近くでフリーマーケットがあるから
行きたいと妻が言うので、
みんなで行ってきました。
文具雑貨店の店先に、
良い感じの古い置物とか
おもちゃが並んでいて、
我々は1000円の古いランプと、
4000円の壺を買いました。ツボ!
それは結構大きめの壺で、
色も風合いもとても良い感じなのです。
両手で抱えて帰りながら
「壺なんて一生買わないと思ってたね」
と笑う妻。ぼくたちの心はホクホクでした。
コピックの「ドローイングペン」という、
独特の描きにくさがあるペンを愛用しています。
描きやすいペンはたくさんあるけど、
描きにくいペンはなかなか無いから、
とても気に入っているのです。
Amazonのレビューを見ると、
描きにくい!と酷評しているレビューが目立ちます。
でもその描きにくさゆえに「これがないと困る」
というぼくのようなファンもいるわけだから、
評価なんて人それぞれってことです。
ただこのドローイングペン、
売っているお店がなかなか無いんですよね。
福津に住んでいた時は「文具のたまおき」
に行って買っていましたが、
こっちでは見かけなくて困っていました。
しかし今日、打ち合わせの帰りに
ふらっと立ち寄った積文館書店に
このドローイングペンがありました。
さらにステッドラーのミリペン、
呉竹のリアルブラッシュなどの愛用品も揃っていて、
最高にテンションが上がりました。
雪、積もりましたね。
子供はベランダにつもった雪を、
サンダルの中につめこんではしゃいでいます。
明けましておめでとうございます。
年末は紅白をのんびり見ながら、
やっぱりあいみょんは良いなあとか、
GReeNの顔出とるやん!とか、CGやん!とか、
けん玉はもういいやろうとか、
レコ大の時は大野くんの目に
光がなかったけどちょっと復活しとるねとか、
二階堂ふみさん安定感あるねとか、
やいのやいの言いながら楽しみました。
12月に日記帳を買って、
毎日日記をつけています。
今年一年、どんな毎日が待っているのか。
どんな風にこの日記帳のページが
埋まっていくのか。楽しみです。
2021年も驕ることなく、地に足つけて、
まじめにひとつひとつの仕事に
取り組んでいきたいと思います。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
2020年もたくさんのホームページを
作らせていただきました。
コロナで世の中が大変な中、
変わらずにご依頼いただいた皆様には、
心から感謝申し上げます。
今年がこんな一年になるなんて
予想できなかったように、
来年がどんな一年になるのか
全くわかりません。
ただ、できることを、
一生懸命やるのみです。
それでは皆さま、
よいお年を!
今年買ったデザイン本の中では、
この3冊が印象に残っています。
「ポール・コックス デザイン&アート」は、
ちょいちょい本棚から引っ張り出してきて眺めてます。
作品はもちろん、アトリエの写真を見るのも好きで、
無数のデザイン本を無造作に
積み上げているポールさんに憧れます。
アイデアの「服部一成100ページ」はずっと探していて、
ついにとある書店の入荷情報をキャッチして
素早くポチったら、お店の手違いで
別の号のアイデアが届き、
心の中で悲鳴をあげました。
そのあとちゃんと交換してもらえたけど。
内容はもちろん最高です。
https://www.fukujingroup.co.jp/
長年ウェブのお手伝いをさせていただいている、福神グループさまのオフィシャルウェブサイトをこのたび制作させて頂きました。
大きな写真や動画の使用が盛んな中、あえて写真を使用せず、タイポグラフィとテキストによるデザインとなっています。制作前のミーティングでお客さまから大きなヒントを与えていただき、このデザインの方向性が決まりました。
シンプルな中にもハッシュタグによる特徴紹介、ランダム表示される水彩画、回転するブランドロゴなど、随所に遊び心も加えています。
広報チームのみなさま、ありがとうございました!
庭仕事・久留米支店さんのウェブサイトアニメーションは、クリスマス仕様になってますよー。
さて、我が家はサンタが来るタイミングをいつにするか、まだ迷い中です。寝た後にセッティングして翌朝パターンだと、プレゼントに気づいた瞬間を見逃す可能性があるし。
ちなみにぼくの子供時代は、お風呂に入ってる間に親がベランダにセットしておいて、「なんかさっきそっちで鈴の音がしよったよ」と言ってベランダへ行かせるという作戦でした。
親がサンタに変装する家庭もあるんでしょうね。それもすごく楽しいだろうけど、ぼくがやっても演技が下手すぎてすぐバレそうだもんなあ。
それでは、よいクリスマスを。
今年も残りわずか。息切れ寸前でしたが、山王公園で草木に囲まれてちょっとリフレッシュできました。
子供は葉っぱと枝を集めることに熱中していて、それを見ていた妻が「キャンプとか喜ぶかもね」と言いました。妻自身、子供時代のキャンプがとても楽しい思い出として残っているそうなのです。
キャンプねえ。20代のころ友人と雷山でキャンプをして、夜中に変な虫がテントにたくさん貼りつき、気持ち悪くて眠れなかったという嫌な記憶がよみがえります。
でも家族でいま行ったら楽しいかもしれない。ぼくも妻もアウトドア能力ゼロですが、それでもやってみたら楽しいかもしれない。
たぶんキャンプ慣れした人たちと一緒に行くと頼ってしまって何もせず、手応えゼロのまま帰宅するのがオチだから、自分たちだけで行って、あたふたするのは楽しいかもしれない。たとえ楽しくなくても、きっと思い出にはなるだろうから。
ということで、暖かくなったらやってみたいな。ハンゴウと寝袋買って。ヒロシのキャンプ動画で学習しようかな。
カラマーゾフの兄弟、上中下3巻、約2000ページもある、あのドストエフスキーの大作をついに読み終えました。
「世の中には二種類の人間がいる。カラマーゾフの兄弟を読破したことのある人と、読破したことのない人だ」と言ったのは村上春樹さんですが、ぼくは読破したことのある人の仲間入りをしたわけです。てってれー。
結論からいうと本当に面白くて、下巻の最後のほうを読んでいるとき、ああ、もうすぐ終わってしまう、という寂しさを感じながらも、ページをめくる手が止まらない。そんな感じでした。こんなに充実した読書体験は久しぶりです。
頭の中でカラマーゾフの世界が出来上がり、ロシアの風景や個性的な登場人物たちの顔が、映像として脳にしっかりと刻まれ、いまだその世界から抜け出せていません。
ぼくは長男のミーチャ(ドミートリィ)が好きでした。乱暴者でめちゃくちゃだけど、正直でウソをつかない誇り高い男。もっとミーチャのことを見続けたかったなあ。上中下じゃ足りん。
確かに難解な部分はありました。それを本当の意味で理解できたかどうかはわかりません。でもそこから何かを感じとることはできました。映画も小説も、そこが大事です。すぐにわかってしまうものなんて、すぐに役に立たなくなるんです。そういうもんです。
それにしても、次男のイワンが語るキリスト教や神についてのくだりは、人間が書いたとは思えない凄みがありました。ドストエフスキーさんも凄いけど、翻訳者の原卓也さんもすごい。
きっとまた読み返すとおもいます。そのたびに新しい発見があると思います。カラマーゾフの兄弟は、ぼくにとって特別な作品になりました。
https://www.tdpo.or.jp/
田川ドローン推進機構さまのウェブサイトを制作させていただきました。
代表を務める田口さんの誠実なお人柄が感じられるウェブサイトを目指しました。また、田口さんのご希望でもあった「シンプルでわかりやすく、動作も軽快なウェブサイト」が完成しました。
写真は黒川舎の黒川さん。撮影時期にちょうど大型の台風が近づいていて撮影できるかどうかドキドキでしたが、当日は見事に晴れました。さすが晴れ男です。ドローンでドローンを撮るときは興奮しました。
田川ドローンさまが所有するドローンラインナップは素晴らしく、最上位クラスの大型産業用ドローンから、手のひらよりも小さい超小型ドローンまで幅広く取り揃えています。
それらすべての機種を、あの雪舟が手掛けた見事な庭園のある魚楽園に並べて撮影をしたのですが、まさに圧巻でした。日本の伝統と最新テクノロジーが融合した唯一無二の写真が、トップページを飾るメインビジュアルとなっています。
今回、ロゴの制作からご依頼をいただきました。
最近一緒にお仕事をするようになった若いカメラマンの方が、ぜひ自分の写真作品を見てほしいと、わざわざ作品持参で訪ねてきてくれました。
いつも見る仕事の写真とは違う、彼の撮りたい写真がそこには並んでいて、魅力的な写真がありました。
忙しい日々の中で、自分のための作品づくりをおこない、それを積極的に周りの人たちに見せるという彼の姿勢に、ぼくはとても感銘を受けました。素晴らしいですよね。
ぼくも自分のための作品づくりをしたいなあ。
と、改めて思ったその日の夜、子供とお風呂に入っていると「じごくってなに?」と聞かれました。ぼくが何かを説明するときに地獄という言葉を使い、それに対して子供が質問してきたのです。
「地獄はねえ、うーんそうやなあ、なんて言ったらいいかなあ、じゃあ天国はわかる?」と聞くと「てんごくってなに?」と子供は言います。「よしわかった、じゃあ今度お父さんが天国と地獄の絵本を買ってきちゃる」と言うと「え?どこにうってる?」と子供。
「どこに売ってるかなあ、そもそもそんな絵本あるんかなあ、うーん、じゃあ、お父さんが描いちゃろう」という言葉がふいに出たのは、お昼に作品を見せてもらった影響なんだろうか。
子供から「今すぐかいてー」とせがまれました。これも結局は子供のためで、自分のための作品づくりではないかな、どうかな、いや頼まれたわけじゃないから自分のためかな、どうだろう、天国と地獄ってなんか難しそうやな、描けるかな?
ひさしぶりに写真集を買いました。ダイアン・アーバスの「in the beginning」です。
丸善の洋書コーナーをのぞいたら何故か半額で売られていて、中の写真を見てみるとビビビっときたので購入しました。
ダイアン・アーバスといえば、あの双子の写真が表紙になっている写真集が有名でぼくも持っていますが、写真の強度がすごすぎて気軽に開けない雰囲気があります。
それにくらべて、初期の作品を集めたこのin the beginningには曖昧な部分が残されていて、ぼくはこっちのほうが好きでした。
着ていて気分が良くなるような、自分の気持ちにピタっとくる服がクローゼットにない。
上着もズボンも、ひとつくらいはそういうものがあるけど、もったいなくて着ないから、無いも同然なのです。
自分の気持ちにピタッとくる服だけを着て生きていきたいのに、毎日そうじゃない服ばかり着てるってどういうこっちゃ。
一番問題なのは、どういう服が自分の気持ちにピタッとくるのか、よくわかっていないということです。こまったもんです。
菅総理は5分でお昼ごはんを済ませると聞いて、なかなかやるなと思いました。ぼくも仕事の日は、お昼ご飯に時間をかけたくない派です。ちょうどいいタイミングで、さっと済ませたい派です。
そんなぼくのランチスタイルは、おにぎりです。塩をしっかりと効かせた、シンプルな塩おにぎり。
あとは気分でウインナーとか適当なおかずを添えます。おにぎり6、おかず4、くらいのバランスだったのが、最近はおにぎりを増量して、おにぎり8、おかず2、くらいになってきました。もはやおかず無しでも、お味噌をちょっと塗ればもうそれだけでいいと思うようになりました。
味噌ぬりスタイルは、土井善晴さんの「一汁一菜でよいという提案」からの影響です。土井さんいわく、日本人にとってお味噌は特別なモノで、DNAに刻まれており、身体が喜ぶんだそうです。たしかに、そう感じます。
朝からおにぎりなので、パンを全然食べなくなりました。するとお腹を壊さなくなりました。薄々気づいてはいたけど、やっぱりぼくは小麦が向いてなかったんだな。お米最高!
日帰りで浜松へ行ってきました。初めての浜松。新幹線の旅です。
とあるコンテンツづくりのための取材です。お昼はひつまぶしをご馳走になりました。ふっくらでおいしかったです。
朝7時の新幹線に乗るために、逆算して導き出したぼくの起床時間は朝の4時。はやすぎるくらいの早め早めが、ぼくの行動哲学なのです。急なトラブルにも対応できる、時間的ゆとりはマストなのです。
先週末は糸島で撮影があり、そのときも朝の4時起きでした。
妻と子を起こさないよう、寝室とは別の子供部屋で寝たところ、防音マットの上に布団を敷いたせいか異常に暑くて眠れず、こりゃいかん!と、途中でリビングのソファに移動したら、今度は慣れないソファの感触でまた眠れず、結局眠れないまま4時を迎えました。
いつもと違うことをするとろくなことがない、という教訓を得ました。イチロー選手が毎朝カレーしか食べなかった理由がわかりました。(ちょっと違う?)
早起き仕事は、前日からのプレッシャーがすごいので、とりあえずどちらも無事に終えることができてホッとしています。ホッ。
どんなに忙しくても、本は読んでいます。以前は、ひとつの本を読み終えてから、次の本にとりかかるという正統派読書スタイルでしたが、最近は同時に複数の本を読むスタイルになりました。
ちなみにいま読んでいるのは
たましいの場所(早川義雄)
カフカ短篇集(池内紀編訳)
銀の匙(中勘助)
新しい人の方へ(大江健三郎)
です。漱石の草枕、梶井基次郎の檸檬、カラマーゾフの兄弟も控えています。そう、ついにカラマーゾフを読む覚悟を決めたのです。
早川義雄さんの「たましいの場所」は、本当の気持ちが書かれていて良いなあ。SNSで書いたらきっと叩かれることも書いてあるけど、それが正直な気持ちだってわかるから、読んでいて心に響く。SNSなんて嘘だらけやもんね。
https://www.fujiyoshikensuke.com/
福津市の磁器作家・藤吉憲典さん(花祭窯)のウェブサイトを、5年ぶりにフルリニューアルさせていただきました。
今回のリニューアル最大のポイントは、日本語と英語のダブル表記です。海外にも多くのファンを持つ藤吉さんのウェブサイトは、以前まで日本語版と英語版でわかれていましたが、今回ひとつのウェブサイトにまとめるカタチで制作をしました。
独創的で美しい作品の魅力をジャマしないよう余計な装飾はせず、日本の美学を感じさせるウェブサイトを目指しました。写真はabcピクチャーズの赤司さんによる撮影です。
分業があたりまえの磁器制作において、藤吉さんは形づくりから絵付まで、全てひとりでされています。「一人の手で作るからこそ実現できる調和美を追求している」と藤吉さんは語っています。
分野は違えど、デザインからコーディングまですべてひとりでやっているぼくは、その言葉にとても勇気づけられるのです。ひとりでやることの弱点に目を向けるのではなく、そこを強みとして追求していこうと思います。
原稿は日本語も英語も、奥様であり花祭窯のおかみである、ゆりさんによるものです。ウェブの運用から広報まで一手に担われています。今回もありがとうございました!