的な何かを
懸命に探っていく本です。

だから詩に限らず
いろんな分野に話は及ぶし
あのジミヘンまでもが
詩的な対象として語られていて
とても面白い。

ネットレビューを覗いてみると
「結局、詩とは何かが書かれていない」
という低評価レビューを見つけて
ズコーっとなりました。

吉増さんはこの本の中で
芸術とは作品よりもむしろ
そこへ辿りつくまでの道程にこそある
というようなことを言っていて
ぼくは「はっ!」となったわけですが
音楽家のジム・オルークも
全く同じようなことを言っていて
作品なんて捨てていいとまで言っています。
言うだけで捨てていないと思いますけど。

先日読んだ松本大洋さんの
東京ヒゴロという漫画にも
作品を完成させて評価されることより
作るためにもがいた道程の中にこそ
喜びがあると書かれてありました。

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アメリカの神

宙に浮いて
目を半分あけて
おとうさん座りを
しているのが神なんよ。

と言ってポーズをとる子供。
そのイメージはどこで仕入れたんだ?

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球場の音だけ

世間では日本シリーズが
盛り上がっているらしい
ということでテレビをつけると
副音声で「球場の音だけ」
という選択ができた。

実況者も解説者もいない
本当に球場の音だけになって
まるで自分が球場にいるかの
ようなリアルさでした。

サッカーでも
ぜひやってほしい!

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再会

先日このブログで、クモのことを書いた。ベランダのドアガラスに大きな巣を張ったクモのことを。姿を消したあと、どこに引っ越したんだろうと気になっていた。

マンションの1階にある管理室に用事があり、ドアを開けて中へ入ろうとすると、クモの巣が頭にぐちゃーっと絡みついて、ぎゃーと慌てて手でむしり取ると、そこにアイツがいた。クモなんてたくさんいるし、個体の見分けなんてつくわけないんだけど、直感で分かった。

お前はこんなところに引っ越していたのかー。ぼくは巣を破壊したことを謝罪して、用事を済ませて家に帰った。しばらくの間、クモの糸が頭に絡みついているような不快感が消えず、巣に引っかかってしまった虫の気持ちが分かった。

翌日、アイツはまた姿を消していた。ぼくが破壊した巣の残骸が、管理室の前で揺れていた。

そしてまさに今朝、資源ごみを捨てに行くと、階段を歩いて移動しているアイツを発見!ウソじゃないよ、本当です。3Fから4F(うち)へと歩いていたから、もしかしてうちに帰ってくるつもりなのか?と思い、玄関のドアをすこーしだけ開けておいた。

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本を買う人の言い訳として

今月の3冊。

■タコの心身問題(ピーター・ゴドフリー・スミス )
■国境を超えるためのブックガイド50(小川忠)
■万延元年のフットボール(大江健三郎)
■夕べの雲(庄野潤三)
■うんこ文学(頭木弘樹・編)
■悲しき熱帯(レヴィ・ストロース)

あれ、MARUZENを彷徨っているうち、気が付くと、6冊もカゴの中に入っていた!

「タコの心身問題」によると、タコには心(意識)があるらしい。昔、夜釣りをしていると、ルアーにタコが引っかかってきたことがある。暗闇で見るそれは、まるで地球外生命体のようだった。不思議な生き物だ。

庄野潤三作品は「プールサイド小景」「ザボンの花」に続き3冊目。ぼくの好きな、何も起きない日常文学。寝る前にちょこっと読んで、ほっこりしてから寝るのだ。

「うんこ文学」は、うんこを漏らしてしまった悲しみを綴った文学作品のオムニバス。先日うっかりこれを持ったまま定食屋へと入ってしまい、しまった!と思って慌てて隠した。読む場所を選ぶ危険な本だ。でも面白い。

ぼくがブックガイドとして信頼している「本は読めないものだから心配するな」の中で、著者の菅啓次郎さんは、本に「冊」という単位はないと言っている。本は物質的に完結しているフリをするけど騙されるな、すべての本はつながっている、というわけ。

あっちを読んだり、こっちを読んだり、本から本へ、その日の気分で、流れるように読んでいく。そのためには、未読の本を積み上げておく必要があるのだ。(本を買う人の言い訳として)

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たかなっとう


我が家は朝からお米を炊いて
ごはんを食べるスタイルです。

最近のごはんのお供第1位は
納豆に高菜を混ぜる
たかなっとう(特許出願中)です。

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すべての「つくる人」へ

東京ヒゴロ3巻が届きました。発売日に届きました。Amazonの物流システムに感謝です!(結局Amazon様には逆らえませんなあ)そして結論から言わせていただくと、東京ヒゴロ3巻は最高でした。一話目から震えました。一巻、二巻、ずっと良かったけど、この三巻で、これまで丁寧に紡いできた物語がスパークして(と言っても表現は地味でリアルですばらしい)たましいがブルブルします。こんな漫画が1705円で読めていいんですか?もはや漫画というより、上質な映画を観終えた気分です。とても映像的です。いや、ぼくは漫画を知らないから、塩澤さんに言わせれば、本物の漫画は映画に比肩しうる、または超えるものなのかもしれません。ね、塩澤さん!

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華もち吟撰きなこ黒みつ

ハーゲンダッツ華もち吟撰きなこ黒みつ1カップを、3等分して皆で食べるという、実にセコい食べ方で楽しんでいました。「うまい」「もはや和菓子やん」「1人1カップ余裕でいける」などと言いながら、3分の1を噛みしめながら味わっていました。

期間限定商品だから、いつ店頭から消えるか分かりません。消えると困るので、サニーでまとめ買いしました。そして冷凍庫に並べて、ほくそ笑みました。

妻が大変な1日を乗り越えたある日、自分へのご褒美として「今日は1カップいく!」と宣言しました。ぼくも子供も便乗しました。あれを1カップ丸ごといけるのかと、みんなテンションが上がり、アイスのカップで乾杯しました。

しかし食べはじめると、何故かいつもほど美味しくなく、あれ?こんな味だったっけ?と、テンションは急降下しました。きっとあれは、3分の1という少量を有難がって食べるからこその喜びだったのだ。緊張感のない在庫たっぷり状態で食べても、天国には行けないのだ。

それ以来、きなこ黒みつは食べていません。もしかしたらただ単純に、飽きただけなのかもしれないけど。

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ほっ

サーバーの移設がすべて完了しました。

4社のウェブサイトを同時期に移設するという、非常にタフな仕事でした。今回のサーバー移設は、4社共にお客さまが望んだものではなく、10年以上前に契約したサーバーが老朽化し、必要に迫られての移設でした。

サーバー云々って、お客さまからしてみれば目に見えないものだし、正直よくわからないと思うんです。新しいサーバーを契約したり、メールの設定を変更したり、お客さまにやってもらうことも結構あって、移設のための費用もかかるし、嬉しいものではないと思います。

それでも、快くご協力してくださった皆さまには、感謝の念に堪えません。とにかく本当、無事に終わって、ほっとしています。

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釣りスイッチ入らず


今年は釣りスイッチが入らないままだった。
早朝散歩で朝焼けを見るたびに
釣りに狂っていた日々を思い出す。

自動膨張式のライフジャケットを
車の中に放置していたら
車内の熱で誤作動し
勝手に膨らんでいた。
あーあ。

一度膨らんでしまったライフジャケットは
メーカーへ修理に出さないといけない。
実はこのミス、2回目です。
再び修理に出すモチベーションはないので
これで今年は完全に終了。ちーん。

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写ルンです


北海道へ行ったとき
子供に「写ルンです」を渡して
自由に撮ってもらった。
そして2か月後、現像に出した
写真を受け取ってきた。

旅行の記憶がよみがえります。
やっぱりフィルムはいいな。

しかも「子供が撮った」という
スペシャル要素が加わると
露出不足でほとんど
何も写っていなくても
そこに何が写っているのか
何を写そうとしたのか
一生懸命見ようとする。
結果、失敗なんて一枚もない
見応えのある27枚だった!

旅行中、あまりにも簡単に
シャッターを切る子供に
「あんまりムダ打ちせんでよ」と
偉そうに注意していた自分を恥じたよね。

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iPhone + キーボード

iPhoneとキーボードを
接続するという画期的な
試みに成功しました。

文字入力のスピードが
8倍にアップしました(当社比)
ストレスは8割減です。

ぼくみたいな仕事は
いかにストレスを減らすかが
クオリティにも生産性にも
大きく影響します。

外出先では当然キーボードは使えないから
今までどおりボタン連打で入力します。
キーボード入力の快適さを知った後では
ストレス8割増しです。

ちなみにフリック入力は
いまだにマスターできていません。

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クモの巣はSDGs

ベランダのドアガラスの真ん中に、蜘蛛が大きな巣を張ったので、ガラス越しに観察できていいねと喜んだ。しかし、なかなかエサがひっかからず、心配した子供がハネアリを捕まえて「えいっ」と蜘蛛の巣にひっかけた。するとハネアリは、たちまち蜘蛛に食べられてしまった。

翌朝、カメムシが引っかかっていた。でもカメムシは、次の日も、またその次の日も、蜘蛛に食べられることなく、元の姿のままぶら下がり続けた。蜘蛛は日中、風に揺られながらじっと獲物を待つだけで、退屈しないのだろうか。カメムシはやっぱり不味いのだろうか。

ある日、蜘蛛はいなくなった。立派だった巣も壊れていたから、ひょっとして鳥に・・・と想像したけど、蜘蛛は引っ越しをするとき巣の糸を食べてから移動して、次の家づくりに再利用するそうです。SDGsです。

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かじりつく(3回目)

顔や服に絵の具が飛び散っているけど
構うことなく制作に没頭するような
そんな人になりたい。

おしゃれなカフェで
カタカタカタっと
小粋に仕事なんて
できるもんか。

もっとこう
ガッと力をこめて
かじりつくように
仕事をするのだ。

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コショウ

T君(子供の友だち)が、野球教室のイベントへ行くらしい。なんでもプロ野球選手に教えてもらえるそうだ。朝ごはんを食べながら、そのことを子供が教えてくれました。目玉焼きの白身だけを先に食べて、お皿の上には黄身だけが残っている。

子供「だれにおしえてもらうと思う?」

ぼく「誰かなあ」

子供「大谷翔平じゃないよ」

ぼく「ホークスの人?」

子供「ちがうよ、せいかい言っていい?」

ぼく「うん」

子供「ヌートバー」

ぼく「ええーーーー(本当に?)」

意外な名前に驚きました。そして子供は、右手と左手をくっつけてグリグリと回す、あのペッパーミルポーズをやった。ちょっとなつかしい、ペッパーミルポーズ。あとで知ったけど、本当にヌートバー選手が福岡へ来たそうです。盛り上がったでしょうね。

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秋刀魚の味


子供の髪が伸びていたので、近所の床屋へ行った。

髪を切ってもらっている間、ソファに座って待っていると、背が高く立派なヒゲをたくわえたおじいちゃんが杖をつきながら入ってきて、まるで巨匠のような雰囲気をまとっている。あのサグラダファミリアをつくり続ける、日本人建築家のようだ。ソファに腰かけた後は、ただじっと目を瞑っている。

「次の方どうぞー」と呼ばれ、巨匠がゆっくりと立ち上がった、瞬間、その巨体がぐらっとよろめき、券売機にドスンとぶつかった。巨匠も券売機もあやうく倒れそうになったけど、店員さんが素早く支えて事なきを得ました。

帰りにスーパーへ寄ると「生サンマ(解凍)」と書かれた秋刀魚が売っていて、生なのに解凍?どっちなんだ?と混乱したけど、とりあえず買って帰りました。食べると、冷凍サンマの味だった。

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3巻がない

ドラえもんの3巻が売っていない。
1巻から順番に買っていって
いま6巻まで揃っているけど
3巻は歯抜けのままです。

よし、今日はドラえもんを
買ってあげようと思って
書店へ行くとなぜか決まって
3巻だけがない。

「禁書になってるんじゃない?」と
冗談めかして妻は言うけど、まさかね。
3巻のジャイアンだけ狂暴が過ぎて
今の時代的にアウトになったとか?

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福岡タワー

日曜の夜に子供が熱を出した。
よくあることだけど
今回はいつもよりツラそうだ。
ぐったりした子供を車に乗せて
百道浜の急患センターへ行った。

夜なのに人がたくさんいた。
いろんな人がいるなあと思った。
1時間以上待たされたけど
診てくれるだけ有難い。
検査の結果は溶連菌だった。
今年でもう2回目だ。
なんなんだ溶連菌って。

クスリをもらって病院を出た。
10月の夜は肌寒い。
車のほうへ歩いていると
子供が「わあ」と歓声をあげた。
ライトアップされた
福岡タワーが見えた。

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